今回はブースター発売直後のクロコダイルコントロールについて考えていきます。
ブースターの発売後、「クロコンはクロコダイル抜きになり、別の互換リーダーを採用したクロコダイル抜きクロコダイルコントロールデッキになるんじゃないか」等と噂されていましたが、
蓋を開けてみれば新規クロコダイルが2枚追加され、クロコダイルを抜き、クロコダイルを入れたコントロールが組めるほどにクロコンの波が来ています。
今回はブースターで推されているテーマである「バロックワークスデッキ」を組む上で2枚のリーダークロコダイルを比較してみようと思います。
混色クロコダイルは初期ライフが1少ない代わりに、イベントカードに関連した効果を持っていて「イベントを軸に動く」というコンセプトのバロックワークスデッキによく合っているように思えます。
しかし、実際にはライフが1少ないことはかなり大きな痛手です。
ライフ1点を守るために必要なカウンターカードが手札1~2枚分であり、
ライフを失った時に手札に加わることで更に1枚分の合わせて3枚分の価値がライフ1点には秘められています。
混色クロコダイルを使う場合、条件を満たしたときにできるドローを3回行って初めてイーブン。
混色クロコダイルでアドバンテージを得るためには4枚以上ドローしなくてはならない…と私は考えます。
実際に発売前にプロキシで試してみたところ、4枚以上ドローするのは困難であり
バロックワークス軸で組む場合には単色クロコダイルの方が使いやすい印象を受けました。
そうなると混色側の利点は紫のカードが使える点にあるわけですが…
バロックワークス軸にした場合、「デッキの上から5枚をめくり、BW特徴を持つカードを手札に加え、残りをデッキ下に置く」という行為を頻繁に行うことになります。
紫のBWがない現状では、デッキに紫のカードを入れても「紫カードをドローできる確率」よりも「紫カードがデッキの下に行く確率」の方が高くなってしまいます。
そこで、引ける確率の低い紫カードを入れられる点を重視するよりは単色に振って手札に加えられる青いBWの選択肢を幅広くとれる単色クロコダイルの方がバロックワークスデッキには向いているでしょう。
*注*あくまでバロックワークス軸にする場合での比較であり、あらゆるデッキで混色クロコダイルに単色クロコダイルが勝るというわけではありません。
では使うクロコダイルが単色に決まったので実際にデッキレシピを組み上げてみましょう。
サンプルレシピ
【バロックワークス+王下七武海クロコン】
バロックワークスOP01-090 x4
砂漠の宝刀OP01-088 x4
超過鞭糸OP01-086 x1
三日月型砂丘OP01-089 x1
砂嵐ST03-015 x4
トラファルガー・ローST03-008 x4
ボア・ハンコックST03-013 x4
ミス・オールサンデーOP01-079 x4
Mr.2ボン・クレー(ベンサム)OP01-084 x4
ボア・ハンコックOP01-078 x4
クロコダイルP-004 x2
ジュラキュール・ミホークST03-005 x4
ゲッコー・モリアST03-004 x4
クロコダイルOP01-067 x4
ジュラキュール・ミホークOP01-070x2
このサンプルレシピでは「弱いバロックワークスのカード」を詰め込むよりは王下七武海特徴の強いカードとのハイブリッド構築にしてデッキ全体のパワーラインを上げることを意識して組んであります。
もっとBWに寄せたければ王下七武海の枚数を減らしてバロックワークス単デッキにするのもひとつの楽しみ方ではあると思います。
イベントカード採用枚数もギリギリまで切りつめてあるので、イベントカードを立ち回りの起点に置いたBWの動きを楽しみたい場合、三日月型砂丘などの1枚採用のイベントカードを増やしてみるのもよいでしょう。
また王下七武海の代わりに紫のカードをいれるなら、混色クロコダイルでの構築もありえるでしょう。
サンプルはあくまでサンプルと割り切って自分の対戦環境に合わせてチューニングするのがよいでしょう。
クロコダイルST03-0003の非採用について
クロコンなのにクロコダイルが抜けているじゃねーか!という点を指摘されるかもしれませんが、他のクロコダイルが入ったのでこれはクロコンです。(きっぱり)
ブースター環境では基本的にサンジかナミくらいしか仮想敵がないため、敢えてクロコダイルは抜いてあります。
ただ、バロックワークスのイベントから拾ってくることを考えれば1,2枚の採用はしてもいいでしょう。その場合、クロコダイルP-004あたりが入れ替え候補になると思います。
(結局クロコダイル抜くんじゃねーか)
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