今日のピックアップデッキはコントロールデッキを見ていこう。
青黒緑(スゥルタイ・カラー)で組まれたコントロールデッキ【オシリス】だ。
オシリスの名前の由来は《語られざるものの警告》という英雄譚カード。
なぜこれがオシリスと呼ばれているのかという理由は裏面を見れば分かる。
第Ⅲ章で変身すると、手札の枚数によってステータスが決まるクリーチャーになるのだ。
遊戯王カード、《オシリスの天空竜》が手札枚数で変化するステータスと攻撃力を2000下げる能力を持っていたことから胡乱鯖ではオシリスと呼ぶのが定着している。
この《語られざるものの警告》、レアリティが実はアンコモンであり比較的入手しやすい。
その結果、30枚デッキに警告を2枚積んだデッキが成立しうる。
(割合で言えば60枚の構築済みデッキに4枚制限いっぱいまで入れているのと変わらない)
《忌話図の幻像》をフィニッシャーとするコントロール・デッキ、【オシリス】はとにかく手札枚数を大事にする。
手札1枚を2枚へ変換できるリソースカードが重要となってくる。
特に上の2枚は、片方はアーティファクトであり、もう片方はエンチャントを参照する。
この2つと手札を結びつける土地が《道路脇の聖遺》だ。
アーティファクトとエンチャントをコントロールしていれば1枚で手札2枚を得られる強力な土地カードだ。
これらに加えてクリーチャー面になったオシリスを攻撃させ戦闘ダメージ計算後に忍術で使い回しドローを加速させ2枚目のオシリスをより強力に使うことも目指す。
結果的にこのデッキが行き着く先は…ライブラリアウト死である。
30枚のデッキにドロースペル入れすぎ問題だ。
現在ではこのデッキの使用者は自分の他のデッキパーツを取り込んでマジックリーグとしては厚めの枚数でデッキを組んでいる。
対戦相手に残りデッキ枚数を聞かれ答えるたびに「あれ、デッキ枚数増やしてなかったら負けてるじゃん」と思うことがちょくちょくあるそうだ。
マジックリーグのデッキの最適解は30枚構築。
そのセオリーに一石を投じる重コントロールがどれだけ結果を出せるのか?
今後の活躍も追っていこう。
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