「NEO-KBPTL」フォーマット発表
2022年02月02日
間もなく、テーブルトップ・マジックに「NEO-KBPTL」――『ネオ神河ブロールPauperタイニーリーダーズ』という新たなフォーマットがやって来ます!
なぜ今、新たなフォーマットを導入するのか? そしていつどこでプレイできるのか? 素晴らしい質問ですね!
NEO-KBPTLの物語はKBPTL(神河ブロックパウパータイニーリーダーズ)とともに始まりました。むかーしむかし(正確に何年かはわかりません)、ローテーションでスタンダードを去った神河ブロックのカードを引き続き使いたいものの、統率者戦という深みへ飛び込むには心の準備ができていないプレイヤーのために、その2つのフォーマットの間を埋める役割を担う神河ブロックパウパータイニーリダーズが創設されました。当時、MTGのカジュアルプレイヤーたちは胡乱フォーマットに飢えており、公式フォーマットとの間を埋める奥深いフォーマットが必要だったのです。
そして現在、KBPTLは私たちが望んだ通り、胡乱カードゲームプレイヤーが楽しめるローテーションなしのフォーマットになっています。そしてスタンダードもかつてない盛り上がりを見せ、マジック:ザ・ギャザリング アリーナの登場以降、新世代のプレイヤーが次々に輩出されています。
しかし、その2つのフォーマット間の差は、大きく開いてきています。当たり前のことですが神河ブロックパウパータイニーリーダーズは、ゼンディカーやテーロス、イニストラードへの再訪セットが発売してもカードプールが増えることはありません。膠着した懐古的なカードプールの味わいを楽しむものであると同時に、新規参入者にとって高い壁となっています。そこで新しい神河セットを中心とした新世代のKBPTLが求められていると気づいたのです!
NEO-KBPTLはテーブルトップ・マジックでのみお楽しみいただけます。現時点では、マジック:ザ・ギャザリング アリーナとMagic Onlineへの実装予定はありません。
NEO-KBPTLの話を続ける前に、1つだけはっきりさせておきましょう――KBPTLはどこにも行きません。コアなファンのプレイヤーの皆さんは、KBPTLを愛しています。NEO-KBPTLでは代わりになり得ません。KBPTLは多様性にこそ欠けますし、成長もせず、プレイヤー層も薄いゲームです。しかし、だからと言って無くなっていいことなどあるはずがありません。NEO-KBPTLはKBPTLのルール改訂でなく、よく似た新世代の別フォーマットであるべきです。
NEO-KBPTLでは、『神河ブロック』だけでなく新セット『神河:輝ける世界』を使用します。このフォーマットを作る上での目標の1つが、セットを越えたシナジーを楽しめるくらいには広いカードプールを設定し、独自の特徴を持たせつつ、新規プレイヤーの参入障壁を下げることでした。
また、NEO-KBPTL最初期の禁止カードはありません。このフォーマットは未だにカードプールが明らかではないからです。私たちと一緒にこのフォーマットを作り上げていきましょう。このフォーマットにおける禁止・制限の方針は、後日改めてお知らせします。
なお、この新たなフォーマットについての決定は暫定的なものとし、実際に導入されてから注意深く監視して、サイクル外のタイミングで禁止カードや構築ルールを見直す予定です。プレイグループからもデータを収集し、初期段階で問題が起こるようであればカードを禁止するつもりです。
最新情報につきましては、@aynemam(日本語)のTwitterアカウントや、このブログのお知らせにご注目ください。
新たなフォーマットの導入は、いつもエキサイティングなものです。プレイヤーの皆さんが何を考え、何を生み出すのか見るのが待ち切れません!