やあ、来月には禁止されることが決まった特殊パックの数々を使った胡乱鯖名物の超次元マジック・リーグ。
今回もぶっ飛んだ環境のレポートだ。
「対策カードを引けたのでマニアックに勝てる」と豪語するのは《ダウスィーの虚空歩き》などを中心に黒いデッキを握ってみたり、多色化してパワーカードを積んできたプレイヤー。
果たしてどんな方法で【策略マニアック】を攻略しようというのか?
ぜひ見させてもらおうじゃないか。
まず先手を取って動いてきたのはチャレンジャー。
沼から1マナ出して《太陽の指輪》。
即座に指輪からマナを出して《彩色の星》。
色マナ基盤を整えるクロマティックカードだ。
こちらは島を置いて様子見。
すると対戦相手はクロマティック・スターを起動して緑のマナを産む。
飛んできたのはまさかまさかの《花の絨毯》
「これが対策カードですよ!」
うわぁ…まいったな。
これは確かに基本土地が島だけのこちらにはぶっ刺さる。
さらにマナ・アーティファクトを出してマナを伸ばしていく対戦相手。
こちらはブレストで手札を整えて2ターン目。
しぶしぶ島を置いて土地を伸ばす。
返しに出てきた《ダウスィーの虚空歩き》はマストカウンターなのでカウンターとバウンスで2ターンかけて処理する。
どうやら一部のメタカードを多色化しているがデッキ自体は黒の強力なダブルシンボルでまとまっているらしい。
ハンデス呪文、《精神ねじ切り》も搭載されているが…
「ピッチで《誤った指図》捨てるのはそっちで」
「それも読んでました。これはアーティファクト を捨てるなら1枚で済むのでマナ・アーティファクト1枚だけを捨てます」
序盤の攻防を抜けた相手は絨毯から莫大なマナが出るようになりフィニッシャーを展開。
《終局の始まり》…!!
打ち消されない呪文だ!
巨大な軍団トークンが登場し、ブロッカーのいないこちらを攻めたてる。
ライフも大幅に削れて、次のターンには倒されてしまう。
残りデッキ枚数は3枚「も」ある。
こちらのマナはたった4マナ。
3マナで偏執狂を出しても残る1マナでブレストを撃つだけではデッキの上を引ききれない。
対戦相手の勝ちは決まったも同然。
…だが、対策を練っていたのはこちらも同じ。
「あと1枚引けない…という速度で攻めてくる対戦相手」への対策はもうデッキに入っている。
0マナでカードを引けるカードがあれば良いのだ。
まずは偏執狂を着地させる。
「島を生贄に捧げて…」
「《秋の際》をサイクリングして残りデッキ枚数2枚。島から青マナ1点。ブレストで3枚引いて…カードが引けないので、私の勝ちです」
というわけで残念ながら【クロマティック・ブラック】は惜しいところまで詰めたものの一手及ばず。
オマケ
「途中でピッチのコストで手札から研究室の偏執狂を追放してたんだけど…」
時のらせんリマスターとミステリーブースターを剥きまくったんだけど、
実は両方に《研究室の偏執狂》は入ってるんだよね。
だからこのデッキは《研究室の偏執狂》が2枚積みになってる。
…マニアックデッキの明日はどっちだ!?
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