バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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胡乱なカードゲームばっかりしていたらデッキが送られてきた話2022正月編その2

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前回の記事でデュエマを送ってくれた方が一緒に同封してくださったカードゲームの話もしていきましょう。

 

あのアニプレックスがバックについた新興カードゲーム、ビルディバイド。

その構築済みデッキ第一弾です!

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ビルディバイドTCG スターティングデッキVol.1 漆黒に嗤う魔女

 

一緒に送られてきたデュエマと比べた時に(どちらの方がより良いとかでなく)デュエマをベースにしているゲームだなぁと感じました。

 

遊んでる間ずっとナディヤのことハルカスって呼んでたしね。

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というわけでデュエマをプレイしてて気になった部分と、

ビルディバイドが後発のゲームとしてその部分のアプローチをどう変えているかを書いていこうと思います。

 

 デュエマを遊んでいて気になった点①

「マリガンがない」

 

これは良いところであり悪いところでもあるんですがデュエマにはマリガンがありません。

一方でビルディバイドはフリーマリガンが1回あります。

切札であるエースカードの存在を重視しているカードゲームのため、

エースが引けなくて負ける試合を少しでも減らすためにマリガンがあるのは良いことだと思います。

 

デュエマを遊んでいて気になった点②

「1ターン目が静か」

 

「先行もらいます。マナチャージしてエンド」

「ターンもらいます。マナチャージしてエンド」

 

こういう光景はデュエマを少し遊んでみた 中でそう珍しくなく時には2ターン目も同じやりとりで進んでいきます。

 

この部分をビルディバイドでは「じゃあもうそのターン、やったことにした方がよくない?」というアプローチでゲームをデザインしました。

 

具体的にいうとゲームの準備として試合開始前にデッキの上から2枚をマナゾーン(エナジー)に置きます。

 

これによりゲームのテンポ感が良くなっていると感じました。

このゲーム5マナ目からが本番って感じのゲームなので開き直って2ターン飛ばしたかところから始まるの凄く良い調整だと思います。

 

デュエマで気になった点③

「思ったより殴り合わない」

 

現代デュエマのセオリーとして序盤から殴ることはまずないそうです。

 これはデュエマが「ピンチをチャンスにするゲームデザイン」にしようとして、攻撃された側の手札が増えるシステムになっていることによります。

 

それによりギリギリまで攻撃せずに、盤面に致死打点6点以上を並べてから殺しに行く方が、対戦相手に手札を与えなくて済むというプレイングがよしとされます。

 

ここをビルディバイドは2つの要素で覆しています。

 

1つ目、シールド枚数が極端に多い。

デュエマにおけるシールドがビルディバイドでは2倍の枚数に増えています。

これにより「致死打点を並べるのを待つ」よりは積極的に殴らないとゲームが終わらないとプレイヤーに思わせて前のめりなゲームを生み出しています。

 

加えて「シールドは破られたら墓地に行く」とすることで、

殴ることが不利になる要素を排除して殴りプレイを奨励するデザインで作られています。

 

そして、2倍に増えたシールドはシールドトリガーによる逆転を演出しやすくなる利点もあり、遊んでいて最後までどちらが勝つか直ぐにはわからないハラハラした楽しさがあります。

 

一方で10枚のシールドは不利な側が破るには多すぎるようにも思えます。

この悩みへビルディバイドは「バスター」という逆シールドトリガーの存在によってアプローチします。

 

具体的には攻撃されて墓地に落ちたシールドがバスターアイコンを持つ場合、攻撃されたプレイヤーは追加で1枚シールドを割られます。

 

極論を言えば相手のシールドが10枚あってもバスターが10枚そこに埋まっていればワンパンで勝てるため、最後まで逆転勝利の可能性は眠っているのです。

 

そしてバスターカードは手札に来て使う場合には非常に強力なカードである場合が多く、デッキの何割をバスターカードにするかという構築の楽しみもあります。

 

デュエマで気になった点④

「インスタントがない」

 

これは自分がMTG遊戯王を経験しているせいで相手ターンに行動できるインスタントや罠・速攻魔法・手札誘発の存在に慣れているからかもしれませんが、

デュエマにはソーサリー呪文がほとんどでインスタントはありません。

 

一方でビルディバイドにはQuickというインスタントがあります。

これにより、対戦相手が何もせずにターンを回してきた時に、それが事故なのか何かを構えているのかという読み合いが発生し得ます。

一概にどちらが良いということはありませんが自分はインスタントのあるゲームの方が好みです。

 

 

以上、デュエマと同系統ながらデュエマと差別化するポイントをいくつも作ってプレイ感覚を変えていると感じた部分を書き連ねてみました。

 

(他にも全員がスピードアタッカーとブロッカーを持つこと、デッキが無くなった時の処理なんかも大きな違いとしてありますが今回は割愛)

 

最後にデュエマ関係でないアピールポイントとして、バックにアニプレックスがついていることの意義も紹介しておきましょう。

 

魔法少女まどかマギカ鬼滅の刃と言った有名アニメとのタイアップブースターも発売が決定していて…

おそらくこの流れはこれからも続いていくと思います。

 

あなたの好きなアニメがいつかコラボするのを見越して、今からビルディバイドに手を出してみませんか?

 

…そうそう。

ビルディバイドもデュエマ同様にアニメ放送がありますのでそちらも気が向いたら見てください。

キャラクターがカッコ可愛いですよ。

 

そんなわけで本年はデュエマに引き続きビルディバイドと、Not泡沫カードゲームの紹介でのスタートになりましたね。

 

あなたも是非、ビルディバイドについて調べてみてください。

泡沫系と違ってかなりしっかりとしててアニプレックスの強さを感じますよ。

 

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前回の記事

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胡乱なカードゲームばっかりしていたらデッキが送られてきた話2022正月編

 

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あけましておめでとうございます。

仕事の体制変更と書籍化に伴いスケジュールを取りづらく、2022年の行進はまばらになってしまうと思うのですが今年もカードゲーマー、本読み、映画ファン、そしてなによりTRPGプレイヤーとして活動していこうと思います。

 

さて、泡沫カードゲームレビュアーだの胡乱カードゲームブロガーだの言われたい放題の私ともなると、読者の皆さんからカードゲームが送られてくることがあります。

昨年12月にもそう言ったカードゲーム送付のお知らせがありまして…

 

「豆猫さん、遊んでもらいたいカードゲームがあるんで送ってもいいですか?」

「良いですよ、遊んだら可能な限りレビュー記事をあげますね」

 

…一体どんな胡散臭いカードゲームが届くのでしょう?

 

そういうわけで年末に届いた2つのカードゲームの構築済みデッキ

そのひとつが、こちら…!!!

 

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デュエル・マスターズ スタートデッキ ハイドのディスペクター

 

 

超有名カードゲームで草。

 

あれか?

ゲテモノ食いながら「独特の味わいがあり、一度はご賞味いただきたい」って雑誌に書いてるコラムニストに高い牛肉送りつけるみたいなものか…?

 

でもなぁ…デュエマかぁ…

デュエマからは自分ちょっと離れてるんですよね。

 

子どもの時に遊んで、その後なんどかタイミングを見てかじったことはあるし、デュエマ で稼がせて貰ったこともあるんですが…

ある理由でデュエマはなかなかしっかりとは遊んでなくて…

 

その理由のわかりやすいエピソードがこちら↓

 

Kさん「このデッキの動きとか多分好みに合うと思うんですけどどうですか?」

 

自分「動きは面白そうなんだけどジョーカーズってカード群の絵柄と名前が絶望的に好みじゃないです」

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Rさん「ジョーカーズが大好きな俺、泣いちゃった」

 

 

こう、なんてゆうのかな。

自分の知ってるデュエマはもう少しカッコよかったんですよ。

カードパワーは今とは比べ物にならなくても《青銅の鎧》と書いてブロンズアーム・トライブって読ませる獣人とか…《アクア・ハルカス》とかさぁ…

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ああいうのが好きだったんですよね。

最近のデュエマ(*注*豆猫さんはデュエマの最近に詳しくないので10年近く前のデュエマを指している)って、

なんかカードの名前とか絵柄が好みじゃないからあんまりやりたくないんだよなぁ…

 

まあ、もらった構築済みは開けて遊びますけど。

 

 

Rさん「で、結局スターターどうでしたか?」

 

自分「私の好きなデュエマだった…」

 

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そう、リメイクである。

懐かしのカードたちがリメイクされまくっている。

本当の「最近のデュエマ」は大リメイク祭りなのである。

 

ストーリー上の敵であるディスペクターは「古いクリーチャーのリメイクカード」を生贄に捧げて「昔のクリーチャー複数体をごちゃまぜ合体したキメラリメイクカード」を切札として叩きつける。

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味方側は「ここ数年のデュエマのクリーチャー」が「昔のクリーチャーの力を借りてパワーアップした特別な進化をする」という形で新旧のカードのコラボリメイクがされている。

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リメイクカードの世代が幅広いため「昔やってたけどやめた人」がいつ頃やめたんだとしても何がしかのカードはビビッとくる感じのラインナップになっているんじゃないだろうか?

 

あの頃のように新しい仲間とデュエマで遊んでみる。

それにうってつけの時期が今なのかもしれない。

 

君もキングマスター スタートデッキ「ハイドのディスペクターNEXT」を買って、今年からまた昔のようにデュエマスタートしてみないか?

 

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【お知らせ】更新頻度低下予定について

いつも本ブログを読んでくださる皆さま、ありがとうございます。

 

今回は大事なお知らせがあります。

本ブログでは様々なカードゲームや映画、小説のレビューなどの記事を投稿してきましたが、仕事の体制が来年から変わることや家庭の事情により、満足に時間を取ることができなくなりそうです。

 

特に泡沫カードゲームや胡乱なカードゲームについてのレビューは、知ったかでなく実際に触って遊んだ上で記事を書きたいという重いが強くあり、

プレイできる時間が減ることで来年は行進ペースが大きく落ちる懸念があります。

 

特に誕生日と書籍化デビュー記念ということでカードゲームを送ってくださった方々、

レビュー記事が出ることを期待されてのことだと重々承知していますが、

それらについてもプレイする時間を取れないうちは記事にすることができないためお待たせしてしまうと思います。

 

頂いたカードゲームのレビューは遅くなりますが必ずするつもりでいるので、しばらくお待ちください。


それでは皆さま、2021年はありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。

 

【#FDR】Amazonで中国語版だけ扱ってる謎のカードゲーム『断片凶雨』で遊んでみた【フラグメントディグレイン】

やあ、泡沫カードゲームレビュアーの豆猫さんだよ!

 

たまに「豆猫さんはどうやって胡乱なカードゲームを見つけてくるんですか?」と聞かれることがあるんだけど、実際のところ私は胡乱なカードゲームを探すために何の努力もしていない。

いや、本当だよ?

 

私くらいになると胡乱なカードゲームとの出会いは向こうからやってくる。

私が胡乱なDiscord鯖で誕生日を過ごしているとスポンサーからのメンションが飛んできた。

 

「このカードゲーム知ってる?」

「知らない」

 

私は泡沫カードゲーム博士ではないので知らないゲームなど世の中にいくらでもあるんだよなあ。

 

誕生日に突然、ぜんぜん有名どころじゃないカードゲームについて聞かれても分からないことくらいある。

 

とはいえ、私は文明の利器スマートホンを扱える人類なので即座にネットで検索した。

 

…怪しい。

怪しすぎる。

 

このゲーム…なぜか、Amazonで中国語版だけが取り扱われている。

その名も『断片凶雨』

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断片狂雨 中国語版 30パック入りボックス

 

流石にいかに私が泡沫カードゲームレビュアーとはいえ、中国語版しかないカードゲームに手を出す気は…あっ、これ日本語版あるんだ。

 

…日本語版があるのに中国語版しかAmazonで扱ってないの、余計に怪しくない?

 

はい。はい。この話はこれでお終い。

怪しいゲームには手を出さない!

さよなら断片凶雨 ノシ

…となるようなら私は泡沫カードゲームレビュアーだの胡乱カードゲームブロガーだの呼ばれていない。

 

SNSを通して運営さんと少しお話ししたり情報収集した結果、思ったより怪しくないことがわかったので購入に踏み切ることにしました。

 

…というわけで手に入れたのがこちらになります。

 

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断片凶雨、日本語名『フラグメントディグレイン』の構築済みデッキ(2個入りセット)、『ブレイジングアサルト』です。

 

スポンサーの方と実際に購入してオンライン対戦をしてみたのでこのゲームの特徴的なポイントに触れながらレビューしていきましょう。

 

個性的なポイント

「ヘクスマップ(六角形ボード)」

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今まで色々なカードゲームに触れてきましたが、フィールドに六角形のボードを使用するカードゲームは初めてだったのでここが一番の特徴だと思います。

 

いわゆるヘクスマップですね。

初めてなのに「いわゆる」っていう表現を使うのも変ですが、

こう言った六角形ボードを使うゲーム自体はTRPGボードゲームでは割とある感じです。

なので、通称として「ヘクスマップ」という用語も定着しているのですが、

カードゲーム+ヘクスマップという形式はかなり珍しいと思います。

 

六角形ボードを組み合わせてヘクスマップのフィールドを作り、初期位置にリーダーカードを置いたらゲーム開始!

 

リーダーカード的なものがあるカードゲームは、最近では割とよく見かけますね。

似たようなデッキアーキタイプでもリーダー次第でデッキの方向性に変化をつけられたり、お気に入りの相棒を見つけたりと、基本的には良いデザインに繋がることが多いので割と好きです。

(ただ、大会環境を見据えると強いリーダーばかり見かけることになって飽きが早いというリスクもあるとは思います。この点に対して断片凶雨:フラグメントディグレインは黙認してるわけではないのも好印象です。)

 

プレイヤーは自分のターンにカードを2枚まで『使う』ことができます。

カードの使い方は大きく分けて2種類。

「表側で六角形ボードに置くか」

「裏向きで六角形ボードに伏せるか」です。

 

この六角形ボード、フラグメントディグレインのルールではゲートという名前がついているんですが専門用語ばかり使うとファルシのルシがコクーンでパージになるので、敢えて六角形ボードと呼ばせてもらいます。

 

六角形ボードに表側で置いたカードを使い相手リーダーのHPを0にすることを目指します。

戦闘ユニットのカードは同じく戦闘ユニットのカードで攻撃し戦わせることができるので、

自軍リーダーを攻撃してきそうなユニットを撃破しつつ、隙あらば相手リーダーへ攻撃していくというのが、断片凶雨:フラグメントディグレインの基本的な遊び方になります。

 

遊戯王MTG、デュエマなどのカードゲームと大きく違うところは六角形ボードの存在により「攻撃範囲」や「移動」の概念が存在することです。

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テキストボックスの右にヘクスマップが書いてあります。▲マークの位置にこのカードがある時、攻撃できるマスが黒く塗りつぶされています。

このカードの場合は周囲1マスのどこかを攻撃できると言うわけです。

 

すべてのカードは自分のターンに「1マス移動」させることができるので、

じわじわと相手リーダーに迫りながら攻撃していくゲームというわけですね。

うーん、この感じだとかなりまったりしたゲーム進行になりそう。

 

…そんな風に思っていた時期が私にもありました。

 

サクサク逆転orじっくり思考

 

このゲームの一般的な遊び方は、

サルトルールイグニッションルールの2種類があります。

 

このうち「まったりしたゲーム進行」になるのは後者のイグニッションルールの方だけ。

 

サルトルールではゲームはスピーディにサクサク進むので10分ほどで1ゲームが終わります。

 

2つのルールの違いのひとつは六角形ボードの配置。

 

 

サルトルールでは六角形ボードの枚数が少なく戦場は狭くなっています。

そのため、相手リーダーとの距離感が近くなり激しい攻防が繰り広げられます。

またゲーム版が狭いため「隣接する周囲1マスのカードをすべて破壊する」と言ったカードは非常に影響力が大きくなりますし、

「裏向きで伏せられたこのカードのあるマスに相手カードが移動してきた時に発動し、大ダメージを与え破壊する」という地雷カードを踏む確率も非常に高いものになっています。

 

さて、このゲームではカードのコストの払い方は「フラグメント」か「手札」のカードをロスト(ゲームから追放し除外)することで支払います。

フラグメントと言うのはいわゆる墓地です。

 

例えばコスト2のユニットを場に出すなら、「手札を2枚追放する」か「手札1枚と墓地1枚を追放する」あるいは「墓地のカード2枚を追放する」ことで支払えます。

 

攻める側は手札を削ってカードを使っていくのでリソースが枯渇しやすく、

攻められている側は破壊されたカードをリソースとして返しの切札を出しやすくなるシステムと言えるでしょう。

 

そのためアサルトルールにおいてはゲームは2パターン。

攻撃側にまわったプレイヤーが速攻でゲームを終わらせるか、

終わらせきれずに返しの切札で捲られてゲーム中盤で終わるか。

長期戦になることは稀です。

 

30分〜1時間ほどで3〜5戦する遊び方に向いています。

 

もちろん大味なだけのゲームでなく、

じっくり遊びたい場合にはしっかりと時間をとってイグニッションルールで遊ぶこともできます。

 

こちらはアサルトルールに比べて六角形ボードの枚数が多く開けた地形での戦いになるため、速攻戦術は相対的に仕掛けづらくなっています。

 

またフィールドが広い分、両翼から攻められている状態では前述の「周囲1マスのカードをすべて破壊する」効果は影響を与えづらく、地雷カードも単純に侵攻ルートが増えている分、ひっかり辛くなっています。

 

じゃあ地雷カードの存在感が薄いのかと言うとそんなことはありません。

 

広いマップを進み相手側に侵入しようとするユニット…その眼前に相手が裏向きでカードを伏せてきたら…

 

うん、まあ地雷でしょうね。

迂回して先に進んでいきましょう。

 

…そう考えた時点で相手の罠にかかっているかもしれません。

次のターン、相手は裏向きのカードを表にします。

それは、まさかの戦闘ユニット…!

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断片凶雨:フラグメントディグレインはいわゆる「召喚酔いのあるゲーム」なので、場に出したばかりのカードはそのターン移動や攻撃ができません。

しかし裏向きで戦闘ユニットを伏せておけば、次のターン表にした時には召喚酔いは解けているので一気に1マス移動+2マス奥への攻撃で3マス先の自陣まで切り込んできます。

 

慌てて先程迂回させた戦闘ユニットを呼び戻して、この槍兵を討ち取ろうにも、迂回した分すぐには追いつけません。

 

…と、このように使いづらい地雷カードを使わずとも存在すること自体が駆け引きの材料になりますし、

それを見越して敢えて地雷をいれるのもアリです。

(地雷カードの火力は非常に高いため高コストユニットでも踏めば耐えられないことが多いのです)

 

地雷を使うか使わないのか?

使わなくともあるフリをして揺さぶるか、あるいはそれを読んで戦うのか…

 

サルトルールとは一転して奥深い戦いがそこにはあります。

じっくりと考えを巡らし長期戦に挑みましょう。


どちらのルールも遊んでいて面白くなかなか癖になるプレイ感がありました。

Amazonにて日本語版がリリースされましたら是非遊んでみて欲しいと思います。


【#VRC】バーチャルTRPG体験会を見てきた話

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やあ、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんだよ!


存在しないVtuverの真似事をしながらブログを書く「バーチャルVtuver」として活動していた私だけど、ある日突然スポンサーから送りつけられてきた不思議なヘッドセットを手に入れてからVRC(ぶいあーるチャット)の世界に足を踏み入れることに!

バーチャルが頭に1つ増えて、これから私どうなっちゃうの~~!?

↓ ↓ ↓

 

みたいなバーチャルバーチャルVtuver生活にもだんだんと馴染んできたところで、

知り合いの紹介で、VRTRPGの存在を知ったのです!

 

VRC(ぶいあーるチャット)の世界でTRPGを…?

 

そういうわけでバーチャルTRPGの布教をしているフォース(集会)に参加しはじめました。

今回はそんなバーチャルTRPGの初心者卓を見学したのでレポートしていきます。

 

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今回、遊ばれていたシステムはTRPGの最も古典的な有名作品『ダンジョンズ&ドラゴンズ』!


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戦士系が2人と探索役のローグ、そして魔法使いの5人パーティ。

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《君たちは酒場で出会った》


酒場風の室内で軽くレクチャーを受けてプレイ開始!


今回は5人中3人がバーチャルTRPGどころかTRPGが初めてとのこと。


これには結構驚かされましたね。

バーチャルTRPGって、TRPGのオタクとVRCのオタクのベン図が重なってるごく一部の人たちの趣味としてじわじわ広がっているものなのかなぁ…と思っていたのですが、実際にはこうして「VRチャットは慣れているけど、TRPGは知らない」みたいな人がTRPGに触れるキッカケになる…というのは目から鱗


キャラクターシートを身長よりも大きく拡大してステータスを確認したり、シートをシュッと縮小して持ち運ぶところ、めちゃくちゃVRだなあって感じ。

(そもそも普通のTRPGはキャラシ持って、部屋の中を歩き回ったりしないが?)


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親の顔より 見てたと言う人も多いであろうマップの橋を渡るところで、ゴブリンの集団に襲われるエルフの少女と遭遇し、戦闘へ…


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《群がるゴブリン》



VRダイスを振って判定…!

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コロナ禍に入って久しく、なかなかサイコロを振ることも減ってダイスbotの表示を見るだけになりましたが、

やはり手でとってサイコロを投げるという経験から得られる味わいは独特のもので、VRでもその感覚は味わえます。

(オフセよりもサイコロだいぶデカいけど)



ゴブリンの群れを倒した先、シナリオがどうなるのか…

それはこれからVRTRPGフォースの体験卓に参加される方のために伏せておきますが、

今回の初心者卓ではクリティカルや高い出目が乱舞し、初心者パーティがダイス目無双。

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《クリティカル・ヒット》


なんとボスまでノーダメージで通過します!


ボス戦では自ら囮役を買って出たローグのキャラクターがボスの炎攻撃のダメージを半減する判定に成功し、HP1点でなんとか耐えます。


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《ドラゴンの火》


これを回復するクレリックの出目も高く、ローグのHPが全回復。


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《マジック・ミサイル》


魔法使いの放つマジック・ミサイルがボスのHPを1点まで削りファイターのトドメでボスに勝利し大団円。


見ていてとても気持ちがよかったです。

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ダイスの女神に愛された5人とGM(左端)に拍手!!



さて、VR-TRPGですが…

オフセともオンセとも違うし、

LARPとも違う不思議な体験ができるTRPGの新たなフロンティアだと感じました!


自分のように見学などについてきた人たちを合わせてたくさんの方々が集まったVRTRPGフォース定例会。

開催は毎月10の倍数日です。

気になる方は主催のTwitterをチェックしてみてください!


GMするハードルさえ越えられればとても楽しそうですね。バーチャルTRPG

とはいえ、GMするの大変そ〜う!というのが初見の感想でした。


…でした、が。

主催の方が開発中のGMスターターキットがそのうち世に出ればぐんとバーチャルTRPGのハードルは軽くなるんじゃないかという楽観的な希望も見えてきました。


この記事を読んだVRCユーザーでTRGGに興味のある人。

あるいはTRPGプレイヤーでVRC初めたての人…

直近の10日、20日、30日の夜に予定を空けてみてはいかがでしょう?

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VR-TRPGフォースの仲間が君を待つ!


↓うどんとふ主催ツイート↓

https://twitter.com/torgtaitai/status/1356547448685035520?s=21

 

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【#ポケカ】ポケモンカード『スタートデッキ100』のすゝめ

どうも、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんです。

いつもブログで変なカードゲームの話題とかを扱っているせいで、

泡沫カードゲームレビュアーだの胡乱カードゲーム界隈だの呼ばれている私ですが…

 

今回は普通に大人気カードゲームのプレイレポートです。

 

今日、紹介したい商品はこちら…ポケカスタートデッキ100』です。

 

 

こちらの商品はいわゆる「構築済みデッキ」となっていて、開けてそのまま遊べます。

ただ、かなり珍しい点として「収録されているカードがランダム」という仕様になっています。

 

100種類の構築済みデッキの中からランダムにどれかひとつが入っています。

 

こういう「スタートデッキ」系の商品の難点として「同時期に始めた友人とデッキが被ってると気分が萎える」という弊害があるのですが、ポケカはその辺をかなりボカそうと大量に500円スターターとかを作っていたりするんですが…

 

その中でも群を抜いた100種類のスターターという売り文句には驚かされます。

実際に仲間内で買って遊んでみたところ誰一人デッキが被ることなく遊べました。

 

というわけで『スターターデッキ100』を触ってみた感想について普段、泡沫カードゲームや胡乱カードゲームを触っている立場から書いていきたいと思います。

 

なお今回の感想はあくまで通し番号43番のデッキを引いたポケカ初心者のものになりますので、あなたが同じ商品を買っても全然違ったり、いわゆる「環境」と呼ばれるようなガチ勢の中でのポケカ観とは違ったもになると思われます。

 

あくまで「ポケカの骨子」の部分について泡沫・胡乱カードゲーマーの視点で見た新鮮さや驚きについてのメモとなります。

 

それでは、語っていきましょう。

 

スタートデッキ100のここが凄い

種類数が凄い

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さっきも書いたけどデッキの種類数がべらぼうに多いのが良いですね。

友達と買って同じくらいのパワーレベルのデッキでわいわい遊べるキットとして切札の被りが無いって言うのはめちゃくちゃ良いと思います。

「みんなと違う自分の手に入れたデッキ」に愛着を持ちやすいのが高評価です。

泡沫カードゲームや胡乱カードゲームなんかを触っていると構築済みデッキの選択肢が狭く、どうしても複数人で始めるとデッキが被ってしまうんですよね。

これが滅多におこらないというだけで非常に好感が持てます。

適度な再現性

カードゲームにおける「再現性」って高いほどいいとか低いほどいいというものではなくて高い場合の利点と低い場合の利点があるわけですけど、このゲームの再現性はさすが天下の大人気カードゲームのスターターといったところ。

よく言われる「ポケカはドローが凄い」というのがスタートデッキにも特に渋ることなくポンポンと投入されています。

 

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他のゲーム視点で狂ったドローソースやサーチカードが「基本のインフラ」としてばらまかれているのでかなりプレイ感は良かったです。

 

例えば、自分のデッキだと2進化ポケモンフライゴンをある程度安定して出せることに結構驚きました。

 

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この再現率の高さが高すぎると「毎回同じポケモンばっか使うので手持ちのデッキで明らかに使わないポケモンがいる」みたいなことになってしまうはずなんですが、

フライゴンを出せる程度の再現率を確保しつつも、3戦ほど回すだけでデッキ内のどのポケモンも一度は触る機会があり飽きがすぐ来ない味わい深さがある…いやあ、ほんとよく作られてますね。この大人気カードゲーム。

 

ポケモンVが派手

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100種類のどのデッキにも確定で入っている名前の末尾にVがつくカード。

これらがかなり派手な性能をしていて「初心者向け」のデッキとは思えない派手さに驚きました。

いやあ、色々な胡乱カードや泡沫カードに触れてみたけど「スタートデッキ」なんて名前を冠したゲームで追加ターンカードあるのは流石にやったことなかったのでびっくりしました。

 

分散性が低くない

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デッキ自体はある程度再現性が高くなっている一方で「分散性」の要素が多いのも特徴です。

自分の使ったデッキの場合、デッキのカードの1割よりも多いカード群が効果処理にコイントスを用いるカードになっていました。

同じ流れを作りやすいことからプレイになれるのは早く、同じプレイをしてもコイントス次第で展開が大きく変わる分散性の高さが繰り返し遊んでも楽しめる工夫になっているんだと感じました。

 

…泡沫カードゲームだとあるんですよね。毎ゲームほぼ同じになってデッキ構えた時点で勝敗がほぼ決まってたりすることとか…。

 

スタートデッキ100のここが辛い

値段と入手性。

いや、値段はかなり手ごろで1,000円しないからむしろかなり安いんですけど。

ポケカ自体が色々な意味で大人気カードゲームなので品切れ続出でなかなか手に入らないんですよね。

Amazonとか見てもらっても高騰してるのが分かると思います。

↓ ↓ ↓

Amazon ポケモンカードゲーム  スタートデッキ100

 

場所によっては1,750円で送料1,200円とか書いてあったのでビビりました。

約3,000円は流石に高すぎるというか、それが公式の懐に入るお金ではないことにもにょもにょしますわね。

 

もし皆さまもお近くの玩具店で売っているのを見かけたらお友達と一緒に購入して遊んでみることをお勧めします。

ポケカ、よいゲームですわ。

 

 

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【#VRC】バーチャルお誕生日会をした話。

やあ、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんだよ!

もともとVRアバターを持たずにVtuberっぽいことをする人、つまりバーチャルVtuverだった私も今年ついにスポンサーからの支援を受けてバーチャルチャットデビューした。

 

そんなバーチャルバーチャルVtuverとなった私のリアル誕生日がやってきた!

そこでスポンサー様の企画でバーチャル誕生会を開いてもらえることに…!

 

VR誕生会…?

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想像したVR誕生会の様子

 

 

まあ、実際にやってみるとイメージとそう違わなかった。

だいたい「いらすとや」さん素材で作った上の画像の通りだ。

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VRバースデイケーキを持ってスポンサーと記念撮影する私

 

ただちょっと違ったのは「全然知らない人」も祝いに来てくれたこと。

いや、祝いに来てくれたっていうとなんか違うな。

 

VRC(バーチャルチャット)ではJoin(ジョイン)と言って、一度フレンドとして互いに登録した相手がVRC(バーチャルチャット)の世界にいる時に、一瞬でそのフレンドのいるバーチャルワールドへ飛んで行ける機能がある。

 

バーチャル誕生会の会場にいる何人かの知り合いの方以外にも、パーティ会場にいる誰かの元にJoinしてきた人たちが「何これ? 何してるところ? あっ、誕生日パーティなのね! おめでとうございます!」みたいに祝ってくれるのである。

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来てくださった方々との記念写真(一部)

 

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バーチャル交友の輪が広がる!

バーチャル、バーチャルと言っても、画面の向こうにいるのは現実世界でゴーグルを被ったりPCを操作しているリアルな人物たちなのだ。

 

会ったことのない人たちに囲まれて祝われる今年の誕生日は今までと違う未来感のある素敵な誕生日になった。

 

来てくださった方々ありがとう! またVRCの世界で会いましょう!

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 誕生日眼鏡をかけて浮かれている私

 

そしてVRゴーグルを外して一晩寝た翌日にはSNSで繋がった方からの素敵な誕生日プレゼントがAmazonギフトで送られて来ました。

送ってくださった方々ありがとうございます!

 

まだ、ほしいものリストを開いてありますのでこの記事を読んで豆猫さんの誕生日だと気づいたあなた!

日ごろの記事を面白いと思っていただけたなら、何か送ってくださると嬉しいです。

TRPGに役立てたりカードゲームを送っていただいたらブログで紹介します!

 

バースデイプレゼントはこちらから!

 

 

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