胡乱鯖マジック・リーグ運営です。
胡乱鯖マジック・リーグが始まり1週間が経とうとしています。
シールド戦に比べて使えるパック数が遥かに少ない3パックから始まり、
3回負けるたびにカードプールに1パックを加えていけるマジック・リーグ。
新しく開けたパックによってカードプール内の色の偏りが大きくずれて、
デッキのアーキタイプが変わっていくのも興味深いポイント。
今回は上位層のプレイヤーを中心にデッキカラーの変化を見ていきましょう。
有効な勝率の中で最も高いのは、SUZUKAさんの57.7%
ほぼ僅差でそれに続くのが、
ポスカルさんの57.1%です。
今回はこの2人のデッキの変遷からメタゲームを分析してみましょう。
まずはSUZUKAさんのデッキから見ていきましょう。
メインパックは『ストリクスヘイヴン:魔法学院』
このパックの特徴は「強力な魔導図書館の蔵書」という設定で過去や未来の強力なインスタント・ソーサリーが特殊イラストで出てくることがある、というミスティカル・アーカイブ枠のカードが存在することです。
リーグ序盤のSUZUKAさんのデッキはこのミスティカル・アーカイブ枠の呪文を搭載した特殊勝利デッキでした。
このデッキに負けると「特殊勝利」ということもあり、非常に記憶に強く残るのでいつも勝ってるイメージがありましたが、データで見ると勝率は真っ当な範囲に収まっていました。
メタゲーム、環境が早く成っていくにつれ7マナアクションは少し重たい動きになり、序盤中盤を固めるカードなしで特殊勝利呪文を唱えることは難しいという判断からか、SUZUKAさんのデッキは色を変え「ライフ回復ミッドレンジ」へと姿を変えていきます。
与えたダメージ分のライフを回復する絆魂を持つクリーチャーとライフ回復を参照するカードによるデッキ単位でのまとまりを優先した結果、
あえてレアカードには頼らずバランスの取れたコモン・アンコモンの低レアで構築した形になります。
勝利時のインパクトこそ減りましたがコンバット・トリック(戦闘に介入する呪文)などを使った動きが増えて、全体的にどっしりとした安定感を見せる横綱相撲の太いデッキになったように感じました。
もうひとりの高勝率保持者、ポスカルさんのデッキ変化も見てみましょう。
メインパックは『イニストラード:真夜中の狩り』
環境初期のアーキタイプは【エスパーゾンビ】、フラッシュバックや降霊を中心とした墓地から使えるカードでアドバンテージを稼いでいく低速ゾンビデッキになっていました。
余った赤と緑のカードで組まれたサブデッキとして【グルール狼男】もありましたが、メインはエスパー墓地利用の方から始まりました。
しかしパックを買い足していく内に赤緑のカードプールが増えて狼男は徐々に形になって行きます。
昨夜の時点で伝説の狼男を入手していたので2週目のデッキは狼男が主体になってもおかしくないと睨んでいます。
全体的な傾向として前のめりな攻撃的なデッキが増え、それを受けつつ戦えるミッドレンジが環境上位になってきている…と見ることができるかもしれません。
環境で見かける攻撃的な1マナクリーチャー↓
マジック・リーグでは敗北数での追加パック・ボーナス以外にも、
1週間ごとのログイン・ボーナスとして追加パックが出てきます。
増えてくるであろうミッドレンジ・デッキに対してまたメタゲームが回転して新たなアーキタイプが出てくることを胡乱鯖マジック・リーグ運営も楽しみにしています。
それではまた来週のプレイレポートで会いましょう!