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正直者と嘘つきと異言語の問題と天眼によるカンニング

正直者と嘘つきと異言語の問題と天眼によるカンニング

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前回の復習はこちら↓

 

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前回までのあらすじ。


「あなたはラヴァエヤナですか?」と聞いたらヤーと言いますか?』という質問をすると、
聞かれた神がラヴァエヤナならヤーと答え、
聞かれた神がペレケテンヌルならダ―と答える。
…ということをメイファーラがカンニングした。


アズーリ「メイはカンニングで答えの質問を引っ張ってきたけど、普通はそういうのってよくないよね」

 

メイファーラ「よくない?」

 

アズーリ「あっ、メイが悪いとかじゃなくてね。普通は答えから逆算しないで筋道だって答えを導くと思うの」

 

メイファーラ「うーん。まあ、『普通』はそうだよね」

 

アズーリ(あっ…何かまずいスイッチを踏んでしまうかもしれない。早めに話をずらさないと)
アズーリ「でねっ、何とかしてさっきの質問を最初から組み上げるロジックはないのかな?って」

 

メイファーラ「つまり『答えの検証』じゃなくて『答えの導出』がしたい、っていうことね」

 

アズーリ「そういうこと。どうやったら筋道立ててその解に至れるんだろう?」

 

メイファーラ「じゃあ、じゃれあってる二人は置いとておいて そこを考えてみようか」

 

アズーリ「おー!」

 

メイファーラ「まずこの問題は不確定な情報がいくつかあるよね」

 

アズーリ「神様の名前2柱分…つまりそれぞれの性質と、ヤーとダ―それぞれの意味の4つ?」

 

メイファーラ「どちらかの名前がわかれば、もう一人の名前がわかる。意味も同じように消去法で決められる」
メイファーラ「だから4つじゃなくて不確定なのは2つだね」
メイファーラ「そして質問は1度きりだから確かめられる情報は1つだけ」

 

アズーリ「つまり普通のに質問をしただけだと、不確定な要素が1つ残ってしまう…?」

 

メイファーラ「だから質問の中の不確定を1つ潰す必要があるってことだね」

 

アズーリ「1つを潰す?」

 

メイファーラ「ええっと、問題で聞かれてるのは神の名前でしょ?」
メイファーラ「だからもう一つの不確定は明かさなくていい」

 

アズーリ「それが潰すってことになるの?」

 

メイファーラ「うん。つまりね、ヤーとダ―の区別がつかなくても神の名前がわかるような質問を考えるの」

 

アズーリ「そんなことできるの? って言いたいけどさっき答えが出てたもんね」
アズーリ「YesかNoかに関わらず、同じ言葉で回答が得られるような質問をする」
アズーリ「そのために『質問文の中に質問文』という入れ子構造の質問を投げかける」
アズーリ「でもどうやったら答えの質問が思いつくんだろう。入れ子の質問にするとしてそこでは何でも聞けるよね」

例えば「1+1は2ですか?と聞いたら、ヤーと答えますか?」でもいいわけでしょ。

 

メイファーラ「うーん。確かに」

 

ミルーニャ「それはですね!試しにその1+1でひゃんがえて見るといいと思ひますよー」

ほっぺを引っ張り合う幼い喧嘩をしながらミルーニャがアドバイスをくれる。

 

アズーリ「えーっと。答えるのが正直なラヴァエヤナなら…」

 

ヤーがYes→ヤー
ダ―がYes→ヤー

アズーリ(なんだ。これでもいいんじゃないか)

 

アズーリ「逆のことを言うペレケテンヌルなら…」

 

ヤーがYes→ヤー
ダ―がYes→ヤー

アズーリ「あれ??」
アズーリ「なんで?」
アズーリ「もう一回ゆっくり考えさせて」

 

間違えている可能性があるとしたらペレケテンヌルの方だ。
回答ペレケテンヌル ヤーがYesの場合

質問は「1+1は2ですか?と聞いたら、Yesと答えますか?」の意味。
ペレケテンヌルは1+1は2ですか?にはNoで答えるので
質問への正しい答えはNoだけど…こいつは嘘つきなのでYesと答える。

今はヤーがYesなので答えはヤー…ダメじゃないか。

 

ミルーニャ「そうなんです。単に質問への答えを聞くだけだと答えは統一できても、すべて統一してしまうので答えにはたどり着けないんですよ」

見れば部屋の隅に口にガムテープを張られ後ろ手に縛られたハルベルトが転がっている。
そういえば昔、ミルーニャがハルベルトに同じようにバツ印のついたマスクをかけさせられて黙らされてたことがあったっけ。
意趣返しだろうか?
呪文使いに対してこれ以上ないほどよく刺さるだろうけど。

 

ミルーニャ「さて、ではもう一工夫しないとその質問形式では攻略できないわけです。どんな工夫が必要だと思いますか?」

 

アズーリ「ええっと。答えを統一しようとしたら、全員の答えが統一されちゃったんだから…」
アズーリ「それぞれの神に別の答えを出すように促せばいい…?」
アズーリ「でもそんなことできるの? いや、できるから答えがあるんだけど…何も知らないところから考えるとして」

 

ミルーニャ「そもそもなんで1+1=2を聞いたか思い出してください」
ミルーニャ「ラヴァエヤナがYesと答える質問なら何でもいいってことです」
ミルーニャ「そしてそれはラヴァエヤナがNoという場合でも同じ効能があるんです」

 

アズーリ「『1+1=10ですか?』っていう偽りの質問でもいいってこと?」
アズーリ「その場合YesとNoが裏返るんだよね」

 

ミルーニャ「おっとその質問はマズいかもしれませんね。『1+1=10』は真実なので」

 

メイファーラ「どうしたの? ハルさんと格闘してる時に頭でも打った?」

 

ミルーニャ「撃っていませんよ! 『1+1=10』もまた真なんですってば…」
ミルーニャ「いやまあ、この話を引っ張っても仕方がないので…『1+1=3』ならいいですかね…」

 

メイファーラ「『1+1=3』なら偽でいいんだ、変なの」

 

ミルーニャ「変じゃないです。一般的な杖的思考というものです」

 

アズーリ「えっと、じゃあその『1+1=3』だとして…」

『1+1=3ですか? と聞いたらヤーと言いますか?』

アズーリ「この場合はラヴァエヤナもペレケテンヌルもダ―って答えるよね?」
アズーリ「ヤーとダ―のどちらがYesかに限らずに」

 

ミルーニャ「そうです。つまりまとめると…」

 

『真実の質問』を聞いたときヤーと言いますか?

では、常に答えはヤー

『偽りの質問』を聞いたときヤーと言いますか?
こちらは常に答えはダ―になります。


ミルーニャ「ここまで来れば聡明なアズーリア様にはわかりますよね…?」

 

アズーリ「ええと。ペレケテンヌルは答えが逆になるだけで真偽の判定はラヴァエヤナと基本的には同じ…」
アズーリ「だから『真実の質問』も『偽りの質問』も2柱の答えが統一されてしまう」
アズーリ「もし『ラヴァエヤナにとって真』で『ペレケテンヌルにとって偽』である質問があったなら…」
アズーリ「ラヴァエヤナのみがヤーと答え、ペレケテンヌルがダ―と答える質問になる!」
アズーリ「そうか! だから名前! 神様は名前が違うんだから、名前を問う質問は真偽がスイッチするんだ!」

 

『あなたはラヴァエヤナ神ですか?』という問いは、
ラヴァエヤナにとっては真実の質問で、ペレケテンヌルには偽りの質問になる。

 

『あなたはラヴァエヤナ神ですか?』と聞いたらヤーと答えますか?は、

ラヴァエヤナにとっては『真実の質問』にヤーと答えますか?
→答えは常にヤー

ペレケテンヌルにとっては『偽りの質問』にヤーと答えますか?
→答えは常にダ―

 

アズーリ「やった! 解けた!」

 

メイファーラカンニングなしでも解けるものなんだねえ」

 

アズーリ「さーて、これで今日の修業は終わり!お買い物にでもいこっか」

 

メイファーラ「私もついて行っていい?」

 

アズーリ「もちろん!」

 

ミルーニャ「あのぅ…非常に言いづらいんですがアズーリア様…」
ミルーニャ(今のはあくまで問題を解体したやつで、本題の厄介な部分…マロゾロンドを除いたものなんですよね…)

 

アズーリ「あっ、もちろんミルーニャも!」

 

ミルーニャ「きゃー!嬉しい! もちろんお供しますー!アズーリア様の行くところならミルーニャは地獄の底までご一緒しますよ!」


今回のポイント

神の名前のようなプレイヤーが知らないが回答神の知る情報を組み込むことで答えに近づける。
答える神によって『真実』か『偽り』かが異なる質問入れ子構造で問うことで神を識別できる。