バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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TYPE/Zeroあいこにっく 第3話「魔女とイモリと大釜(カルドロン)」

↓第1話 ドラフトチュートリアル

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↓前回

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TYPE/Zeroあいこにっく
第3話「魔女とイモリと大釜(カルドロン)」

 


前回までのあらすじ

「普通のマジック」のはずのアイコニック・ドラフトでミドリは全然マジックじゃないゲームに出くわす。
「自身のデーモンを殺そうとする対戦相手、長田」を妨害しきればミドリの勝ち。
果たしてミドリは相手のデーモンを守り切れるのか!?

~前回から3ターン後~

「不毛な状況が続いてやがる…」

(あれから数ターン経つのに相手の盤面が変わらない)
(デーモンと《ただれたイモリ》しかクリーチャーはいない)

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(実はデーモンを処理する方法がそう多くないのか?)
(なんとかそこに付け入ることができれば…)

「では私のターン…ドロー」
「…! 引きましたわ!」

「しまった、そう都合よくはいかないか」

「4マナを支払い、このデッキのキーカード《泥沼煎じの魔女》を召喚!」

「《泥沼煎じの魔女》! 《ただれたイモリ》とのコンボカード!」

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(でも、この局面で《イモリ》とコンボしても状況が大きく変わることはない…)
(いったい何が狙いなんだ…?)

「この《魔女》はイモリの毒をより強く利用することができますが、それだけではありませんの…!」

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「魔法薬を作るための大釜を用意することもできるのですわ…!」

「なっ…!」
「《魔女》は《イモリ》だけのためのカードじゃなかったのか!?」

「その通り、《魔女》《イモリ》《大釜》この3枚が揃ったとき強力な効果が生み出される!」

「他の色には眼もくれずひたすら黒のコンボパーツを集め、黒単色のデッキにしたことで組めるコンボデッキってことか!」

「それがこの黒単ウィッチクラフトの神髄!」

「大釜…一体どんなカードなんだ…」
「くそっ…ちゃんとパックのカードを見ておけば…」
「何もできずターンを渡すしかない…」

「それじゃあ召喚酔いの解けた《魔女》の能力を起動!」
「山札から直接《泡立つ大釜》を戦場に!」

 

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「…生贄コスト!」

「その通りですわ」
「《泡立つ大釜》は起動するコストとして自軍のクリーチャーの生贄を要求する」
「イモリを使えば強力な効果を発揮できますが…、」

「この局面で生贄にするべきは当然《深淵の迫害者》!」

 

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「悪魔との契約を断ち切ることで、本来ならライフを失って既に敗北しているはずのミドリさんの死が確定、私の勝利ですのよ!」

「だが、その大釜を起動できるのは次のあんたのターンから…」

「どうやら、なんとか凌いだみたいだ」

「…!」

「《自然の要求》! アーティファクトを1つ破壊する!」

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「《泡立つ大釜》を破壊!」

(とはいえ、次のターン2枚目の大釜を持ってこられたら今度こそ…)

「ここまでですわね」

「え?」

「投了します。実は《大釜》はこの1枚しか取れませんでしたの」
「そしてデッキには他の処理手段や墓地から大釜を拾う手段はなし」

「お見事です。ミドリさん、あなたの勝利です!」

 

「お、おう…」

「なんだか9割自爆だった気がするけど…」

 

「残りの1割を押したのはミドリさんの立派な成果です。誇っていい事ですの」

 

「なんか釈然としないけど…とにかく一勝だ!」

 

「とはいえ、気を付けて」

ここから先は『前の試合の勝者同士』『前の試合の敗者同士』でマッチングされます」

「次の対戦相手はもっと強いと心して挑んでください」

 

「ああ。わかったよ。えっと次の相手は…」

 

「おっ。どうやら終わったみたいだな」

 

「猿渡さんはもう試合終えてたのか」

 

「ああ、なにせ俺は3ターンで試合を終わらせたからな」

 

「!?」

 

「それじゃあ次の対戦組み合わせを発表するよー」

「まずは勝者卓…ミドリちゃんvs猿渡さん!」

 

「3ターンキル…」

「パックを開けて作った即席デッキでそんなことが本当にできるのか…?」

 

 

次回、超次元MTG対戦 TYPE/Zeroあいこにっく

第4話「驚異の3ターンキル!古典的コンボの恐怖!」

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過去作↓

第1シーズン 

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 第2シーズン

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 ブロール番外編

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 第3シーズン

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 パウパー番外編

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