先日のこと。
マジック:ザ・ギャザリングのカードを買いに近所の玩具屋に行ってきたのですが、目当ての商品が売ってなかったのでがっかりしつつ店内の品物を眺めてきました。
そこで掘り出し物を見つけて即購入。
買ったのはあの伝説のTCG「ディメンション・ゼロ」の構築済みデッキ!
プレミア価格で取引される幻のレアアイテムが定価1300円で売られてるもんだからたいへん驚きました。
↓
勢いで購入したはいいんですが、このカードゲーム……サ終してるんですよね……。
対戦相手が、いない。
持っている知り合いがいないかインターネットパワーを借りて探してみたところ「マジカ仙人」がディメンション・ゼロのコモン・アンコモンカード束を持っているとのことで対戦をお願いしてみることに。
↓マジカ仙人って?と疑問に思った人は過去記事参照。
そういうわけで構築済みデッキvsストレージで組んだデッキとの対戦をしてもらえることに。
伝説のカードゲーム、ディメンション・ゼロがどんなゲームなのか?
マジカ仙人との対戦で教えてもらいましょう。
どんなゲーム?
このゲームは3×3のバトルゾーンにユニットカードを配置して戦うカードゲームです。
スマッシュ(プレイヤーへの直接攻撃)で7点のダメージを与えて対戦相手を倒すことを目指します。
プレイ前に気になった独特のシステム「プラン」
デッキトップのカードを手札のように使用することができるシステム。
エネルギー1点を支払うごとに山札の一番上を墓地に送りデッキトップを更新することができる。
このシステムをうまく乗りこなせるだけで 無からアドバンテージを捻り出すことができるので、
上手いプレイヤーと下手なプレイヤーの差が大きく開きそう。
…開きそうとか言うか本当にプレイヤー間の立ち回りの上手さ下手さが浮き彫りになるゲームだったので滅びたらしい。
実際にプレイし始めて感じたこと
遊んでみるとユニットとユニットとの直接戦闘形式を取っているため…パワー3000のユニットは実質的に「使い捨ての3000点生物火力」でもあるということに驚かされる。
普通に構築済みデッキに入ってるバニラのカードが実質的な「使い捨て火力とクリーチャーの分割カード」なのだ。
またほぼ全てのクリーチャーがクイック(瞬速)を持っているため、
ゲーム序盤はドローしてエネルギー(マナ)を貯めてエンド。相手ターンの動きを見てからクイックでユニットを展開する…というのがこのゲーム定石であるらしい。
初心者である私は最初の数ターン、そのあたりが理解できずに普通に自分のターンにユニットを展開しようとしていたが、
今になってみれば大きな間違いだと分かる。
わかるけどさぁ!
初心者は普通、自分のターンに動くよ!
ドローゴーから始まるのが最適解なゲーム、デザインが嫌らしいぞ!
(ちなみにデザイナーはデュエマで負けてマジックをやめた男、NACこと中村聡氏。デュエマで負けてマジックをやめてD-0を作った男ってこと?)
ディメンション・ゼロぜんぜん分からん。→完全に理解した→チョットデキル
前評判として難しい実力ゲームだと聞いてはいたが体感してみると、予想より遥かに実力差を感じるゲームだった。
敗因は私が弱かったことでお相手の勝因は強かったこと。
マジカ仙人の実家に放置されていたストレージの紙束から生まれたデッキに解らされる結果とあいなった。
マジで奥深いゲームであると同時に、このゲームの魅力にも気づけた。
実力ゲームであるがゆえに昨日の自分より今日の自分の方が強い。
そうしたレベルアップの経験が味わえるのがこのゲームがサ終してなお、人々を魅了してやまない理由なのだろう。
なおレベル1から2にレベルアップしてもレベル100の対戦相手には勝てないのが、このゲームの真理である。
多くの初心者が心を折られ、残ったスパイク気質のプレイヤーが、サ終した今も牙を研ぎ続けているのだろう。
恐ろしいカードゲームであった。
広告
関連記事