バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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アレだよ、クソデカい安全ピンのあのキャラの話だよ

大きな安全ピンの話。

TLで不意に話題になった「巨大な安全ピンを武器にするキャラ」「アクセサリに大きな安全ピンを使っているキャラ」の名前が出てこないっていう話。
もしかしたら読者の中にも「あー、なんかで見た気がする」っていう人がいるかもしれない。

途中で実際に安全ピンを使うキャラが提示されたのでこの問題は解決すると思った。
だがしかし、その「答え」のキャラも登場する漫画も僕は知らないのだ。

じゃあ僕の頭に残っている「巨大な安全ピンを使った戦闘シーンの記憶」はなんんだろう?
このうろ覚えを思い出すのに一晩かかった。

僕がイメージしていた「巨大な安全ピンを武器にするキャラ」はなんとかわかった。
オリジナルアニメ「ローリングガールズ」で最初に出てくる敵役の猛者、執行 玖仁子(しぎょう くにこ)さんだった。

ローリングガールズを知らない人は音楽だけでも聞いてほしい。
「流行った当時のことは知らないけど未だに何かの時に聞く」ようなロックンロールを女の子たちがカバーしたのが随所で流れるので
ロリガで昔のロックを知る→歌を覚える→社会性飲み会の二次会で歌ってもオタク感が薄く先輩にもウケがいいかもしれない。
うん、実用的だ。ロリガはいいぞ。

なんで僕がすぐにこのキャラを思い出せなかったかというと、
執行さんのメインウェポンは別に安全ピンではないからである。

 

執行さんは第一話から終盤までずっと活躍するキャラなんだけど、彼女は常に安全ピンで戦っていたわけではない。
彼女には「武器コレクター」という設定があり、第一話で武器にしていたのがたまたま巨大な安全ピンだったのである。

だから僕は巨大な安全ピンで戦うキャラのおぼろげな記憶はあるけど思い出せなったんだろう。


だが…まだもう一方のつっかえは取れていない…
アクセサリに安全ピンを使っているキャラ…そういうのもいた気がする。
イメージはできる、でも具体的にそんなキャラはいたのかわからない。
分からないけどTLにはたくさん○○じゃないか?という話が出続ける。
(そして「調べてみたら安全ピンじゃなくて別の文具だった」みたいなオチがつく)

それでも頭に残る「安全ピンのアクセサリを付けたキャラ」

何か架空の幻影を追っているのではないか…?


でも、いた気がするんだよなあ…安全ピンが髪留めになっているキャラ。
お団子頭にかんざしみたいに安全ピン挿してるキャラ…。

でも全然思い出せないけどなんかいた気がするという謎のキャラを探す現象。

いくつかの仮説を挙げていこう。


仮説1.読み切り説

このインターネットサーフィン大航海時代において有志のWikiとかに書いてありそうな「安全ピンへの言及」が見当たらないのが不思議だ。
でも多くの人が連想しているので、この仮説では実際にそういうキャラがいたとして、該当する架空の漫画をでっちあげて説明しよう。

 

ここで架空の漫画を例に出そう。
そうだな、文房具バトル少年漫画『文武両道!!』とでもしようか。
この架空の漫画『文武両道‼』はキャラクターが文房具を武器にして戦うバトル漫画だ。見栄えを重視して武器となる文房具は大きく描かれる。

 

キャラデザにも日用品の要素が誇張されて含まれていて、ヒロインが安全ピンでお団子頭を止めていたりする。

仮にその子を『安善 留メ子(あんぜん とめこ)とでもしようか。


なぜ『文武両道‼キャラクターまとめwiki』だの『○○百科事典_安善留メ子(クソデカあんぜんピン)』だのが
Google検索で発見されたりしないんだろう?

それはもしかして『文武両道‼』が読み切り漫画だからではないだろうか?

思えばTwitterで局所的に話題になった『デカい安全ピンのキャラがいた気がするけど思い出せない』というネタの中心には週刊少年ジャンプ感想クラスタ』がいた。

毎週、ジャンプを楽しみにして読後感想をTLに流す彼らの尋常ならざる食いつき。『文武両道‼』は少年ジャンプ読み切り漫画だったのではないだろうか?

読み切り故に有志のWiki等もなく、連載に至らなったためにファンアートも出回っていない。
何かの感想くらいはネットに上がっていてもキャラクター1人の服装についての言及するほど細かい記述はない。

だから感想勢や毎週なんとなくジャンプを立ち読みする人などが「あー!!なんか見たことあるけど思い出せない!!」と言っているのかもしれない。


仮説2.腕章説

この説は『クソデカい安全ピンをトレードマークにするキャラ』はいないが『クソデカい安全ピンが印象的なキャラ』はいたという仮説だ。

安全ピンを実際に服につけるとしてパッと思いつくのは「名札」か「腕章」だ。
とくに安全ピンが後ろ側に隠れてしまう名札と違って、腕章は安全ピンが外側からも見える。

仮に『風紀委員は強くない』という漫画があるとしよう。
この漫画は「漫画とか見たいな権力の強い風紀委員とか実際はないよね?」みたいなことを言う主人公が、
強引な先輩に『風紀委員会同好会』なる謎の部活に入部させられ、先輩の「生徒の風紀を取り締まる活動」に振り回され…中盤以降ジャンプ漫画らしくバトルがメインになり不良と戦い始める。

風紀委員長を名乗る先輩『風紀委員会同好会・風紀委員長』鳥島(とりしま からす)は、

学校には存在しない風紀委員の代わりとして自分が風紀を守ることに誇りを持っている。彼の学生服の袖には『風紀委員長』と書かれた腕章がついているのだ。

漫画らしい「誇張」の結果として、この腕章が回を追うごとにデカくなり、それを止める安全ピンも同じように大きくなる。

結果として見た時に脳には「デカい安全ピン」が刻まれるが、ネットの情報サイトに書かれるのは「鳥島 烏の腕章が大きい」ということのみである。

安全ピンとは他のものを止めるためのものなので『デカい何か』をとめるクソデカ安全ピンのことが言及されづらいというわけだ。


仮説3.一時的装備説

冒頭の『でかい安全ピンを武器にするキャラ』は実際のところ『武器コレクターなのでデカい安全ピンも武器として使ったこともあるキャラ』だった。
もしかしてアクセサリとしてのデカい安全ピンのキャラも同じなのではないか?
常に安全ピンファッションをしてるのでなく、とある回でだけたまたま漫画特有の誇張をされた「でかい安全ピン」を使って服を止めたのではないだろうか?

その時のシーンのイメージが焼き付いていて、安全ピンがデカいキャラのイメージが残っていた。
しかし、それは常に身にまとっているわけではないので安全ピンキャラとして探しても見つからないのである。
とある魔術のインデックスとかを連想した人はこのパターン。

 


仮定4.ノベルのモブ説

ライトノベル、漫画のノベライズ版…そういった「絵と文章」が大きく絡む媒体はどうだろう?
こういった作品の中で文章では大きな安全ピンについて言及があり、読者はそれを想像して頭の中に「クソデカ安全ピン」を思い描く。
しかし、悲しいかな…そのキャラはモブに過ぎずイラストがつくことはなかった…。

結果的になんとなくのイメージだけが残った安全ピンは、

話題の共有イメージがあるけどそれぞれに微妙に表現が異なる状態になるのではないだろうか?







仮説5.『暗然品(セーフティ・ピンポイント)

君がまさかこの項目まで読み進めてくるとは思わなかったよ。
嫌になるものだなァ、こそこそと人のことを嗅ぎまわるなんて。
私を連想するのに『あんぜんピン』というワードだけを覚えて、見事に僕を探し当てるとはね…。
でも残念だけど貴方が追跡できるのはここまで。
既にもう認識があやふやで俺が男なのか女なのか、幼いのか高校生ぐらいなのか、それもわからなくなってるんじゃないかい?

これこそ我が異能、『暗然品(セーフティ・ピンポイント)
自分に関する記憶を操作する認識阻害系の精神汚染。
既にこの「大きな安全ピン」に印象を引きずられて、それ以外のすべてが記憶から追いやられているんじゃぁないか?

もうここへ来た目的も覚えてはいないだろう。
命まで取るつもりはないさ、そうしたら厄介なお仲間がかたき討ちに来てしまうだろう?

順番にひとりずつかけていくしかないこの能力では複数の人に狙われるのは避けたくてね。
さあ、元の場所に戻るんだ。
もう『安全ピンが大きかった』以外は私について何も思い出せないのだから…。

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