バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【シン・エヴァ】エヴァおじさん達の「レイ派?アスカ派?」が苦手だった。

 シン・エヴァンゲリオン劇場版を見たので感想をブログに書いておきます。


皆様に置かれましてはネタバレを避けて自衛などされていると思うのですが、ハッキリと「この記事にはネタバレがあります」とここに書いておきますので、

未見かつネタバレを避けたい方はブラウザバックしていただけると幸いです。




では、ネタバレ避けの方がブラウザバックされたと思いますので、

ネタバレありでの感想記事を書き始めようと思います。


まず最初のネタバレとして、

「シン・エヴァンゲリオン面白かった〜 」と言うところから始めましょうか。


エヴァという作品の独特の立ち位置のせいで「面白かった」or「つまらなかった」でさえ、ネタバレ扱いされかねない危うさがあるんですよね。怖いね。


僕はシン・エヴァ面白かったと思います。

それを前提として、記事タイトルの話に切り込んでいきたいと思います。


エヴァおじさん達の「レイ派?アスカ派?」の質問が苦手だった


シン・エヴァは『新劇場版ヱヴァンゲリヲン4部作』の最終部です。

シリーズ名に「新」とつくように、旧いアニメシリーズのエヴァに対する新しい時代のエヴァとして作られた新シリーズなわけです。


で。旧い方のエヴァに魂を囚われてしまったエヴァおじさん達の一部が「エヴァ見たよ」って言う人に聞く質問が、この「レイ派? アスカ派?」の質問です。


新劇場版ヱヴァンゲリヲンには3人の女性エヴァパイロットが出てきます。

レイ。

アスカ。

そしてマリです。


ところがエヴァおじさん達の一部が仕掛けてくる「レイ派? アスカ派?」の質問ではマリ派って言う選択肢がないんですよ。


僕と同じように新劇場版エヴァからエヴァのファンになった人は「なんで?」って疑問に思うかもしれません。

ヒロインパイロットは3人なのに質問はなんで2人から択を迫るのか。


答えは旧いエヴァにはマリがいないからです。

(こう言うことを書くと旧いエヴァには式波アスカもいないんだが?みたいなことを言って勝ち誇ってくるからエヴァおじさんは怖いって言われるんだぞ)


旧いエヴァに魂を囚われたエヴァおじさん達にとって、

エヴァのヒロインは旧アニメに出ていたアスカかレイだと暗黙のうちに決めつけてる節があって、

そう言う人たちは「新しいエヴァのヒロイン」であるマリをエヴァ・ヒロインの頭数に入れずに聞いてくることがあるんです。


レイ派?アスカ派?って質問してきて、その2人ならアスカに幸せになってほしいけど、自分はマリ派なんだと言うと「カヲルくんって答えるならまだしもマリはないわ〜」みたいな事を言われた日には表面上ニコニコしててもお腹の中では怒っていたのです。


僕はその質問が苦手でした。

アスカには幸せになってほしいけれど、それはそれとして僕の好きなエヴァ・ヒロインはマリなのです。


僕にとってエヴァと言えば真希波・マリ・イラストリアスがいるヱヴァンゲリヲンエヴァなんです。

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例え彼女が「原作」にいないオリキャラであろうと、彼女はエヴァのヒロインで、僕が好きなエヴァ・ヒロインは彼女なのです。


そう言ったモヤモヤを抱えつつも、インターネットは怖い世界なのでそう言う燃えそうなことは言わずに黙っていよう。

そう僕は思っていました。


シン・エヴァを見に行くまでは。


ええ、最初にあれだけ確認したから大丈夫ですよね?

シン・エヴァのネタバレしても。

ここを読んでるのはネタバレOK派かシン・エヴァを見てきた人だけですよね?


ぃいやっほぉおお!


シン・エヴァのヒロインは真希波・マリ・イラストリアス


マリさん大勝利!!!


えぇ、そうです!

ヒロインレースの勝者はマリ!


このラストに僕はめちゃくちゃな幸福感を得ました。


あと、僕は神木隆之介のファンなのでどんな映画でも神木隆之介が出るだけで神木隆之介ポイントを加点するタイプの映画ファンなので、マリとゴールインした彼の声が神木隆之介なのにも大満足でした。

神木隆之介ボイスの彼とマリの組み合わせ、最高。

シン・エヴァは神映画!


みたいに個人の感情が荒ぶるんですが、もう少し落ち着いてシン・エヴァのことを書くためにこの記事を書くまでクールタイムを設けたことを思い出して、冷静さを取り戻そうと思います。


えっと、確かにシン・エヴァは新劇場版ヱヴァンゲリヲンの最終作です。

ただ、旧作エヴァが「事実上の未完結」だったことは流石に新劇場版ヱヴァンゲリヲンからファンになった僕でも知っています。


だから、シン・エヴァは新劇場版ヱヴァンゲリヲンの最終作であると同時に「かつて終われなかったエヴァンゲリオンのアニメ」にとっての真の最終回であるという背景も分かります。


シン・エヴァの端々に、そう言った旧いエヴァや他のメディアミックスのエヴァへの目配せがあって、そう言った昔のエヴァファン達の期待にも応えようという想いが作品に宿っていることも確かに感じ取れました。


それでも…。

それでもなお、シン・エヴァは新劇場版ヱヴァンゲリヲンシリーズの最終作としての形を崩さなかったことが僕は本当に嬉しかったんです。


新劇場版のエヴァ・ヒロインであるマリを『捨てキャラ』にしないどころかヒロインレースの電撃戦で勝たせていくところだけでなく、暗い劇場で流れるBeautiful Worldで感動しました。


エヴァの歌って言うと皆さんはどの歌を思い浮かべますか?

多分、少なくない人が『残酷な天使のテーゼ』と答えると思います。


でも僕にとってエヴァの歌として強く印象に残ってるのは新劇場版2作目のテーマソングだったBeautiful Worldで、それは公開から何年も経った今でも変わらないんです。


新劇場版シリーズの最終作を締め括る歌が『残酷な天使のテーゼ』ではなく、Beautiful Worldだったこと。


それがとてつもなく嬉しかったんです。


シン・エヴァはかつての旧いエヴァへのリスペクトを忘れなかった作品でした。

でも、あくまで新劇場版シリーズの最終作たろうとしていた。


そのことが本当に新エヴァのファンとして凄く嬉しくて嬉しくて。


ファンサービスを旧エヴァファンにも配った上で…


新劇場版が旧いエヴァに「乗っ取られる」ことなく、新しいエヴァの最終作という形で終わること

(その象徴としてのマリENDとBeautiful World)が

凄く胸にきて、涙が溢れました。


もちろん、エヴァおじさん達にとって旧アニメが青春だったことは否定しません。

彼ら・彼女らにとってのエヴァが旧いエヴァな事は何も悪い事じゃないんです。(こちらにその価値観を押しつけてきさえしなければ)


でも、僕たちのような「にわか」仕込みの新しいエヴァのファンもまたエヴァのファンなんです。


そのことを認めてもらえたような気がして、シン・エヴァが新劇場版ヱヴァンゲリヲンの最終作たらんとしたことが本当に嬉しかったんです。


語りたい事はたくさんあって、

そういうのはTwitterに伏せて流しておいたのだけれど、

このことだけはどうしてもブログに書きのこしておきたかったので

こちらに記事を書きました。


シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

本当に凄い映画で、とても…とても好きな終わり方でした。


あと最後にやっぱり「マリが好き」「神木隆之介ポイント」みたいな個人の好みを書いておくんですが、主役とゴールインしなかったヒロインが主人公の友人と結ばれるのが好きなオタクなのでアスカがケンケンって呼んだところで「きゃーっ!」ってなったし、人形の着ぐるみの頭を外して出てくるケンスケでめちゃくちゃジーンと来た。

よかったね、アスカよかったね…。って思えた。




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