オリジナルカードを作る。
それは多分、カードゲームを遊ぶものなら誰でも一度はやることだ。
それらは非常にパワフルでぶっこわれてたり、ジョークやネタの要素が強い。
そして少なくはないが多くないプレイヤーはもう一歩先を考える。
「もう少し現実味のある、ありえそうなカードを作りたい」と。
そう考えてオリカをデザインしたくなる。
というわけでまずはこういうチャレンジ問題から取り組んでみよう。
MTGを作っているウィザーズ社のデザイナー公募試験の問題に挑んでみよう!
グレート・デザイナー・サーチ2の論述問題だ!
https://mtg-jp.com/reading/translated/0003916/
さて、この論述問題の第二問に挑戦していこう。
2.能力1つをある色から他の色に移すよう指示された。
この能力は全てのセットで用いられるものである。
(手札を捨てる、直接ダメージを与える、カードを引く、など)
開発部が色を変更した能力を選んではならない。
どの能力をどの色に移すべきか、その理由も含めて答えよ。
豆猫さんの回答2
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白や青は「クリーチャーをタップする能力」を持っている。
これは緑にも与えるべき能力である。
白にはタップ以外に《光明の縛め》のような「戦闘を制限するオーラ」が存在する。
白に2種類の「殺さない生物除去」を持たせる必要はない。
どちらか片方は他の色に移してもいいんじゃないだろうか?
緑にはクリーチャー対策が少なく、緑のフレーバーが生物を殺すことを良しとしていない。
また、緑が持つ「格闘」や「パワーによる除去」は除去カード以外に別のクリーチャーが必要になることが問題視されている。
緑にはカード1枚でクリーチャーをほどほどに除去する効果が必要なんだ。
緑のクリーチャーに「自身が戦場に出た時に格闘を行う」を持たせる手段もあるだろう。
しかし、これは想像よりも少しばかり強くなりすぎる危険があると思う。
緑にはクリーチャーを死亡させない疑似的な除去が必要で、
緑はクリーチャーの色であるから新しく移す場合、それはクリーチャーが持つ能力にするべきだ。
よって「クリーチャーが他のクリーチャーをタップする」のは緑に与えるべきメカニズムだ。
吠える、体の模様で威嚇する、強いにおいを出す。
そういった「戦闘の意思を削ぐ」ことが自然の営みに存在する。
フレーバー的な問題もない。
白のクリーチャーが持つタッパー能力の一部を緑に移すべきだ。
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というわけで今回のオリジナルカードは緑の新しいカラーパイを試すものだ。
こんな感じでカードデザイナー試験の問題は非常に興味深い。
次回はグレートデザイナーサーチ2の論述問題3に挑もう。
では、それまでに君たちも自分の考えでこの問題に取り組んでみてほしい。
次↓