青猫さんの与太話

カードゲームや好きな作品の布教、感想備忘録。連絡用Gmail:beencatsun@gmail.com

【ゼロから分かるMTG!】襲い来るクリーチャーの脅威!

 

 オレの名前は赤山アツシ!

 世界的に有名なカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のプレイヤーだ!

 

 

 これを読んでるみんなはマジック:ザ・ギャザリングを知ってるか?

 魔法使いになって、土地から魔力の源”マナ”を引き出して呪文を唱えて戦うカードゲームなんだぜ。

 今日も小学校の授業が終わったら家にカードを取りに戻って、近所の公園に集合するんだ。 

 

「あっ、アツシ来た! 早く勝負しよう? 今日こそは勝ってみせるんだから!」

 

 

 こいつは森ちえ。オレと同じマジックのプレイヤーだ。

「よっしゃあ、さっそく始めようぜ!」

 俺はカバンから60枚のカードの束を取り出す。これが俺の「デッキ」だ。

 

「「じゃんけん、ポン!」」

 

「よっしゃ、オレの勝ち! 先攻はもらった!」

 

 デッキのカードをよく混ぜて、7枚引く。

 マジックでは最初に7枚の手札を確認して、手札が悪ければ引き直すことができる。

 オレの7枚は……うん、十分たたかえそうだ。この7枚をキープしよう。

 

「いくぜ、まずは手札から山カードを場に出すぜ」

 

 

 プレイヤーは自分の番に1枚、土地カードを場に出すことができる。

 そして場の土地カードを横向きに置き直す(=タップする)ことでマナを引き出せるんだ!

 

 「さらに《稲妻波》を唱えるぜ!」

 

 

 これでちえに3ダメージだ!

 マジック:ザ・ギャザリングはこんな風にソーサリー・カードを使ってダメージを与えあうことで20点のライフを0にした側が勝つゲームなんだぜ。

 ソーサリーは基本的に使い捨てのカードなので唱えた後は墓地に置かれるんだ。

 

「じゃあ、私の番。カードを1枚引いて、森カードを出して……ターン終了」

 

 プレイヤーは自分の番のはじめにカードを1枚引ける。ただし、さっきオレが引かなかったみたいに、先攻の第1ターンにはカードを引かずにターンを始めるんだ。

 

「カードを1枚引いて……よし、2枚目の山を出してターン終了だ」

 

「私のターン! 《自然の知識》を唱えてライブラリーから、森カードを場に出すよ!」

 

自然の知識

 

 ライブラリーって言うのはデッキを置く場所のことだ。デッキに入れる土地以外のカードは魔法の呪文書で、それを集めた図書館だからライブラリーって言うんだぜ。

 

「これでターン終了!」

 

「おっと、ターン終了時に手札から《稲妻の一撃》を唱えるぜ」

 

稲妻の一撃

 

 ソーサリー呪文は自分のターンにしか使えないけど、インスタント・カードは対戦相手のターン中でも唱えることができるんだ。その分、ソーサリー呪文よりも支払うコストが重いから、どっちをデッキに入れるかはプレイヤーの作戦によって変わってくる。

 

「オレのターン! 1枚引いて、3枚目の山を置いて《稲妻波》、《溶岩の撃ち込み》、《批判家刺殺》! 3枚の1マナで3点ダメージの呪文で合計9ダメージだ!」

 

「うう、ライフが残り5点になっちゃった……」

「私のターン、1枚引いて《野生の大魔術師の杖》を出すよ!」

 

野生の大魔術師の杖

 

「アーティファクト・カードか……!」

 アーティファクトは魔法の力を秘めたアイテムを表すカードで、インスタントやソーサリーのように使っても墓地に送られず、場に残り効果を発揮し続けるカードだ。

 

「森を置いて、杖の効果でライフを回復! ターン終了だよ」

 

「それじゃあ、これで終わりだな! オレのターン、《稲妻》と《灼熱の槍》を使って6点ダメージ!」

 

「やっぱり、アツシのデッキは速いね。また負けちゃった」

 

「へへっ、なにせオレは学校でイチバンのマジック・プレイヤーだからな」

 

「へえ、学校でイチバンのプレイヤーか。じゃあ、僕とも遊んでくれるかい?」

 

 

「誰でも、相手になるぜ。ええっと、名前は……」

 

「レオ。そう呼んでくれればいい」

 

「レオ、か。よっしゃあ! 勝負だ、れお!」

 

「「じゃんけん、ポン!」」

 

「僕の勝ちだね。先攻はもらうよ」

 

「ようし、お手並み拝見だぜ!」

 

「まずは平地カードを置いて、1マナ。《サバンナ・ライオン》を召喚だ」

 

サバンナ・ライオン

 

(なんだ、あのカード? 効果が無くて、キャラクターの台詞だけが書いてある)

 

「クリーチャーは召喚したターンには行動できない。これを召喚酔いと呼ぶ。きみはどうやらまだマジックのすべてを知っているわけではないようだね」

 

「なんだか分からねえが、攻めるのみだ! カードを引いて、山を出して、《稲妻》でお前に3点ダメージだ!」

 

稲妻

 

「やはり、その程度か……。僕のターン、1枚引いて、平地を場に出す。そして《サバンナ・ライオン》で攻撃!」

 

「攻撃…?」

 

「召喚酔いの解けたクリーチャーは、毎ターン、対戦相手を攻撃し、右下に書かれた2つの数字の左側……パワーに等しい点数のダメージを与え続ける」

 

「使いきりの《稲妻》と違って、毎ターン ダメージを与えるっていうのかよ!?」

 

「戦闘後に2マナで《オレスコスの速爪》を召喚してターン終了」

 

オレスコスの速爪

 

 

「クソっ……《稲妻波》と《批判家刺殺》で6点!」

 

「ソーサリー呪文の火力は瞬間的なコストパフォーマンスでは、クリーチャーの召喚を上回る。だが、長期的に見れば毎ターン攻撃できるクリーチャー・カードの方がずっとダメージ効率がいい」

 

「3枚目の平地を置いて《群れの王》を召喚。《群れの王》が指揮することで、僕の操る猫たちはパワーが2点上昇する。ここで言う猫には無論、《サバンナ・ライオン》も含まれる」

 

群れの王

 

「パワー4の《サバンナ・ライオン》とパワー5の《オレスコスの速爪》で攻撃。9点ダメージだ」

 

「そんな、もうアツシのライフを半分以上へらしてる!」

 

「次のターンで、僕を倒せなければライオンたちの攻撃で決着だ」

 

「ちくしょう、オレの火力呪文の速度でも追いつけないなんて……!」

 

「ソーサリーやインスタントだけでなくクリーチャーを使いこなさなくてはマジックを極めたとは言えない。クリーチャーを知らずにイチバンを気取るようでは、まだまだだね」

 

(何か……何か手はないのか! レオの使うクリーチャー・カードの右下の数字。左はパワーだと言っていたけど、じゃあ右は何だ? 攻撃力でない数字……もしかして!)

 

「オレは《稲妻の一撃》をお前じゃなく《群れの王》を対象として使う!」

 

 

「気づいたか、『致死ダメージ』のルールに!」

 

「クリーチャーの持つ右側の数字『タフネス』を越えたダメージをクリーチャーが受けた時、そのクリーチャーは死亡し、墓地に送られる」

 

「クリーチャー・カードを知らなかったキミが、このルールを見抜くとはね」

 

「《群れの王》が墓地に送られたことで、お前のライオンのパワーは低下した。まだまだ勝負は続くぜ!」

 

「いいや、終わりだよ」

 

 ガルル……!

 

 

「2枚目の《群れの王》だと……!?」

 

「再び強化された2体のクリーチャーでキミを攻撃。ゲームセットだ」

 

「そんな、アツシが負けた!」

 

「自転車で行ける隣町に、マジック:ザ・ギャザリングの専門店がある。そこにはきみよりもずっと強いプレイヤーが何人もいる。きみが強くなりたいと願うなら、来ると良い」

 

「へへっ、オレより強いプレイヤーが何人も……。わくわくする話じゃねえか」

 

「じゃあね。待っているよ、赤山アツシくん」

 

 この日、オレのマジック・プレイヤーとしての本当の道が始まった。

 これはマジック初心者のまま学校でイチバンだったオレが、本当に強くなるまでの物語……。

 

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TYPE/Zero Episode 1「Faster Than a Slug Can Crawl」

『TYPE/Zero』
Episode 1「Faster Than a Slug Can Crawl」

There are many Format of Magic the gathering in the world.

Standard,Modern,Legacy…….
Among MTG’s many deckbuilding restrictions, there is one format that stands out as an anything-goes outlier: TYPE/Zero.

This is the story of true card gamers who play TYPE/Zero.

 

“My name’s Ley!”
“I’m just a regular MTG player. Today, I’m heading to the card shop to play some MTG!”

“Ley! We’ve got a problem!”

 

“What’s wrong, my best friend Iris?”

”The card shop is being messed up by a bad player.”
“I won’t stand for that!”

 

 

“Heh. Too easy. Nobody in this shop can beat me.”

“So, you’re next, huh?”

“I’m your opponent.”

“So the rules are anything goes—no banned cards, right?”

“Yeah. In TYPE/Zero, you can run any deck you want.”

 

 

“My Nadu deck is banned… but I have no choice—I have to rely on it.”

 

“Want to use a coin toss to decide who goes first?”

“Sure. I’ll take heads.”

 “Alright, coin toss. Tails, huh? I’ll take the first turn.”

“My turn! Go! Seven Rocket-Powered Turbo Slugs!”

 

“What the hell just happened?”

“No way… is that the legendary 60-card Slug deck!?”

“Do you know something, Minmei?”

“Rocket-Powered Turbo Slug is a creature with super-haste—faster than haste. It can attack even before it’s summoned.”

“If seven Slugs with 3 power each attack, 20 life is gone in one turn.”

《Rocket-Powered Turbo Slug》[UNH] 赤U

 

“But decks are limited to four copies of the same card, right?”

“In TYPE/Zero, you can run as many copies of the same card as you want.”

 

“Looks like I’ve taken down everyone in this shop!”

“Wait! I’ll take you on!”

“Ley, don’t be reckless. Even my deck with banned cards didn’t stand a chance!”

“I’ve got a deck that can take him on!”

“Alright then… bring it on.”

 

“At the beginning of the game, I reveal Leyline of Singularity from my hand!”

 

“Leyline of Singularity!”

“Do you know something, Minmei?”

“Leyline of Singularity makes all creatures legendary. Under the legend rule, Player can’t control more than one creature with the same name!”

“Now your deck is, quite literally, a legendary Slug deck…!”

“One Slug isn’t enough for a first turn kill…!”

 

“I’ve lost. I won’t cause trouble in this shop anymore.”

“Next time, bring a proper deck.”
“If you play regular Magic, I’m sure everyone will be happy to play with you.”

 

Next Episode Preview

Having defeated the 60 Slugs, a new challenger appears before Ley.
Another opponent emerges—this time wielding a deck packed with 60 copies of the same card.
Can Ley overcome this gothic-lolita duelist…!?

 

Next time on MTG SUPER Battle TYPE/Zero

Episode 2: “The Menace of the Zero-Turn Kill!

Stay tuned as we delve once more into the dark side of MTG……

 

 

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【#MTG初心者】 準備済 状態 とは何か? ストリクスヘイヴンの秘密の新メカニズム『準備呪文』を知ろう。

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 この記事では『ストリクスヘイヴンの秘密』で登場する新メカニズム「準備」を持つカードについて、簡単に解説する。

 

《観念の名誉教授》のような右下に準備呪文の欄を持つクリーチャーが新たに登場する。

準備呪文欄はカードの特性に影響しない。

 例えばあなたが「インスタント・カード1枚を手札に加える」ときに《観念の名誉教授》を加えることはできない。それは単にクリーチャーである。

 

クリーチャーが準備済状態になると、あなたの追放領域に準備呪文のコピーが生成される。このコピーは準備したクリーチャーが戦場を離れるか、あなたが準備済み呪文を唱えるまで消えない。

 

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《大図書館の秘本管理人》の下の効果で準備済状態のクリーチャーが未準備状態になった場合も、唱えた時と同様には準備呪文は消滅する。

 

 クリーチャーは同時に1つの呪文のみを準備できる。

 《観念の名誉教授》を戦場に出し、あなたがまだ《祖先の回想》を唱えていないのなら、攻撃して墓地のカードを追放しても2つめの《祖先の回想》を手に入れることはできない。

 

 呪文を準備しているクリーチャーがコントロール変更効果などによって対戦相手に従うことがある。

 この時、準備してある呪文を唱える権利もクリーチャーに付随して対戦相手に移譲される。

 

 準備されている呪文はカードではない。

 例えば、追放領域のカードの枚数が問われるとき、準備している呪文は追放されているカードの枚数に含めることはない。

 

 対戦相手がオーナーである追放領域のカードを墓地などに移動させる効果がある。

 準備された呪文はカードではないので、これらによって妨害され唱えられなくなることはない。

 

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【映画感想】プロジェクト・ヘイル・メアリーは実写化として最高

久しぶりに映画館に足を運びました。

今回、紹介する映画はこれ。

 

 

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』です。

 

原作は『火星の人』のアンディ・ウィアーが書いた小説で、ハードSFとして非常に高い評価を得ている作品です。

 

な、ん、で、す、がー!

 

劇場で冒頭のシーンを見た時、自分は「おいおい、この映画は大丈夫か?」と疑問に思いました。

 

というのも、小説の冒頭はこんな感じではじまります。

 

記憶喪失の主人公が見知らぬ部屋で目を覚まし、自分が何者か分からないながらも科学知識は覚えているという奇妙なシチュエーションから始まり、振り子による重力加速度の実験を経て、ここが地球ではなく宇宙であると気づく。

 

このSF的なわくわくするスタートダッシュを映画ではオールカット。

 

主人公が窓の外を見ると宇宙空間が広がっている。

 

というなんとも味気ない展開により映画は始まります。

 

正直言って、自分は振り子のシーンによって原作に強く引き込まれたので、ここが丸々カットされたことに大きな不信感を抱いたというのが偽らざる本音です。

 

ですが、映画を最後まで見て、涙を流して感動にうちひしがれました。

この映画は原作小説の持つ多くのSF的な「小難しい」魅力をすべて消し去り、

ひたすら、主人公グレースと相棒ロッキーの物語として再構成してあります。

 

SFオタクにとっては物足りない実写化かもしれません。

しかし、我々ファンはメディアの違いを理解するべきです。

 

SF小説としての正解と実写映画としての正解は異なります。

劇場のスケールで描かれる宇宙の神秘的な情景と、BGMのすばらしさに心を動かされる体験はまごうことなき100点満点の実写映画化と言えるでしょう。

 

映画から入ったファンには是非、原作も手に取ってほしいと思います。

SF小説として世界中の読者を魅了した、もうひとつのプロジェクト・ヘイル・メアリーがそこにはあります。

 

 

 

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【#MTG】Frazzled Highlander対戦レポート

 

 

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今回の記事はFrazzled Highlander(3行以下EDH)の対戦レポートだ。

 

注釈文とフレーバーテキストを除く、効果テキストが3行以下の長ったらしくないカードだけを使えるという統率者戦バリアントだ。

フォーマット名の由来はテキストが4行以上のカードへのプロテクションを持つ銀枠カードFrazzled Editorからつけられている。

 

画像

 

 

いつも通り、胡乱鯖で対戦相手をつのり実際にこのルールで遊んでみることに……

 

「このルール、テキストレスカードはどうなるの?」

 

「は?」

 

(006)■テキストレス■《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》(ストアチャンピオンシップ)[SCH] 金 ※店舗名印字入り

 

「文章欄はそのカードの実物をもって判定するというルールに従うならテキストレスは0行だからアリだよね?」

 

「うーん、それじゃあこうしましょう。今回はアリと言うことにするので、使ってもらって……プレイレポート記事のオチとして『テキストレスは禁止します』って書く感じで……」

 

 

そういうわけでデッキを準備する期間を5日ほど取って、いよいよ実戦だ!

 

出揃った統率者は……

《空召喚士ターランド》

 

 

《水底のドルイド、タトヨヴァ》

 

 

《収穫の手、サイシス》

 

《ナイトウォッチャー、ラファエロ》

(103)《ナイトウォッチャー、ラファエロ/Raphael, the Nightwatcher》[TMT] 赤R

 

いや、誰もテキストレス使わないんかい!

 

「オムナスってフェッチランド使える環境だと強いんですけど、この環境『ライフを1点支払う』ってテキストのせいでフェッチランドが4行以上するので使えないんですよね」

 

そう語るタトヨヴァのプレイヤーは《世界のるつぼ》をデッキに入れている。

 

 

タトヨヴァの「土地を出した時の誘発」を繰り返し発生させるために、るつぼフェッチを狙いたいところだが……

 

「森の占術をプレイ、デッキから《進化する未開地》をサーチします」

 

 

「この世で一番弱い森の占術を見た」

 

「進化する未開地は4行なんですけど、フレーバー・テキストを押し込むためにタートルズ統率者版だけはフォントサイズが小さくなって3行に収まっているんですよね」

 

「知らなすぎる豆知識だ」

 

テキストが長いカードの使えない牧歌的な環境でゲームが続く……と思われたが、サイシスが突然、牙をむく。

 

「リスクラフトします」

 

リスの巣Amazon.co.jp: マジック:ザ・ギャザリング 【日本語語】 【テンペスト】大地の知識/Earthcraft : おもちゃ

 

「え? 3行以下のリスの巣なんてあるの!?」

 

実は古いリスの巣は「エンチャント(土地)」の表記がテキストでなくタイプ行になっているため、1行少なく3行に収まっているのです。

 

知らね~~~~!

 

流石にこのコンボは許されず、打ち消されてゲームは続く。

 

ラファエロのプレイヤーが《鎌爪の猛竜》を召喚。

 

(165)《鎌爪の猛竜/Scytheclaw Raptor》[LCI] 赤U

 

 

「この環境、《猿術》系の青い除去はテキスト長すぎて撃てないから、ターランドは相当きついんじゃないですか?」

 

「いや、それがあるんだな」

 

 

長いテキストを注釈文に押し込むことで本体呪文を3行に押し込んだ《現実変容》が猛竜を除去する。

 

そして勝負は最終局面。

ドロースペルでデッキを限りなく薄くしたタトヨヴァが繰り出すのは《研究室の偏執狂》!

 

 

通常の統率者戦では《タッサの神託者》に役目を取られがちな特殊勝利カードだが、長ったらしいテキストを持つ《タッサの神託者》の使えないこの環境では文句なしの1枚だ!

 

「《世界のるつぼ》で墓地から《進化する未開地》をプレイして、土地が出たのでタトヨヴァでドロー。カードが引けないので勝ちです」

 

そんなわけで、3行以下EDHであるFrazzled Highlanderは楽しく遊ぶことが出来た。

 

長ったらしい文章欄のカードに疲れたら、ぜひ一度、仲間を誘って遊んでほしい。

 

それじゃあ、また別の泡沫フォーマットで!

 

【今日のフォーマット第19回】Frazzled Highlander

今日のフォーマットの記事へようこそ!

このシリーズではマイナーだったり他に誰もやってないオリジナルのフォーマットを紹介している。

 

今回、紹介するのは『Frazzled Highlander』だ!

 

見出し画像

 

 

MTGに限らず、カードゲームは歴史が長くなるのに合わせてテキストも長くなっていくよね。
もちろん長く複雑なテキストを持つ「長ったらしいカード」にもメカニズム的な魅力は多く存在するけど、
短いテキストでマジックの持つ素朴なゲーム体験にどっぷり浸かるのも悪くないんじゃないかな?

『Frazzled Highlander』は、そういうシンプルなマジックを遊ぶためのフォーマットなんだ。

基本ルール

Frazzled Highlanderでは、長ったらしいテキストを持つカードは使用できない。

長ったらしいの定義はMTGの銀枠ジョークカードであり、フォーマット名の由来でもある《Frazzled Editor》が持つキーワード能力「プロテクション(長ったらしい)」に準拠する。

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すなわち「テキストが4行以上であるカード」は、長ったらしいので使用できない!

この「テキスト」には注釈文を含まないことに注意。
(注釈文とはこのように括弧でくくられたテキストの説明のことだ)

例えばファウンデーションズの《吸血鬼の夜鷲》は長ったらしくない。

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テキストの行数は実際にそのカードの日本語テキストの長さを見る。
英語で3行以内だとしても、そのカードの日本語が4行以上なら長ったらしいということになる。

また、カードのバージョンによってテキストの行数が違うこともあるかもしれない。
その場合、実際にデッキに入れてゲームに使うバージョンのテキストを数える。
たとえ3行以内のテキストを持つ同名カードがあっても、そのカードが4行を超える文章を持つバージョンなら、それは使用できない。
必ず3行以内のバージョンを使うこと!

両面カード、出来事を持つ当事者カードはそのカードが持つ合計のテキストが3行以内である必要がある。

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両面カードや分割カードはその両方をあわせて3行以内でなければならない。

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ただし合体カードは裏面の文字列を数えなくてよい。

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デッキ構築

デッキは統率者を含む60枚ちょうどで構築する事。
ウィッシュボードを用意することはできない。
統率者の固有色のルールはEDHに準拠する。
基本土地を除き、デッキに同名カードは1枚までしか入れられないのもEDHと同じだ。
禁止制限およびゲームチェンジャーは統率者戦に準拠すること。

対戦ルール

初期ライフ40、初期手札7枚。
フリーマリガン1回、先攻ドローあり。
統率者ダメージや統率者税のルールはEDHに準拠する。

 

いつも通り、今回もプレイレポートを書くのでそちらも合わせて読んで欲しい。

それでは次の記事で! またね!

【今日のフォーマット第18回】コマンダー・ボックス・リーグ『ローウィンの昏明』

 

 

 今日のフォーマットの記事へようこそ!

 このシリーズではマイナーなフォーマットを紹介している。

 今回、紹介するのは「コマンダー・ボックス・リーグ」だ!

 

 このフォーマットはファンメイドのオリジナル・フォーマットでなく、WoC社の提案する『ローウィンの昏明』のプレイ・ブースターを用いるリミテッド・フォーマットだ。

 

 各プレイヤーはプレイ・ブースターを1Box用意する。

 1箱まるまる開封し、統率者戦(EDH)のデッキを構築し、3~4人で対戦を行う。

 

jp_YaHTKsL20v.png

 

構築ルール

 

 プレイヤーは統率者として使うカードを1枚決める。

 このフォーマットでは伝説のクリーチャーを統率者として指定できる。

 『ローウィンの昏明』はそれほど伝説に溢れているセットではないけれど、

 1箱も開封すればいくつもの選択肢がきみの前に現れるだろう。

 

 デッキは統率者1枚と59枚のデッキで構成される。

 リミテッド・フォーマットであるため、統率者戦と違いパックから出た分だけ好きな枚数の同名カードをつめこめる。

 つまりハイランダー・デッキにする必要はない!

 

 そしてランドステーションから手持ちの基本土地(平地・島・沼・山・森)を好きなだけ加えることができる。

 

 そして、ここが普通の統率者戦との一番の違いになるが、デッキには統率者の色に関わらず好きな色のカードを採用できる。

 基本土地も5種類すべて好きに使っていい。

 色彩デッキのような5色にする意味のある構築にとっては追い風だね。

 

対戦ルール

 通常の統率者戦とルールは同じだ。

 初期ライフ40点。手札は7枚でフリーマリガンが1回。先攻ドローあり。

 もちろん統率者から21点以上の戦闘ダメージを与えられたら敗北するルールもある。

 

実際おもしろいの?

 これが凄く面白い!

 キスキン、ボガート、メロウ、エレメンタル、エルフ!

 懐かしいローウィンを構成するさまざまな部族が飛び交い『ローウィンの昏明』の魅力的な部分をがっつり味わうことができる。

 

 固有色に縛られずにデッキを組めるため、引いたボムレアやコンボを自由にデッキに組み込めるのも楽しい。

 なにぜ1箱分のカードがあるのだ、組めるデッキの選択肢はかなり多いんだ!

 

初心者の入り口として

 

 このフォーマットは最初、玄人向けの遊びだと思っていたのだけど、初心者にも是非遊んでみて欲しいフォーマットだとプレイして考えを改めた。

 

 カードプールが『ローウィンの昏明』だけであるため、通常の統率者戦のように次々に知らないメカニズムのカードが出てくることはない。

 

 デッキは部族を選んで統一すれば簡単に組み上げられる!

 

 100枚シングルトンでなく60枚で色縛りなしなのでスタンダードのデッキを手持ちのカード資産だけで組むのとそう変わらない。

 

 もちろん1箱買う出費は初心者向けでないが、どうせパックを買ってMTGを始めるなら是非、経験者を誘って遊んでほしい。

 

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