バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【#MTG 】身内マジック・リーグ プレイレポート【白黒レベル】vs【青緑見聞録】

やあ、バーチャルVtuverの豆猫さんだよ!

今回も身内環境マジック・リーグの対戦レポートシリーズだ。

 

今回紹介するマッチメイクはこちら!

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D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)とのコラボパックを中心にデッキを組んだプレイヤーと、

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時のらせんにおける白黒のレベル・クリーチャーの部族デッキとの対戦をレポートしていくよ。

(レベルとは反乱者を表すクリーチャータイプ。レベルアップのLv.とは関係ない)

 

 

まず序盤はD&D側が優秀なサボタージュ・クリーチャー(戦闘ダメージを与えた時の誘発能力を持つカードの俗称)を立て続けに出していく。

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レベル側はサボタージュ能力を使われるのを嫌って積極的に相打ちブロックを行い、互いに1対1のカード交換が続く…

 

4マナ貯まったところで、レベル側のキーカードである《アムローの偵察兵》が起動しはじめる。

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山札から直接、3コスト以下のレベルのクリーチャー・タイプを持つカードを場に出すことができるクリーチャーだ。

こいつが動き出せば手札を消費せずに次々と戦線にクリーチャーを供給できるようになる。

 

しかし、D&D側もここで切札を召喚!

モンスター図鑑の執筆者として有名なD&Dのキャラクター、ヴォーロだ!

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効果は簡単に言えば「これまで出したいないクリーチャー・タイプのクリーチャーを召喚する呪文を唱えると、そのクリーチャーは2匹出てくる」というもの。

 

これでD&D側は手札1枚からクリーチャーを2体呼び出せるようになった!

 

《ジンの風予見者》などの場に出た時の能力を持つクリーチャーなどを出しながら数を増やしていくD&D側のクリーチャー軍団。

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少しでも攻撃の手を止めようとしてレベル側は防御体制に入る。

飛行しているジンを足止めするために、アムローの偵察兵の効果で山札からレベル・カードを探して場に出す。

 

探してきたのはコレ!

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カードの真ん中に書いてある部族とはクリーチャーでないカードにクリーチャー・タイプの属性をつける特殊なカードタイプだ。

このカードはエンチャントでありクリーチャーでないが、レベルのクリーチャー・タイプを持つカードとして扱われる。

 

アムローの偵察兵の効果は3コスト以下のレベル・カードを場に出せるのでこれをサーチしてきて相手クリーチャーにつけることで戦闘を封じることができるんだね。

 

しかもレベルデッキの中にはこのカードはピン差しでなく2枚以上入っている…!

これでジンの攻撃を封じ続けるものの…

 

D&Dデッキは次々に新しいクリーチャーを展開していく。

ノール、バジリスク、巨人etc.etc.

 

その度にクリーチャーは2匹ずつ出てきてレベルの戦闘妨害では手数が足りなくなってくる。

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トドメに出てきたレアカード、《竜亀》によって、レベルのブロッカーはタップされ、(もちろん2匹出てくる)

ガラ空きのところにクリーチャーのペア軍団がフルアタックを決めたD&Dの勝利!

 

手数だけでなく戦闘妨害でもD&Dの方が1枚上手だったようだね。

 

書きたいプレイレポートが山積みなので次回はまたすぐに君たちに会えるだろう。

それじゃあ、また!

胡乱鯖マジック・リーグのプレイレポートで!

 

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【#MTG】身内マジック・リーグプレイレポート【ジェスカイ・スペル】vs【パーフェクト・ディフェンス】

やあ!

バーチャルVtuverの豆猫さんだよ!

 

今回は身内の胡乱鯖マジック・リーグのプレイレポートだ。

今回の対戦相手、SUZUKAさんは青赤白の3色で構成されたインスタントやソーサリー軸のデッキを使用するプレイヤーだ。

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魔法学校を舞台にしたストリクスヘイヴンのパックに的を絞って購入し続けたSUZUKAさんのデッキは魔法の技に長けている!

 

スペルコストを軽減するカードや、

墓地からスペルを回収するカード、

スペルに反応して誘発する魔技能力。

そう言った効果を利用して戦うコントロール寄りの完成度の高いデッキに仕上がっている。

 

対するこちらのデッキはパーフェクトディフェンス。

圧倒的な耐性を誇る堅牢な防御で生き延びながら、相手のクリーチャーをすり抜けるブロック回避能力でライフを削るデッキだ。

 

それではこの戦いがどうなるのか?

ぜひ予想しながら読んで欲しい。

 

まずは序盤。

SUZUKAさんの赤白系クリーチャーがこちらへ攻め込んでくる。

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苛烈な攻撃にこちらのライフは減らされていくが、序盤はライフをリソースとして一旦攻撃は通していく。

防御クリーチャーを並べる代わりにドローソースで手札を増やしたり複数枚のカードを見ながらデッキのキーカードを探していく。

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残りライフがいよいよ危険域に突入したところでキーカードの登場。

 

圧倒的な無敵の防御を実現するのがこのカード!

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《エネルギー・フィールド》!!

相手から飛んでくる戦闘ダメージやプレイヤーへの直接火力ダメージを全て軽減して0にする無敵のエンチャントである。

 

もちろん、流石になんのデメリットも無しで扱えるカードではない。

《エネルギー・フィールド》の使い手の墓地にカードが置かれると《エネルギー・フィールド》は生贄に捧げられ自壊する。

具体的には「クリーチャーが死亡した時」や「ソーサリーやインスタントを唱えた時」に壊れる。

また、ソーサリーなどを使うのを躊躇って手札に貯めておくとそのうち手札上限枚数を超えてしまい、枚数超過して溢れたカードを捨てると《エネルギー・フィールド》は解除される。

 

さあ、ここから反撃だ!

防御を固めたら今度は回避能力のあるクリーチャー・トークンを呼び出していく。

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プロテクション(白)を持つ騎士トークンは相手の白いクリーチャーにブロックされない。

これを並べて赤白のクリーチャーを無視して攻撃していく。

 

トークンに火力除去が飛んでくるが、「トークンはカードではない」ため、

除去されても《エネルギー・フィールド》は場を離れない。

追加の騎士トークンで更に攻め立てていつしか対戦相手のSUZUKAさんのライフは5点に!

 

あと一息!

とはいえSUZUKAさんも黙って見ているわけではない。

《副陽の接近》を唱えてライフを7点回復して体制を立て直す。

 

よし、それならこちらは飛行クリーチャーで攻めよう。

《熟考漂い変化》のエンチャントを設置!(仮名)

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このエンチャントが場にある限り、手札のクリーチャー・カードを《熟考漂い》/マルドリフターとして扱えるようになる。

(唱えるマナ・コストやステータスが熟考漂いになる。)

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これで手札に引いた序盤用の手札整え用小型地上クリーチャー達が5マナ2ドロー2/2飛行となる…!

 

航空戦力を出しつつ手札を引きながら詰めていく!

 

ドローしたカードは…マルドリフター!

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じゃあ、マルドリフターをマルドリフターとして唱えるね…!(2ドロー)

 

とはいえマルドリフターはプロテクションなどの防御能力を持っていないので対戦相手の除去を受ければ墓地に置かれることになる。

 

ここで使うのは《無傷の発現》

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プロテクション(赤)で赤いカードからクリーチャーを守る!

 

SUZUKAさん「じゃあインスタントを唱えたからエネルギー・フィールドは場を離れるんですね?」

 

それはどうかな…!

 

《無傷の発現》は反復を持っているため、墓地へは行かず追放され次のアップキープにノーコストで使用できる。

 

エネルギー・フィールドはまだ維持される…!

 

SUZUKAさん「はい、アップキープきましたよ! その反復呪文使って墓地に置いてエネルギー・フィールドは今度こそ解除ですね!!!」

 

待ちな!

反復の効果はノーコストで使っても「良い」だから任意なんだZE☆

 

唱えないことを選択した場合、反復呪文は追放されたままになる。

エネルギー・フィールド、維持!

 

SUZUKAさん「カードゲームアニメのトリッキーな青使いキャラみたいな動きを…!」

 

こちらの手札には更に《魂の基点》という全く同じ効果で1マナ重い調整版カードがある!

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下位互換だからって使えないわけじゃない!

追加のカードとしてデッキに入る可能性を秘めているんDA☆

 

SUZUKAさんはデッキの中に眠っている《副陽の接近》がある7枚目まで辿り着くことができればエネルギー・フィールドを無視して特殊勝利できそうだが、こちらの攻撃速度の方が早い!

 

更にダメ押しの《Puresteel Angel》(前回記事参照)がある!

 

敗北回避!ダメージ全軽減!

まさに! まさに無敵!

 

ここでSUZUKAさんが騎士トークンに対して《創造の発露》を撃ってくる。

 

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トークンは墓地に行かないからエネルギー・フィールドは落ちない…いや、違う!

SUZUKAさんの狙いは追加効果の5枚見る効果!

先ほど唱えて7枚目に仕込んだ《副陽の接近》を探しにいくつもりだ!

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通してはいけない!

対象に選ばれたトークンに手札から《魂の基点》でプロテクション(赤)を付与すれば…!

 

プロテクション(色)を持つカードはその色からは対象に取られることがない!

対象不適正で《創造の発露》は「立ち消え」を起こす!

正しい対象を取れない呪文は効果を発揮しないため上から5枚を見ることもできなくなる!

 

よし、手札の白い《魂の基点》でプロテクション(赤)を騎士トークンに付与…

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プロテクション(白)を持つ騎士トークンは自分の白い保護呪文の対象に取ることができない…!!!

 

《創造の発露》の効果は有効!

トークンは死亡してもエネルギーフィールドを壊すことがないのでこのターンの戦闘でこちらが負けることは無いが…

 

続く返しのSUZUKAさんのターンで《副陽の接近》の二度目のキャスト!

 

馬鹿な…!

俺は絶対に「敗北しない」紋章を作るクリーチャーがいて、受けるダメージも全軽減の完全無敵状態のはず…!!!

 

だが、しかし!

 

「勝利する」という効果は防ぐことはできない…ッ!!

 

勝ったのはSUZUKAさんの【ジェスカイ・スペル】!!

 

 

リミテッドとは思えないハイレベルな戦いに非常に興奮した一戦であった。

読みやすくするために記事からは削ったがブリンク能力や相手のカードを奪う能力での攻防など書ききれない無数の駆け引きがそこにはあった…!

 

SUZUKAさん、熱い戦いをありがとう!

 

興味深い試合があればレポートを書こうと思う。

その時まで、さようなら!

また近いうちに会おう!

 

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【#MTG】プレイレポート身内マジック・リーグ【5Cレアボム】vs【青白ミステリー】

やあ、バーチャルVtuberの豆猫さんだよ!

今回は身内のオンライン・マジック・リーグで遊んでいくよ。

大まかなルールは以下の通り。

  • 3パック開封し土地を足して30枚デッキを組む。
  • 3回負けるたびにカードパックを買い足してデッキを強化できる。
  • 禁止パックはJumpstartとTheme Boosterを除く黒枠なら何でもあり。

 

今回は非常に白熱した試合のレポートを書くのでぜひ「何でもあり」のめちゃくちゃマジック・リーグの一端に触れてみてほしい。

 

デッキ製作。

さてデッキを作るためにパックを買うわけだけど…

今回、私が購入したパックはこれ…!

 

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ミステリーブースターと言って、リミテッド用のお祭りパックになっている。

1,800種類を超えるカードがランダム封入されているため何が出るのか全然分からない。

このパックから出たカードを元に即興で組んだ青白のデッキで対戦だ。

 

対戦相手は様々なパックを剥いてレアボム・クリーチャーを全部入れるために5色にしたデッキ。

最初こそ「良いカードがまとまっていない」ゆえに構築された5色デッキは敗北を重ねてカードプールを拡張し今では「パックから向いたどのレアでも採用できるし、なんならレアが二色土地とかでも当たり」という強力な拡張性を持つデッキになっている。

 

そんなパックのレア全部載せられる5色デッキとのプレイを見ていこう!

 

序盤は互いに静かな立ち上がり。

タップインの2色土地や色を問わない基本土地のサーチ効果で色を揃えていく5色デッキ。

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対する私の青白も序盤は濾過能力で手札の質を高めながらゆったりとスタート。

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色が揃ってきた対戦相手のサマさんが繰り出してきたのは《創造の座、オムナス》

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…ズルいぞ、サマさん! それは禁止カードのはず!

サマさんのサマはイカサマのサマか~?

 

例え構築戦で禁止されたことのあるカードであっても、パックから引き当てたなら使える!

それがマジック・リーグの掟!

 

ならこちらも禁断のカードで対抗するしかない!

来い《純鋼の天使》(仮名)!

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これはミステリーブースターからのみ出てくる開発部プレイテストカード!

 

英語版のみ存在し、日本語版はないので仮訳。

 

飛行 破壊不能


Puresteel Angelが戦場に出たとき、すべての有色アーティファクトを追放する。

Puresteel Angelがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは紋章を得る。その紋章は「あなたがこのゲームに敗北する場合、代わりにあなたのライフは20になり、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直し、あなたはすべての毒カウンターを失い、あなたはこの紋章を失う。」を持つ。


構築戦では使用できない。

MTG開発チームが試している過程のカードが遊べてしまうんだ!

(当然ながら構築戦では使えません)

例え構築戦で使用できないカードであっても、パックから引き当てたなら使える!

 

こいつはアーティファクトにまみれた世界ミラディンと侵略次元ファイレクシアの戦いに関わるテストカード。

現実に売られたパックではミラディンは敗北し、ファイレクシアに侵されたが…

このプレイテストカードではミラディン側のPuresteel製の強力な機械天使が描かれている。

 

は?

描かれてない? 心の目で見るんだよ。

開発チームの手書きイラストの奥にあるイメージを読み取るんだ。

 

その効果は強力な「敗北回避」能力。

まさに負けつつあるミラディンの逆転勝利を描くには完璧なカードだね!

でもこのカードは発売されず、ミラディンはファイレクシア汚染されたんだよ…

 

さあ!サマさん!

私と構築戦禁止カードバトルだ!

破壊不能の天使、倒せるものなら倒して見せろ!

 

「じゃあ、破壊せずに追放で…」

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あああああ!!!!

紋章を得る前に倒されてしまった。

 

これでゲームは一気に傾いた。

追撃するように出てきた 《残虐の執政官》によってこちらの敗北は秒読みといった感じだ。

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なんとかなれ〜!! ドロー!!

 

なんとかなった。

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召し上げにより金が2票。

オムナスと執政官のコントロールを得ることに成功する。

 

*ここルールミス。

パクれるのはどちらかだけ。

ミステリーブースターのカード、実際に握ってるのは英語版なので効果まちがえました。

 

貴様の禁止カード、金で買ったぞ!

 

返しのサマさんのターン、飛んできたのは除去カード!

 

残虐の執政官が破壊されるもまだこちらにはオムナスが!

土地を伸ばして失ったライフを回復していく。

 

この長期戦、制するのはどちらか!

 

決め手となったのは多色のレアカード《悪魔の達人、チェイナー》

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能力によって先ほど破壊された《残虐の執政官》を墓地から呼び戻し速攻を付与!

 

執政官が場に出た時と攻撃時の能力で禁止カード、オムナスは失われ私は敗北した。

 

パックを剥いただけで遊べる初心者向けデッキから、上級者向け禁止カード合戦まで!

 

幅広いゲームが楽しめるマジック・リーグ!

 

また面白い試合があればプレイレポートに上げるのでお楽しみに!

今週もマジック・リーグを遊び尽くそう!

 

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

【#MTG】身内マジック・リーグOct. 2nd week環境分析

こんにちは。

胡乱鯖マジック・リーグ運営です。

早いもので、胡乱鯖マジック・リーグの開始から2週間が経とうとしています。

まずは2周目の勝敗数・勝率から。

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勝率の高い顔ぶれはあまり変動していませんが、使用デッキに変化が見られてきます。

 

上位プレイヤーは3色環境

勝利数が多いプレイヤーのデッキは2色を軸にタッチカラーとして3色目の強力なカードを1〜2枚程度採用する構築が基本になってきました。

特に環境上位で見かけるのは次の3つ。

【黒緑回復+青】

【赤緑狼男+黒】

【青白変異+赤】

 

それぞれのタッチカラー採用の理由になっているパワーカードを見ていきましょう。

【黒緑回復+青】

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インスタントやソーサリーに反応して土地を手札に加えることができるカード。

順調に土地を伸ばすエンジンとしてだけでなく、デッキ内の土地を抜いていき質を上げていく役割もあり序盤に着地すると継続的にアドバンテージを稼げる優良アンコモンです。

 

【赤緑狼男+黒】

 

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『真夜中の狩り』のテーマである「ゲーム内時間の昼と夜を記録するメカニズム」に関連する1枚。

狼男たちは夜になると変身し、パワー/タフネスが大きく上昇するカードが多く存在するためデッキ全体が夜での戦いを目指しています。

夜であるなら-13/-13という破格のマイナス除去を飛ばせる強力なコモンカードです。

 

【青白変異+赤】

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変異は好きな色のマナ3点を支払いクリーチャーを裏向きに伏せて場に出すメカニズムです。

赤いアクローマも裏向きで出す分には青や白の変異クリーチャーの群れの中に混ぜて島や平地から出たマナで伏せられます。

コンボによってアクローマの変異コストを踏み倒して表面にすることで強力なプロテクションによる白や青への除去体制と戦闘性能を誇る神話レアを呼び出し、トリッキーな変異クリーチャーによって翻弄した相手を押し込み勝利を目指します。

 

2色デッキの流行

環境初期にはデッキを組むのに十分なカード枚数が足りなかったなどの理由から3色以上で組まれることも多かったのが、

上位プレイヤーを中心に2色デッキ+αの形にまとまり始め、

その他のデッキも色事故の起こりにくい2色デッキが見掛けられます。

 

今回はそんな2色デッキからリコさんの青緑デッキを紹介します。

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超強力な緑の神話レア・カード2枚を引いた強運プレイヤーのリコさん。

 

開封したパックはバラバラでレンと七番はイニストラード次元、

タラスクはD&Dコラボ、

複数の選択はストリクスヘイヴン、

妨害工作員は統率者レジェンズから…!

 

2枚のパワフルグリーンカードを確実に手札に持ってくるために青のドロー呪文やルーティング(引いて捨てる)能力によってデッキを回していくコンセプトの2色デッキになっています。

 

全体の流れとして2色やタッチカラーとして少数を採用した3色デッキというのが主流になりつつあります。

 

一方で「5色5マナの神話レアカード」をパックから引き、そこに向けてデッキを固めた5cデッキへの挑戦者も出始めています。

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明日から始まる胡乱鯖マジック・リーグ3rd weekではどのようなデッキが出てくるのか?

来週もぜひ読みにきてくださいね!

それではまた来週!

 

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

【#MTG】身内マジック・リーグ、デッキ紹介【トリコロール】

やあ、バーチャルVtuverの豆猫さんだよ。

身内マジック・リーグ第1週の成績が出たので自信を持ってデッキを紹介するよ。

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今回、好成績を残したデッキは青赤白、いわゆるトリコロール・カラーの3色デッキだ。

 

このデッキを構成するパックは2つ。

『時のらせんリマスター』と『タルキール龍紀伝』。

 

時間をテーマとする2つのパックの混合デッキだ。

 

なぜこの2つのパックを混合したのか?

その理由は「変異」にある。

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変異は20年近く前に登場したMTGの古いメカニズムだ。

過去・時間をテーマとするパックで扱うにふさわしいね。

 

変異を持つクリーチャーは全て「このクリーチャーをウラ向きで伏せて3マナ2/2のクリーチャーとして扱ってよい」という効果を持つ。

そしてそれぞれの変異クリーチャーは固有の変異コストを支払うことでオモテ向きにすることができる。

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更に『タルキール龍紀伝』には変異の亜種メカニズムの大変異が収録されている。

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こちらも3マナで伏せることのできるクリーチャー・カードなので対戦相手はウラ向きで出てきたカードが『時のらせん』の変異クリーチャーなのか、『タルキール龍紀伝』の大変異クリーチャーなのかを区別することができない。

 

これらの変異クリーチャーで対戦相手の思考をかき乱しながら戦いつつ、

時にブリンク呪文で変異コストを踏み倒したり、セルフバウンスで自身の表向きの変異を回収しながら別の変異を伏せなおしてみたり…。

 

とにかくトリッキーに戦えるように構築してある。

 

その上、待機や瞬速といったクリーチャー呪文のタイミングをずらす能力を持つクリーチャーが余計に対戦相手の思考リソースに負荷をかけていく。

 

立っているマナは瞬速のために構えているのか?

あるいは変異コストのため?

単にアクションを取れずにブラフを構えているのか?

 

そういった駆け引きが相手の攻め手を咎め時間を稼げば待機呪文の時間カウンターを取り除くのに十分な時間が経ち、強固な盤面を構成できるようになる。

 

『時のらせん』の変異クリーチャーと、『タルキール龍紀伝』の大変異クリーチャーを混ぜた現在のデッキ構築を私はかなり気に入っている。

 

もし、次に3敗したらまた変異クリーチャーの収録されているパックを買ってみたい。

複数の変異クリーチャーを使い分け、本命の切札《憤怒の天使アクローマ》を除去から守りながら立ち回るのは実に楽しいプレイ体験と1週目の高い勝率を与えてくれた。

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とはいえ、本番はここから。

手元の変異クリーチャーの傾向がバレ始めてからが変異デッキの真価が問われてくるところだ。

2週目のプレイでどれだけ勝率を維持できるか、今週も楽しみながら頑張りたいね。

 

【#MTG】身内マジック・リーグOct.1stWeek環境分析

胡乱鯖マジック・リーグ運営です。

胡乱鯖マジック・リーグが始まり1週間が経とうとしています。

シールド戦に比べて使えるパック数が遥かに少ない3パックから始まり、

3回負けるたびにカードプールに1パックを加えていけるマジック・リーグ。

新しく開けたパックによってカードプール内の色の偏りが大きくずれて、

デッキのアーキタイプが変わっていくのも興味深いポイント。

 

今回は上位層のプレイヤーを中心にデッキカラーの変化を見ていきましょう。

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有効な勝率の中で最も高いのは、SUZUKAさんの57.7%

ほぼ僅差でそれに続くのが、

ポスカルさんの57.1%です。

 

今回はこの2人のデッキの変遷からメタゲームを分析してみましょう。

 

まずはSUZUKAさんのデッキから見ていきましょう。

メインパックは『ストリクスヘイヴン:魔法学院』

このパックの特徴は「強力な魔導図書館の蔵書」という設定で過去や未来の強力なインスタント・ソーサリーが特殊イラストで出てくることがある、というミスティカル・アーカイブ枠のカードが存在することです。

 

リーグ序盤のSUZUKAさんのデッキはこのミスティカル・アーカイブ枠の呪文を搭載した特殊勝利デッキでした。

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このデッキに負けると「特殊勝利」ということもあり、非常に記憶に強く残るのでいつも勝ってるイメージがありましたが、データで見ると勝率は真っ当な範囲に収まっていました。

 

メタゲーム、環境が早く成っていくにつれ7マナアクションは少し重たい動きになり、序盤中盤を固めるカードなしで特殊勝利呪文を唱えることは難しいという判断からか、SUZUKAさんのデッキは色を変え「ライフ回復ミッドレンジ」へと姿を変えていきます。

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与えたダメージ分のライフを回復する絆魂を持つクリーチャーとライフ回復を参照するカードによるデッキ単位でのまとまりを優先した結果、

あえてレアカードには頼らずバランスの取れたコモン・アンコモンの低レアで構築した形になります。

 

勝利時のインパクトこそ減りましたがコンバット・トリック(戦闘に介入する呪文)などを使った動きが増えて、全体的にどっしりとした安定感を見せる横綱相撲の太いデッキになったように感じました。

 

もうひとりの高勝率保持者、ポスカルさんのデッキ変化も見てみましょう。

 

メインパックは『イニストラード:真夜中の狩り』

環境初期のアーキタイプは【エスパーゾンビ】、フラッシュバックや降霊を中心とした墓地から使えるカードでアドバンテージを稼いでいく低速ゾンビデッキになっていました。

 

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余った赤と緑のカードで組まれたサブデッキとして【グルール狼男】もありましたが、メインはエスパー墓地利用の方から始まりました。

 

しかしパックを買い足していく内に赤緑のカードプールが増えて狼男は徐々に形になって行きます。

昨夜の時点で伝説の狼男を入手していたので2週目のデッキは狼男が主体になってもおかしくないと睨んでいます。

 

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全体的な傾向として前のめりな攻撃的なデッキが増え、それを受けつつ戦えるミッドレンジが環境上位になってきている…と見ることができるかもしれません。

 

環境で見かける攻撃的な1マナクリーチャー↓

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マジック・リーグでは敗北数での追加パック・ボーナス以外にも、

1週間ごとのログイン・ボーナスとして追加パックが出てきます。

増えてくるであろうミッドレンジ・デッキに対してまたメタゲームが回転して新たなアーキタイプが出てくることを胡乱鯖マジック・リーグ運営も楽しみにしています。

それではまた来週のプレイレポートで会いましょう!

【#MTG】身内マジック・リーグ緊急禁止制限告知続報

2021年10月3日 緊急禁止制限告知

 

告知日:2021年10月3日

胡乱鯖マジック・リーグ

 『ゼンディカーの夜明け』 制限

発効日:2021年10月3日


2021年9月29日から始まった身内イベント『胡乱鯖マジック・リーグ』。

前回の禁止改訂からわずか2日ですが『胡乱鯖マジック・リーグ』では新たな制限を設けます。

まず本運営の理念として特定のプレイヤーやカードを禁止することは避けたいと考えています。

しかし《遺跡ガニ》を中心とした山札破壊デッキは環境に大きな影響を与え、不健全なゲームを生み出しています。

我々が最初に検討したのは《遺跡ガニ》を禁止することです。

しかし、それは問題の根本的な解決にはなりません。《遺跡ガニ》が特に強力なパワーカードであるというだけで『ゼンディカーの夜明け』には青黒を中心にデッキ破壊を目指すドラフト・アーキタイプが存在します。それはつまり『ゼンディカーの夜明け』を開封すれば高確率でデッキ破壊のアーキタイプが生まれてしまうことを避けられないということでもあります。

デッキ枚数30枚のマジック・リーグにおいてデッキ破壊の重みは通常のマジックに比べて非常に重いものであり、コモンにも多くのデッキ破壊カードが存在する『ゼンディカーの夜明け』は遺跡ガニを除いてもなお脅威です。

そこで『ゼンディカーの夜明け』を禁止することも考えましたが、事前にインターネット通販で『ゼンディカーの夜明け』を通販していた参加者もいることから、禁止するのはやりすぎという意見も出ました。そこで我々、胡乱鯖マジック・リーグ運営は基本に立ち返ることにしました。

そもそも豆猫さんというデッキビルダーとゼンディカーの夜明けが根本的に相性が良すぎるのではないか?というのが問題の発端であり、ライブラリーアウトや遺跡ガニといった問題は表面上の問題にすぎません。

そこで、今回は特殊な制限措置を取ることにしました。これからも「デッキ破壊アーキタイプを作らない」という紳士協定の下で『ゼンディカーの夜明け』を購入することは許可されます。ただし、プレイヤー《ゼンディカーを愛するもの、豆にゃあ》のみ『ゼンディカーの夜明け』を購入してマジック・リーグで扱う権利は永久に剝奪されるものとします。

 

今後とも胡乱鯖マジック・リーグのプレイレポートをよろしくお願いします。