
こんにちは、「ソード・ワールド2.5」と言うTRPGのリプレイを書いたり、公式サプリメントに寄稿させていただいている青猫あずきと申します。
最新作、『キャラクターシートが古すぎて、若干バグってるみたいです。」はこちらから買えるので未読の方は試し読みだけでもよろしくお願いします。
今回の記事は「最近作品 Advent Calendar 2025」と言う企画のための記事です。
最近(作家名。そう言う名前の作家さんがいるんです)先生の作品に関係することなら、なんでも自由に書いていいよ!と言う企画があって、そこに投げるために筆を執りました。
さて、TRPGで遊んだことのある方なら誰しも「自分の好きなコンテンツのキャラを再現したPCを作りたいな」と思ったことがあるのではないでしょうか。
今回は「最近先生の代表作『幻想再帰のアリュージョニスト』で自分が一番好きなキャラクターであるミルーニャ・アルタネイフさんにインスピレーションを得たPCをソード・ワールド2.5で作ってみよう!」という記事になります。
この記事を読むあなたが、TRPGを遊ぶ上で「元ネタのあるキャラ作成」をする際のヒントを得られたり、ミルーニャのことが好きな同士がソード・ワールド2.5に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
それではまず、今回のキャラクター作成の元ネタとなるミルーニャのプロフィールをWikiから引いてきましょう。
ミルーニャ・アルタネイフ
| 年齢 | 26 |
| 身長 | 153 |
| 性別 | 女 |
| 種族 | ロディニオの三本足の民+キャカール系霊長類 |
| 職業 | 中衛・錬金術師(アルケミスト)・呪具製作者(エンチャンター)・商人(マーチャント)・射手(シューター) |
| 容姿 | 童顔+茶色の巻き毛+茶色の目(幼少時の色に合わせて染めている。本当は白髮+赤目)+肌の色素はめちゃくちゃ薄い |
| 服装 | エプロンドレス+でかい鞄+ごついブーツ |
ミルーニャ - 幻想再帰のアリュージョニストWiki Wiki*
まず種族ですが「ロディ二オの三本足の民」はアリュージョニスト独自の設定が濃い種族であるため、無理にソード・ワールドにこじつけるよりは、キャラクター性にあった種族をピックしましょう。
ミルーニャの完全な再現キャラを作るのが目的でなく、ミルーニャにインスピレーションを受けたラクシア(ソード・ワールド2.5の世界)の住人を創造するのが目的ですから。
ミルーニャと言えば多数のアイテムを巧みに使い分け、自分の爪を【扉】にした四次元ポケット的なアイテム収納術【アルタネイフ呪具百貨】が印象的なので、レプラカーンがイメージにピッタリですね!
レプラカーンはソード・ワールド2.5のプレイアブル種族のひとつで、基本ルールブック3巻を導入することで作成できます。
装飾品アイテムの装備枠が多く、レベルが上がれば戦闘中に装飾品アイテムを出し入れすることのできる種族特徴があるのが【アルタネイフ呪具百貨】を表現するのに適しているのではないでしょうか?
次に悩むことになるのが冒険者技能です。
これは難しい問題ですよ。
蹴り技主体の中衛の錬金術師で、特別な適性が無ければ扱いきれないとされる「銃」を使用することもできる射手。
呪文の込められた呪石を投石することで呪術を扱うビーンズ式詠唱術も彼女の特徴的な戦闘スタイルだと言えるでしょう。
これをソード・ワールド2.5の冒険者技能に落とし込もうとすると、複数の技能を取る必要があり、ゲーム面での強さが著しく低い器用貧乏なPCになってしまいそうです。
キックを扱う近接戦闘はグラップラー技能。
錬金術による支援行動はアルケミスト技能。
投石による攻撃はシューター技能。
銃も扱うのであればそれに加えてマギテック技能が必要です。
この4つから、多くても2つほどに絞らなければ最低限ほかのPLに迷惑をかけない程度の性能を担保できません。
ぱっと思いつくのは……
- グラップラー+アルケミストの前衛
- アルケミスト+シューターの後衛
- シューター+マギテックの後衛
この3パターンになると思います。
一見、どれもミルーニャの一側面をしっかり反映したものになっているような気がします。
しかし、私はミルーニャと言うキャラクターの魅力はどっちつかずな半端さにあって、それを戦闘スタイルの「中衛である」という部分が端的に表していると思っています。
なので、ここで1~3のような表面上はミルーニャの戦闘行動に合致した戦闘スタイルを踏襲するよりも、中衛と言う役割を押し出したビルドにした方が、より「らしさ」が出るとは思いませんか?
つまり、メインの近接戦闘行動を「蹴り」にこだわって再現するのでなく、「近接攻撃ならなんでもいいや」と割り切ってPCに落とし込むことで、投石と近接攻撃を両方扱える中衛としてビルドするわけです。
ソード・ワールド2.5では蹴りを扱うためのグラップラー技能では投石を行うことができませんが、軽戦士を表すフェンサー技能であれば近接攻撃に加えて投石による遠隔攻撃も行えます。
「蹴り主体」でなくナイフやダガー、短剣と言った攻撃手段になりますが、中衛として敵の乱戦突破を食い止めたり、純後衛への射線切りを行う回避盾として、中衛の役割をまっとうする戦闘スタイルは実にミルーニャ的だと言えるでしょう。
このビルドでは攻撃のダメージが低くなるので、アタッカーとしてではなく、前衛がトドメを刺しきれずにミリ残ししたモンスターに追撃可能な戦力と考えて……
サポート役として、アルケミスト技能に重点を置いた成長をするのがいいでしょう。
戦闘系冒険者技能ばかりに話が偏ってしまいましたが、ミルーニャはペリグランティア製薬の顧問錬金術師であることを踏まえると、非戦闘系の冒険者技能はおのずと薬草とポーションの扱いに長けるレンジャー技能に決まってきそうです。
……こんな所でしょうか。
初期作成では金銭的に厳しく「アイテムを扱うのが得意」というミルーニャ性を十分に表現できなかったのが悔やまれますが、
こういう序盤の金策に苦労するのもファンタジー系TRPGのわびさびでしょう。
ここからの成長はフェンサーを先行させて伸ばしながらアルケミストをじっくり伸ばし、金銭面のやりくりをしながらアイテムを買いそろえていくことになるはずです。
と言うわけで、僕に出来るミルーニャっぽいキャラクター作成はこんな感じ。
この記事を読んだアリュージョニスト読者のTRPGプレイヤーが自分でもアリュージョンしたキャラクター作成を楽しんでくれたら嬉しいなあ。
それではここまで、縁が合ったらどこかの卓で会いましょう!
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