バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【スタンダードPauper・アリーナ特集】しつこい請願者バベル【Tuna Babel Blue】

さて、アリーナでのPauperイベント…つまりスタンダードPauperが現在開催中だ。

というわけでこのブログでもたくさんデッキを紹介してきたわけだが…

今回はこの記事の続編だ。

 

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omamesensei2.hatenadiary.jp

 このデッキを原型とする【しつこい請願者バベル】デッキ。

これは現在のスタンダードPauperのデッキの強さを量るひとつの指標になる。

 

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最低でもこの【しつこい請願者バベル】には勝てないとスタンダードPauperで「ガチデッキ」を名乗るのは難しい。

 

そんな請願者バベルをめぐるメタゲームの動きはなかなか見ていて楽しい。

カードプールが狭く超高速でメタゲームが変わっていくのを見るのはとても楽しいものだ。

 

さて、僕が今使ってるのはバベルではない。

環境初期のバベルは非常に安定していたが、現在ではメタゲームが進み、

バベル狩りデッキも出てきている。

となるとバベルは『安定して実力を出し続けるデッキ』ではなく、

いわゆる『初見殺し』に過ぎない。

アリーナでスタンダードPauperに参入した初心者の心をへし折るだけのデッキだとも言える。

 

ならば一歩進めよう。

《しつこい請願者》だけでなく他のカードを入れてメタデッキに更に対策を…

などと考えるよりはバベルを手放して『バベルとバベルメタに勝つデッキ』を探すべきだ。

 

なに?

勝ちたいからバベルを使うのではない?

バベルを使いたいから使いたい?

 

ふん。とんだもの好きだな。

良い覚悟だ。ならば考えてみよう。

さあ、バベルデッキを改造しよう。

 

 

デッキ総枚数

 

250枚

正直ここはもう少し減らしてもいいのでは?という気がしないでもないが

相手に圧をかけ投了を促せる点も考慮して最大枚数まで詰めよう

MTGにはデッキ枚数上限がないもののアリーナでは上限250枚だ

 

なぜデッキ枚数を増やすか?

なんとなくコピーデッキを作り、ここをおろそかにはしていないだろうか?

《しつこい請願者》デッキをバベルにする理由はたったひとつ。

『ミラーマッチで強いから』だ。

そこを踏まえるともう少し減らしてミラーで有利な別のカードを入れて引ける確率を上げるためにデッキ枚数を230枚程度にするほうが強い気さえしてくるが、たぶん考えるだけ時間の無駄だ

デッキが厚すぎるので引けないか、デッキ破壊されたときに墓地に落ちて終わりだろう。

 

 

》枚数論

このデッキのレシピで最重要なアレンジ要素はここである。

デッキ内の土地比率は初手の土地比率に直結する。

とりわけアリーナでは初手の仕様が紙と異なる。

 

「手札を2セット作成し、デッキ全体の土地比率に近い初期手札を採用する」

「デッキの並び順はかなりしっかりとしたランダムなものになる」

このルールを利用して事故率を下げているのが電子バベルの強みだ。

 

よく見かける島枚数は80枚から110枚の間だ。

それぞれ自分なりの考えで調整しているのだろう。

さて、ではここで あるジレンマが発生する。

「島を初手にたくさん引けるように枚数を増やすと請願者が減る」

「島を初手に引ける構成はドローも島に偏りがちになる」

 

さて、どうするべきか?

僕は初手に3枚引けるのが理想だと考えている。

島4枚は1ターン目にすべて使うわけでなく4ターン目までに4枚になればいい。

初手に3枚引いて4ターン以内に1枚引くのは決して難しくはない。

 

そして初手に3枚の島があり残りが請願者なら請願者は4枚

効果の起動に必要な4体を最初から握っていれば例え島ばかり引いても支障なく始められる。

これが島4枚だと。安定な選択肢に見えて、実は請願者が3枚で、

島を立て続けに引いた場合島を集めた意味がなく、

また島3枚になる構築よりも島を増やすことになるので「島ばかり引く危険性」も高まってしまう。

特に除去を1回打たれると、請願者が不足し立て直しが困難になる。

島が3枚引ける初手を目指せる土地比率にするのがいい。

 

というわけで250枚デッキでの島枚数に換算すると…

107枚ということになる。思ったよりも多いな。

 

 

 

その他カード

 

デッキリストの「その他」にあたる部分だ。

正直あんまり考えなくていい。

考えて入れたけど引けないことも入れないことも、ほとんど変わらないと思うよ。

 

それでも検討するのがカードゲーマーだろう?

まず最初に入れるべきは《選択》だ。

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このデッキはほとんどのカードが2マナで構成されるため

3ターン目に1マナが余る。

 

特にギミックの無いデッキではここで1マナは「ひとつめの起動能力」に費やす。

(相手のデッキを1枚だけ墓地に送る能力だ)

 

ここで《選択》を使えれば4枚目の島を手に入れる助けになる。

 

なぜ4枚目の島にこだわるか?

島の枚数と展開できる請願者の枚数の関係は

島1枚 +0体 計0体

島2枚 +1体 計1体

島3枚 +1体 計2体

島4枚 +2体 計4体

4ターン目に島を4枚並べていることが大きなブレイクスルーとなるのだ。

 

そして場にカードが並ぶので《黄金都市の秘密》の昇殿が達成される。

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ミラーマッチでは先に請願者を4体並べた方…でなくおそらく先に8体並べたほうが勝つ。

 

引けるかわからないカードとはいえ3枚のドローを提供するこのカードは

大きくゲームを変えるだろう。

これはスタンダードPauperのアンリコなのだから。

 

妨害呪文

入れない方がマシまである。

4体目の請願者を並べることができずに止まるくらいなら…というわけだ。

どうしても入れたいなら手札の数を減らさないキャントリップがいい。

《拘引物の忠告》がお勧めだ。

《一瞬》と違い奇数コストなので1マナ早く使えるのが利点。

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1/3の壁を越えて飛行クリーチャーにオーラを張るデッキに対して使えば

1ターンの時間を稼ぐ助けやオーラをはがす役に立つだろう。

 

いくぜ、クリアマインド!はミラーで決まるととても気持ちい。

最低限ドローがついてるし1枚くらい入れても…いいかな。

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 というわけで組まれた自信作がこの

【Tuna Babel Blue】だ!!

刮目せよ!

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 そうそう、組もうとするとカチカチするのが大変だと思う。

だがこの下にあるレシピをコピーしてImportすれば簡単にデッキをコピーできる。

こだわりぬいた島のレシピを楽しんで欲しい。

アリーナのPauperイベントは明日までだ。

 

 アリーナ用デッキレシピ

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135 Persistent Petitioners (RNA) 44
7 Island (RIX) 193
2 Secrets of the Golden City (RIX) 52
28 Island (XLN) 264
29 Island (DAR) 254
28 Island (M19) 265
7 Island (GRN) 261
8 Island (RNA) 261
4 Opt (DAR) 60
1 Clear the Mind (RNA) 34
1 Rescue (DAR) 63

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