バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【#MTG】カジュアルEDHの決め技に無限ダンジョンを通りたい。

私はEDHで《永遠王、ブレイゴ》のデッキを愛用しています。

このデッキの勝ち筋のひとつとして今までは無限隕石を使っていました。

統率者である《永遠王、ブレイゴ》と《ストリオン共鳴体》のコンボによって最終的に《隕石》を無限に出し入れして無限ダメージを叩き出して勝ちます。

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まあでも、正直なところそんなに成功したことはないです。

ロマン必殺技ですね。

無限にメテオを飛ばすっていうフレイバーが好きで使ってるところある。

 

そんな「戦場のパーマネントを無限に出し入れするカジュアルな青白EDHの勝ち筋」として面白いカードが登場するようです。

 

新たなブレイゴ王の臣下を紹介しましょう。

《無私のパラディン、ナダール》くんです。

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隕石ループとほぼ同様の手順で無限に彼を追放して戦場に戻すことができます。

 

はい、ナダールくんを無限に出し入れしました。

するとどうなりますか?

 

無限にダンジョンを探索できますね。

無限にダンジョンを探索する!

それだけでなんとなく浪漫に溢れたコンボだとは思いませんか?

 

それだけではありません。

このコンボにはもう1点、魅力的なポイントがあります。

 

それはダンジョンの部屋能力は色の役割に囚われていないということです。

 

例えば赤い《ヴィーアシーノの紅蓮術師》を無限に出し入れした場合、すべての対戦相手に無限ダメージを与えることができるため勝利に直結する。

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しかし統率者戦ではデッキの中に入れられるカードは統率者の固有色のカードに絞られる。

たとえ《ヴィーアシーノの紅蓮術師》を無限に出し入れすれば勝てるとしても、青白のブレイゴ・デッキに赤い《ヴィーアシーノの紅蓮術師》を入れることはできない。

 

 

しかし、白い《ありがたい老修道士》を無限に出し入れしてもライフが回復するだけ。

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無限ライフを得て、ダメージレースに強くなるもののそれが勝利に直結しない。

 

このように多くの白のクリーチャーはそれを繰り返し出し入れしてもそれだけで勝利につながるカードは少ないんだ。

 

ああ《審問官の総督》。君のことを忘れたわけではないんだけど、一旦引っ込んでいてくれ。

 

さて、話をダンジョンに戻そう。

《無私のパラディン、ナダール》はダンジョン探索を行う白いカードだ。

 

プレイヤーはダンジョン探索を初めて行う場合、3つのダンジョンから1つを選び、

その「最初の部屋」に入る。

以降、ダンジョン探索を行うたびにすごろくのように部屋を進みイベントを発生させる。

そして出口にたどり着いたら、ダンジョンを踏破したことになる。

 

一部のカードはダンジョンを踏破することでボーナスを得られる。

また、ダンジョンの踏破後にダンジョン探索を行う場合、もう一度ダンジョンを選びなおして部屋を進むことになる。(同じダンジョンに挑んでもいいし、別のダンジョンに入ってもいい)

 

 このダンジョンの能力は色に縛られない。

例えば通常、ライフを失わせる能力は黒のものである。

(ああ。《審問官の総督》、君のことも忘れていないとも。でも今は一般論の話をしているから少し下がっていてくれないか?)

 

しかし、【魂を食らう墓】のダンジョンに挑めば、白い《無私のパラディン、ナダール》でも相手のライフを失わせることができます。

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これを利用して《無私のパラディン、ナダール》をブレイゴとストリオン共鳴体のコンボで無限に出し入れすれば勝利につなげることができます。

 

ダンジョン攻略ルート

 

まず最初のうちは【ファンデルヴァーの失われた鉱山】のダンジョンを周回するのが良いでしょう。

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「鉱山のトンネル」をぬけて「暗黒の泉」へ至れば相手のライフを減らして自分のライフを回復できます。

ただし気を付けて、対戦相手のライフと自分のライブラリーの厚さに気を付けてください。

【ファンデルヴァーの失われた鉱山】を抜けるたびにあなたは必ずカードを1枚引くことになります。

もしあなたの残りデッキ枚数が30枚でライフが最も多い対戦相手が40点のライフを得ていたなら、あなたは単純に【ファンデルヴァーの失われた鉱山】に40回挑んでいてはライブラリー切れで負けてしまいます。

 

ある程度、鉱山周回をした後は【魂を食らう墓】に挑戦し、左のルートを進みます。

 

ポイントとして、【魂を食らう墓】の2週目以降では「落砂の監房」ではアトロバル神を生贄に捧げることです。

(しなくてもよいのですがその場合、次の部屋でアトロバルが2人になりレジェンドルールで片方は死亡してしまいます)

 

さて、ここまですればたいていの場合は相手のライフが先に失われます。

 

しかし、相手のライフが9999点あったとしたら?

(おそらく《ありがたい老修道士》をたくさん出し入れしたのでしょう)

この場合、ダンジョンをただ攻略しつづけるだけでは先にあなたのデッキが尽きてしまいます。

 

《審問官の総督》を素直に使えば良かったと後悔しそうになりますね。

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さて、そのような状況ではどうしたらよいのでしょう?

方法のひとつはデッキに《Timetwister》をいれておくことです。

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そうして【狂える魔導士の迷宮】へと挑み続けるのです。

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注意点は「ルーンストーンの洞窟」へは決して踏み込まないこと。

ソーサリーである《Timetwister》は無限コンボ中に割り込んでプレイすることができません。

必ず「狂える魔導士の住処」経由で唱えること。

 

そうすればもう一度デッキを補充できます。

これだけでは一味足りないので《永劫のこだま》という《Timetwister》のリメイクカードも使う必要がありそうです。

 

ですが、それだけでは十分ではありません。運悪く《Timetwister》で引いた中に《永劫のこだま》があるとやはり9999点ライフを削ることができません。

そのため、これは省略不可能なループ手順ということになってしまいます。

 

どうやら《無私のパラディン、ナダール》よりも《審問官の総督》を無限に出し入れしたほうがよさそうです。

 

…でも多分、私は《無私のパラディン、ナダール》を入れてしまう気がします。

無限メテオと同じで、無限ダンジョンっていうフレイバーにロマンを感じるから。

 

 

うーん、何かダンジョンを活かした面白い勝ち筋はないものでしょうか?

そう考えていて答えにたどり着きました。

【狂える魔導士の迷宮】を周回して十分な数のマナファクトと《石成エンジン》を場に出すのはどうでしょうか?

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しかる後に改めて【ファンデルヴァーの失われた鉱山】へと挑みます。

そして、「暗黒の泉」までダンジョンを探索していきます。

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「暗黒の泉」の部屋能力は誘発型能力なので、この状態で《石成エンジン》の能力で「部屋能力」をコピーして「暗黒の泉」の中をグルグルと周回し続け、通常は進まないといけないダンジョンの部屋をひたすら周回し続けて勝つことができるのです!

(石成エンジンのコピー能力を使うとタップされてしまうので通常は1ターンに1度しか使えませんがブレイゴで出し入れすればアンタップ状態で帰ってくるので1ターンに何度でも使えます!)

 

…これこそまさに真なる無限ダンジョン

 

フォーゴトンレルム探訪の発売が楽しみでしかたないですね。

それではいつか統率者戦の無限ダンジョンの中で会いましょう!

 

 

【追記】

この記事を投稿した後でTwitterの方で興味深い指摘を受けた。

 

…天才あらわる!

 

公式のメカニズム紹介記事を見てみよう。

まれなケースとして、最後の部屋能力に対応してダンジョン探索をする場合があるかもしれません。その場合は、最後の部屋能力がスタックを離れるのを待たずにダンジョンを踏破することになります。そしてあなたは次のダンジョンの探索を始め、そのダンジョンの最初の部屋能力が前のダンジョンの最後の部屋能力より先に解決されます。

引用:『フォーゴトン・レルム探訪』のメカニズム|マジック日本公式サイト

 

確かに!指摘の通りである。

公式のメカニズム記事で注記されている「まれなケース」を意図的に引き起こしてコンボに組み込むことで面倒な処理なしでも無限ダンジョン探索は無限ライフコンボを決めた対戦相手を追い詰めることができる!

 

一応、どのように引き起こすかも書いておこう。

このコンボのミソは「ダンジョン探索をすると部屋能力が発生する」という流れの中に途切れる瞬間があるのを利用する。

記事公開時点で想定したコンボは「ダンジョン探索し、部屋能力を解決する」→「ストリオンを起動」の手順だった。

しかし実際には部屋能力は誘発型能力であるため、ラグが存在する。

「ダンジョン探索し、部屋能力を解決する」は厳密には、

「ダンジョン探索をするETB能力を解決し、部屋を進める」→(優先権発生。割り込みポイント)→「部屋能力を実際に解決する」


割り込みポイントでストリオンの起動を挟めば、スタック上に部屋能力を積んだまま次の部屋のイベントを発生させる「ダンジョンイベントの遅延」を発生させることができる。

(TASとかRTAじみてきたな…)

 

というわけで「ドゥマトーインの寺院」のエンディングイベントを発生させた状態で、追加のダンジョン探索を差し込むことで「洞窟の入り口」のオープニングムービーを発生させてダンジョン踏破イベントを遅延させたままダンジョンを踏破しきることができるのだ。

 

もけもけさん、素敵なアイデアをありがとう!

 

 

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