はじめに
本記事はいつものようにバーチャルVtuver豆猫さんの記事なのでネタ要素の比重が強めです。
本記事で紹介するような行為は「迷惑行為」と取られる危険もあり余り健全とは言えないかもしれません。
本記事を真似してデッキを組む場合は細心の注意を払い、炎上の火種に注意してください。
やあ、みんなMTGアリーナのブロールイベントを楽しんでいるかな?
ブロールイベントとは何かだって?
マジック:ザ・ギャザリングを遊べる電子ゲーム、MTGアリーナでは今月末までBrawl(ブロール)と呼ばれるフォーマット(対戦形式)でのイベントが開催されている。
5勝することで通常のパックからは手に入らない貴重なカードや、それらのカードのフルアート化権利が得られるんだ!
(画面には何故か権利だけでカードは手に入らないような注釈が入っているが、きちんとカード本体もついてくる)
ぜひプレイしてみよう!
ブロールを楽しむメリットはそれだけじゃない。
普段キミはプレイモードで対戦をしているかな?
毎日のデイリークエストとして勝利するたびに景品がもらえるモードだ。
私はというと…あー。
実はほとんどやっていない。
たとえ1日に10回以上も「勝利するたびにボーナスが得られる」とはいえ、現代人は忙しい。
仮に10回全勝できるとして、真剣にマジックを10試合戦える日のなんと少ないことか!
そこでブロールだ!
ブロールイベント期間および毎週水曜日のウェンズデー・ブロール・イベントではブロール式の対戦をしても「デイリー勝利ボーナス」にカウントされる。
そこで「素早くブロールで勝利できるデッキ」を組むことができればサクサク勝利数を稼げる。
それどころか真剣にマジックをせずにスマホでソシャゲ周回しながらできるとしたら?
果たしてそんな都合のいい話があるだろうか?
もしそんなことができるなら「FGOの3ターン周回パーティ」のようにデイリー勝利数を稼げるんだろうか?
そんな 悪 夢のようなデッキを一緒に考えてみよう!
Brawl(ブロール)のルールについては以前のTYPE/Zero番外編で扱っている。
リーダーとなる統率者カードとして伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーを選び、そのカードの固有色に合わせた色のデッキを作る。
では今回の「3ターン周回」を実現する統率者とはいったい誰だろう?
それはもちろん…
《王冠泥棒、オーコ》だ!
1対1ブロールにおけるオーコの強さは前回語ったね。
そのあまりの強さから、ゲーム開始時に互いの統率者を公開しただけで投了するプレイヤーも少なくない。
この何のコンボも必要とせずランダムに0ターンキルで勝利できるシステムを利用して、デイリーボーナス勝利数を稼ごう!というのがこの記事の企画である。
(思想が邪悪すぎる)
オーコを使った周回デッキを組んでいこう!
まず最初に入れたいのはこのカード!
《金のガチョウ》だ。
この令和の極楽鳥を1ターン目に出して、
2ターン目にオーコを叩きつけると何故か相手の顔面が高確率で爆発する。
0ターンキルに失敗した場合はこちらのプランを狙って速攻勝利を目指していこう。
とはいえ、Brawl(ブロール)のデッキ構築には制限がある。
基本土地以外のカードは1種類につき1枚までしか入れることができない。
スタンダードのようにデッキに4枚のガチョウを詰めてクリスマスの祝祭前のホームズ気分を味わうことはできない。
代わりに同じように2ターン目に相手を爆死させるコンボが使える《樹上の草食獣》を加えよう。
しかし、そう都合よく どちらかを引けるだろうか?
実はこれらを引けるパターンは決して少なくない。
なぜならフリーマリガン・ルールがあるためだ!
なんとブロールでは、初回手札ガチャ1回引き直し無料!
1度だけ手札を引き直せるのだ。
初期手札7枚を2回挑戦できるとなれば案外いけそうな気がする。
しかもスタンダードと違って引き直しの有無に関わらずSSRオーコ 確定!!
本当ならデッキからカードを探す衝動能力で確率を引き上げたいところだが、
この爆破ギミックの肝は「1ターン目に森から生んだ緑1マナでガチョウを出す」という動きにかかっているので、衝動カードに充てるマナはない。
いかに現代マジックがインフレしているとはいえ無条件でマナを払わずにライブラリーの上からカードを捜索するようなカードはない。
…だが条件付きでなら…あるのだ。
《むかしむかし》
この語りだしから始めれば森のマナを無駄遣いせずにガチョウを探して、成功率を上げることができるのだ。
同様に、マナを払わずにパーツを探す助けがある。
《予見のスフィンクス》
自分が後手の場合、ドロー前に山札の上から3枚を見て気に入らなければ山札の下にどける。
つまりデッキの上から7枚引く手札だけでなく山札の上4枚もガチョウ狩りの射程におさめられるのだ。
先手の場合でも2ターン目に出すアンタップインの土地探しに使えるので悪くない。
とにかく何が何でも成功率を引き上げるために占術スフィンクスを採用だ。
ぶっちゃけあとは自由に入れたいカードを入れてもらえばいい感じだ。
持ってるカード持ってないカードも人それぞれだろう。
一応サンプル用に私が使っているリストを書いておく。
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1 王冠泥棒、オーコ (ELD) 197
1 シミックのギルド門 (RNA) 258
1 繁殖池 (RNA) 246
8 森 (ELD) 269
5 島 (ELD) 257
1 巨大な好機 (ELD) 159
1 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
1 寓話の小道 (ELD) 244
1 進化する未開地 (RIX) 186
1 生命素ハイドラ (WAR) 186
1 空の踊り手、ムー・ヤンリン (M20) 68
1 厚かましい借り手 (ELD) 39
1 探索する獣 (ELD) 171
1 カズミナの変成 (WAR) 57
1 金のガチョウ (ELD) 160
1 ギャレンブリグ城 (ELD) 240
1 フェイ隠し (ELD) 66
1 むかしむかし (ELD) 169
1 意地悪な狼 (ELD) 181
1 恋煩いの野獣 (ELD) 165
1 魔女のかまど (ELD) 237
1 培養ドルイド (RNA) 131
1 茨のマンモス (ELD) 323
1 貪るトロールの王 (ELD) 152
1 予見のスフィンクス (RNA) 55
1 蛙化 (ELD) 47
1 否認 (M20) 69
1 神秘の論争 (ELD) 58
1 精神純化 (RNA) 34
1 動かすフェアリー (ELD) 38
1 悪賢い隠蔽 (GRN) 35
1 樹上の草食獣 (WAR) 149
1 ケンリスの変身 (ELD) 164
1 カボチャ変化 (ELD) 69
1 茨森の滝 (ELD) 313
1 神秘の神殿 (M20) 255
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
1 お菓子の小屋 (ELD) 245
1 死者の原野 (M20) 247
1 次元間の標 (WAR) 247
1 統率の塔 (ELD) 333
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
1 予期の力線 (M20) 64
1 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
1 霊気の疾風 (M20) 42
1 無神経な放逐 (WAR) 44
1 物語の終わり (M20) 77
1 神秘を操る者、ジェイス (WAR) 54
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基本的には強そうなカードを詰め込んだだけだが、
何も書かないのも寂しいのであまり見ないものや特筆すべきものについてコメントしよう。
《巨大な好機》
2ターン目オーコで爆発しない精神の強いプレイヤーも、
オーコで食物を2回作り、3ターン目に巨人が降臨すると爆死することが多い。
《動かすフェアリー》
こちらも3ターン目に7/7を用意できる。
手順は2ターン目オーコで食物を作り、
3ターン目にその食物に命を吹き込み「+4/+4された0/0」にする。
オーコでそれを3/3の鹿に変えれば「+4/+4された3/3」になる。
効果範囲の関係で先にオーコを使うと成立しないコンボなので注意。
《無神経な放逐》
他に入れてる人をあまり見ない。
動かすフェアリーの時に説明した理屈で4/4になる。
7/7ほどインパクトはないが同時にバウンスがついて2マナと安いので割と便利。
フェアリーを手札に回収しなおしたり役割は多い。
《生命素ハイドラ》
オーコのキャラクター設定に反する圧倒的な忠誠度の高さを利用できて強い。
《空の踊り手、ムー・ヤンリン》
オーコの奥義の範囲を広げるパワーダウン能力や低コストでそこそこ忠誠度があるため上記ハイドラともかみ合う。
鳥が鹿より1周り大きいので相手のカードを鹿にした後の抑えにも。
《ケンリスの変身》
相手を鹿にすると強いってオーコが教えてくれたんだ!
《蛙化》
《カズミナの変成》
当然、カエルにするのも強い。
《神秘を操る者、ジェイス》
《精神純化》
《悪賢い隠蔽》
↓こいつらBrawlにも湧いてくることがあるので対策しておく。
《死者の原野》
堂々のスタンダード禁止カード。
以前のルールではスタンダードで禁止されていると自動的にBrawl(ブロール)でも禁止されていた。
その連動禁止ルールがなくなった後から禁止リストにぶち込まれたので、実はブロールだと使えちゃう。
ルールの隙というほどではないが、禁止カードだと知っている相手の心にプレッシャーがかけられる。
《霊気の疾風》
特定の色に対して強いメタカードシリーズ。
これは緑と赤に強い。
青と白と黒と無色相手には腐る…と油断しきっている相手はオーコで鹿にされる。
鹿は緑である。
ひどいマッチポンプだ。
《物語の終わり》
統率者に指定できるカードはすべて伝説の呪文である。
名前のインパクトからか相手の心を圧し折る副次効果があり、敵が爆死すること多し。
他の打ち消しの採用理由も基本的には心を破壊して投了を促すために入れているといっていい。
とにかく徹底して意識したいのは対戦相手のメンタルを攻撃し、自分から投了したい気分にさせること。
友達に使うと絶交されるか、手の内割れてて投了せずに続行するかなので、
不特定多数の人とランダムな出会いの場であるMTGアリーナだからこそ活きるデッキでもある。
実際、周回に便利な暴力なので私は使ってるけど、正直どうなの?とは思う。
アリーナでは紙のカードと違う独自の禁止を行った前例もあるし、
一騎打ちブロールからはオーコを叩きだしたほうがいい気もする。
でも、オーコさえ使えば勝てるほどヌルいゲームじゃないので負けるときは普通に負ける。
それでもやっぱり、顔面爆発する相手はたくさんいるので「爆死を誘発させるデッキ」は「オーコ禁止しろ!」の声が強ければ強いほど相手が爆死しやすくなるという面で、「オーコ禁止派」に助けられているのかもしれないなあ…。
1対1ブロールとオーコの関係がこれからどうなるのか?
スマホ片手にソシャゲを周回し、片手間に相手の顔面を爆発させながら、ブロールイベント後も続く水曜日のウェンズデイ・ブロールで見定めていきたい。
*追記
あれから1週間、MTGアリーナのブロールでは…
👑+ 🦌= 🚫
— MTG Arena (@MTG_Arena) 2019年11月5日
Oko, Thief of Crowns is now banned in Brawl on #MTGArena. More details, right here: https://t.co/Mk1ojGZhTS
オーコ が禁止カードになっていた…
これを持って3ターン周回はできなくなった(当たり前だよなぁ!)