我が名はメルヴィン!
片目のガースが「カードのコピー」を「生成する」ことに怒りを覚えるものなり!
いやあ、モダンホライゾン2の衝撃的な新カードが出てきました。
いやまあ、色々と独特な能力ではあるんだけど。
最終的にルール整備がされるであろうから、その点に関しては不満はないです。
テストプレイカードのメカニズムのまま出てこないと思ってたのでびっくりしたけど。
「α版の呪文を何でも唱えられるカード」の黒枠化として「アルファ版の特定のカード」に絞って実装するのはセンスいいですしね。
じゃあ、何が不満かと言うと片目のガースが「既存のルール用語」をもてあそんでいるカードだからです。
総合ルール701.6. 生成する
701.6a
生成するという言葉は既に「(トークンを)戦場に出す」という意味でルールに存在しています。
つまり片目のガースの文章はそのままよむなら「戦場にブラック・ロータスのコピーを出して、それを0マナで唱えてスタックに乗せて、解決したら戦場にブラック・ロータスのコピー・トークンが出る」ということになります。
そうはならんやろ。
私も「最終的には」そうはならないと思います。
発売直後に総合ルールが改訂されると信じているので。
ただ私が疑問なのはどうしてここで「カードのコピー」「生成する」という既存の用語をいじったのかな、という点です。
完全に新しいルール用語を作ればいいのにどうして既存の言葉を組み合わせて変なテキストを生み出すんですか?
わざとやってるのか?
いやまあ、それでもまだギリギリで既存の用語でも「コピーする」あたりならここまでキレ散らかしていなかったかもしれない。
何で僕がこんなに起こっているかと言うと、おそらくこの「ブラック・ロータスのコピーであるトークン」は生成されたものとしては扱わないからです。
カードのコピーを唱えるルールはもうあって、パーマネント呪文のコピーを扱うルールももうあるんですよね。
だからそこ自体は問題視してないんですが、そういった「パーマネント呪文のコピー」のトークンが戦場に出る行為は「生成する」とは異なるものとして決められているんですよ。
総合ルール608.3b
解決しているオブジェクトがパーマネント呪文のコピーであるなら、そのオブジェクトはトークン・パーマネントとなり、その呪文のコントローラーのコントロール下で戦場に出る。それは呪文のコピーではなくなる。こうして戦場に出たトークンは、トークンを生成することに言及した置換効果や誘発型能力からは、「生成/create」されたものとしては扱われない。
発売後にこの辺にルール変更が来るようならまあ「ごめんね、ちょっとイライラしすぎちゃったね」って謝るしかないんですけど。
現状のルールを読む限りの解釈としては片目のガースは「コピーを生成する」という独自用語で「トークンを生成する」とは異なる方法で「生成したものとしては扱わないコピー・トークン」を最終的に着地させるわけです。
じゃあ「生成する」って言葉を使わないでなんか新しい言葉つかえよ!!
「コピーを発生させる」とかなんとか適当に新しい用語を作れ!
既存のルール用語に被せてくるな!
これで発売時にルール整備されて生成する効果の影響を受けるようになったら矛を収めるんだけど参照しているタイミングが違うから多分そうはならないと思います。
なんにせよ、発売をまとう。
広告
関連記事