このゲームをプレイして思ったことをつらつらと書いてきます。
まずポケモンのスマホゲームって言うと他にもコマスターとか有名どころの「ポケモンGO」があるわけですが。
ポケモンGOが「童心に帰り、ポケモンの世界に入り込むゲーム」だったとするなら、
ポケモンマスターズは「ポケモンを追い続けた世代のお祭りゲーム」だ。
多分、ターゲットは
「次のポケモン、ソード&シールドでしょ。じゃあ3作目はアーマーかな?」
「いや、兜でヘルムとか? 王冠でクラウン?」
「魔法の杖でロッドとかマジックかも」
みたいな話をしている人たちだと思う。
*いわゆるマイナーチェンジ3作目が最後に出たのは約10年前なのでそれ以降の新規ファンには「リメイク」や「2」の概念はあっても「3作目」を普通は知らない。
たぶん20代~30代。
初代の赤緑から追い続けてきた「大きなお友達」とか、
ルビサファ世代(赤緑とかはリメイクで履修済み)とか、
一番若くてプラチナ世代(それより古い作品はリメイクで履修)とかだろう。
その辺りの年齢でポケモンに接してきて、今なお新作ポケモンの話があれば食いつく…
そういう人たちを狙ったゲームだと思う。
あれだよ。
仮面ライダーディケイドとか仮面ライダージオウなんですよ。
このゲームは「お祭り作品」なんです。
改めてゲームの紹介を。
このゲームではソシャゲでいういわゆる「カード」に当たるのは
「タケシ&イワーク」「カスミ&スターミー」と言った「トレーナー&ポケモン」で1つのユニットになっています。
ガチャやストーリー進行で仲間が増えるゲームですが、注目したいのはガチャキャラ。
いわゆる☆の数でレアリティがあるゲームで、
レアリティは☆3~☆5まで。
で、そんな最低でも☆3のキャラ。
僕はサービスの開始前に、ガチャで出る低レアって「たんぱんこぞう の ゴロウ」(金銀)とか「たんぱんこぞう の タロウ」(サンムーン)とかが出るのかな? と考えていた。
ところが実際には出てくるのはジムリーダーとかなのだ。
ハチクマンの設定ちゃんと紹介するんだ…。
いや、ジムリーダーだけじゃない。
ファクトリーヘッドとか、しまクイーン、してんのう、あるいは主人公!
(ガチャ排出キャラ詳細画面の一部)
なんかもう「レジェンド」って感じのキャラクターが大集合!
これまで長く続いてきたポケモンの歴史を感じるトレーナーたちがそこにいた。
でも☆1とか☆2がいないのは不思議ですね。
サービスが続くと追加されたりするんでしょうか?
魅力的なモブトレーナーも多いので他のゲームで言う「フレンドポイントガチャ」みたいなのでモブトレーナーも追加して欲しいですね。
でもサービス開始のこの時期に入れないのは英断だと思う。
ガチャだけでなく、ストーリーを勧めるなかで感じる
「あー! ポケモンのゲームだなあ!」って感じる小さな積み重ね。
例えばモブトレーナーのセリフ回しや、
(強力なドラゴンポケモンを使うトレーナーに合った話をしてる2人。カイリュー、はかいこうせん! を連想せずにはいられない。)
普通に進めるだけではパッと気づかない画面端ものかげのアイテム入りモンスターボール。
(このマップに入ってから、横にスワイプして一番端にしないとこの2人は視界に入らない)
サービス開始直後のポケモンGOで「ポケモンの世界」に踏み出す感じとはまた違った
「ポケモンのゲーム」っぽい要素を思い起こさせる空気感。
現代のスマホゲームの型に新しく流し込まれた「ポケモンのゲーム」だ。
ネットでポケモンのイラストだけじゃなくジムリーダーのイラストとかを検索するような大きなお友達。
BWあたりからキャラがえっち、みたいなことを言うオタクくん。
はっ? ダイパの頃から既にポケモントレーナーのキャラデザは良いんだが? とかそれに反論するひと。
君たちだよ。
君たちの楽しめるお祭りゲームだ。
ぜひ、ポケモンマスターズを遊んで欲しい。