胡乱鯖にはマイナーなカードゲームに興味を示す人たちがいて、
誰かが新しく面白そうなカードゲームを始めると人が集まってくる習性があります。
昨晩もそんなマイナーカードゲームの集いがあり大いに盛り上がりました。
それでは紹介していきましょう。
マイナーメジャーカードゲーム
『Blade Rondo(ブレイドロンド)』
マイナーメジャーってなんだよな?と思われるかもしれませんので
この言葉の意味するところを書くと、大前提としてBlade Rondoはマイナーなゲームです。
しかし、イエローサブマリンなどの専門店ではそれなりの売れ筋商品であり有名な方に分類されると思います。
遊戯王とかに比べるとマイナーだけど、マイナーゲームの中ではメジャーな存在だよね!くらいの意味でマイナーメジャーとしています。
Blade Rondoの特徴
このゲームの最も特徴的な所はおそらく山札が存在しないことでしょう。
いわゆるドローの要素が存在せず、ゲーム開始時に7枚のデッキ全てを手札とします。
構築とプレイング、読み合い。
その3つ。その3つだけが盤上に存在します。
それは剣のように鋭く冷たい真実をあなたにつきつけます。
『負けたのはお前のせいだ』
運による敗北だった。
そういう言い訳をこのゲームは許さないのです。
しかし、それゆえに勝利の嬉しさは何にも勝ることでしょう。
あなたが勝ったのは「構築、プレイング、読み合い」のいずれかに於いて対戦相手を打ち破ったからです。
おめでとう、あなたが勝者だ。
ルール概要
7枚の手札と2枚の共通カード、
(そして後攻が得られるボーナスカード1枚)
それらを駆使して対戦相手のライフ15点を削り切った側の勝利です。
ライフを削るためには手札から攻撃カードを使用します。
物理攻撃はあなたの攻撃力と相手の防御力の差分のダメージを与えます。
攻撃力と防御力はゲーム開始時には0点(後攻のみ攻撃力1点)から始まり、
共通カードである「呼吸法カード」によって、それぞれを強化できます。
一度使った手札は基本的にはターン終了時に手札に戻り毎ターン1度使えます。
もちろんカードゲームなので例外はいくつもあります。
強力な代わりに1度使えば使い捨てのカードや1ターンに何度も使えるカードですね。
カードはダメージを与えるだけでなく回復や打ち消しなど様々な効果をもち、そしてそれぞれにコストが設定されています。
コストはハースストーンやシャドウバースなどのような毎ターン1ずつ自動で上昇するタイプのシステムで、
コストの重いカードは初動が遅く、小回りも効きづらい代わりに驚異的な能力を持ちます。
中には「対戦相手にX点のダメージを与える。Xは対戦相手のライフに等しい」といった一撃でゲームを終わらせる高コストの使い捨てカードも存在します。
これらの派手なカードを撃つまでの間、防御に回るのか。
あるいはその防御を上回る怒涛の攻めで打ち勝つのか。
それとも打ち消しや手札破壊によってその目論みをくずすという手もあるでしょう。
強力なカードへの回答は手元のカードプールの中に必ず眠っているはずです。
(このゲームはTCGでなくトランプやドミニオンのような何が入ってるか決まっている箱を1セット買う買い切り型のゲームです)
相手の構築の癖をよみ、
時には独創的で奇抜なデッキを組み上げ、
一手二手先を意識したプレイングの立ち回りをする。
トップレベルのカードゲームの試合のように鎬を削り合う戦いの面白さを存分に詰め込んだゲームとなっています。
万人に勧めるにはこのゲームは少しばかり刺激的で苦手な人はとことん合わないと思います。
逆にハマった人は、Blade Rondoの面白さに取り憑かれること間違いなしでしょう。
めちゃくちゃシビアな対人構築ゲームを遊びたい人にオススメです。
なお、このカードゲームの基本セットにはNPCとの対戦モードもあるので
友人のいない人でも1人で遊ぶことができます。
友人をなくしそうで友人がいなくても遊べる…あまりにもキレ味 鋭いカードゲームです。
是非一度、ご体験あれ。
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