元デュエマっ子のみんなが、復帰勢の私と一緒に現代デュエマを学んでいくシリーズ。
今回おぼえていきたいデッキは【赤黒邪王門】。
守りも固い攻めのデッキ、その内容を見ていこう。
このデッキはMTGでいうスーサイド・デッキのような動きをする。
自身のライフ(シールド)を減らしながら「自分が死ぬ前に相手を殺せばいい」とばかりに猛攻をしかけるのだ。
自身のシールドを減らしながらの速攻により
「鬼タイム」(自分と相手のシールドの合計が6以下なら~)
「鬼エンド」(シールドが1つもないプレイヤーがいるなら~)
「革命N」(自分のシールドがN枚以下なら~)
などのシールドが少ない状態を参照するカードが強化される!
そしてこのデッキで特徴的なのは攻撃速度を赤単より少し減らす代わりにデッキバランスを「妨害」「防御」にも傾けるために闇文明交じりのカードを入れているところ。
《影速 ザ・トリッパー》を採用した型は対戦相手のマナチャージ・テンポを崩し行動を制限。相手の得意なペースに入らせない!
実際に使われてみるとかなり厄介でマナが毎ターンアンタップインすることを前提にした単色デッキや、マナ加速呪文で伸びたマナから更にマナを伸ばそうとするランプデッキではトリッパーに致命的な展開の遅れを作り出されてしまう。
《「大蛇の鬼」ジャドク丸》は相手クリーチャーを破壊しながら鬼タイム下での打点として活躍できるカード、これをデッキに4枚 潜影蛇手しておくのもいいわね?
このデッキの「シールドが少ない時」の恩恵を受けてもっとも活躍するのが《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》の鬼タイムね。
3マナ・パワー2万1千のQブレイカー(シールド4枚破壊)。
もちろんデメリットがあり、鬼タイム中でなければ攻撃はできないの。
素早く自身のシールドを減らし鬼タイムに入ったら先に出しておいたクリーチャーとガシャド髑髏の2体で攻撃すれば、1枚ブレイクとQブレイクでシールドをすべて割れるということね。
この2回目のブレイク時に手札から《龍装者バルチュリス》を叩きつける動きが最強なの。
このバルチュリスは攻撃の処理が終わった後に出てくるため4枚ブレイクの中に除去シールド・トリガーがあってもバルチュリスはまだ出ていないため処理することはできないのよ。
除去を忍んでかわし、そのままスピードアタッカーでダイレクト・アタック。
これが優勝というものよ、分かるかしらサスケくん?
このデッキが【赤黒邪王門】と呼ばれるのは鬼エンドで0マナ発動できる《百鬼の邪王門》が4枚デッキに仕込まれているからなの。
基本的には「コダマンマ」系のクリーチャーやジャドク丸で自身のシールドを減らして0枚にすることで、6マナ級のクリーチャーをタダ出しするためのカードになっているわ。
でも邪王門に隠されたもうひとつの使い道があることには気づけたかしら?
邪王門の「クリーチャーが攻撃する時」という発動条件は、どちらのプレイヤーが攻撃するかを指定していないことなの。
同型のビートダウンやこちらのシールドが無くなったのをみてシステムクリーチャーで強引に殴って勝負を決めに来た相手に対して防御札として機能させることができるのよね。
まったくもう。
デュエルマスターズのカードなのに相手のターンに行動できるなんて油断も隙もないデッキじゃない…。
このデッキが強力とされているポイントはあくまでも分類上は「フェアデッキ」に分類されるというところね。
いわゆる「踏み倒しメタ」と呼ばれるようなカードに対して「踏み倒しカードで序盤にWブレイカーを呼んだりしているわけではなく、(鬼タイムを満たせば)Wブレイカーの軽量クリーチャーを出しただけだが?」という開き直りで殴り抜けてくるところにあるわ、恐ろしいわね。
逆に【赤黒邪王門】の方でそう言ったメタカードの類を採用することもできるわ。
相手のシールド・トリガー・クリーチャーでの逆転の目を封じるのに《単騎連射マグナム》を使ってくることもあるから注意しなさいな?
これで今回のデッキ紹介はお終い。
ごちそうさまでした。
まだ読み足りない、そんな時は過去記事の方を読み直してみるのもいいんじゃないかしら?
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