バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【今日のフォーマット第7回】ミドルスクールマジック #MTG

 

 

MTGの虚無フォーマットで遊び続けていたら、マイナーだけど虚無ではないカジュアルフォーマットを勧められました。

その名も「ミドルスクール」

比較的新しいカードが使える「モダン」と古き良きカードのみが使えるオールドスクールの中間に位置することから名前がつけられたカジュアルフォーマットです。

 

だいたい第四版からオンスロートまでのカードが使用可能…と書いても恐らくピンとこないでしょう。

 

1995年から2003年の8年間に刷られたカードだけが使えるというのがミドルスクールの範囲となっていて、使えるカードは基本的に旧枠のものばかりです。

(同名カードが再録された場合、使用可能であるため、新枠の《シヴ山のドラゴン》も使用可能。)

 

有名なところでは『アライアンス』のパックに収録された《意志の力》のようなマナを支払わずに撃てるピッチスペルなどのパワーカードが使える時期であるため、

現代マジックはどのインフレはないものの思ったほど弱くもありません。

 

旧枠モダンなどと同じ旧枠時代を懐かしむフォーマットではありますが、

旧枠モダンとの一番の違いとして「カードプールが固定されて、もう変わらない」という特徴があります。

 

これは旧枠モダンが「古いカードの再録」によってカードプールが変わるのに対して、すでに発売された一定期間のカードのみを使えることからミドルスクールには新カードが環境に加わわらないことを意味しています。

 

そう聞くと環境上位デッキばかりが使われるフォーマットのように感じてしまいますが実態は各々のミドルスクールプレイヤーが自分の使いたいデッキを握るためか、はたまた絶妙な禁止制限リストのおかげか、一強環境ではないとのことで、Twitterなどでその多様な環境を伺うことができます。

 

 

白単レベルデッキの使い手である友人が始めたのに釣られて参戦することにした私ですが、

読者の皆さんはご存知のように自分の好きな色は「青」であり、

貧乏なためこの環境の青を代表する青いカードである《意志の力》は持っていません。

 

なんとか《意志の力》なしでも戦えるデッキはないものでしょうか?

 

こういう時、ミドルスクールはその懐古性から昔のスタンダードフォーマットで活躍したデッキを参考にできます。

 

ミドルスクール範囲内で《意志の力》スタン落ち後に結果を残している青系のデッキ……。

 

ありました!

2002年に日本で開催されたプロツアー。

その優勝デッキがこちらです。

 

このデッキは青緑マッドネスと言って

「このカードを手札から捨てた時、そのマッドネスコストを支払い唱えてよい」というカード群を、手札を捨てることで自身を強化する《野生の雑種犬》などの共鳴者クリーチャーと組み合わせ、共鳴者を強化しながらマッドネスカードを唱えていくビートダウンデッキです。

野生の雑種犬

 

 

相手がフルタップしてがら空きになったターンに、手札をすべて捨ててパワーアップさせた最強雑種犬で攻撃し勝利するととても気持ちが良いです。

 

青がらみのデッキらしく「捨てることで1マナで唱えられる打消し」である《堂々巡り》などのカウンター呪文も採用できるので相手の全体除去に対処できるのも趣味に合います。

 

手元に用意したカードを眺めると旧枠特有の味わい深いカードフレームが心地よい。

皆さんもぜひ、ミドルスクールマジックを遊んでみてください。

その頃には遊んでいなかったはずなのに、なんだか不思議と懐かしい気持ちが湧いてくる不思議なフォーマットになっていますよ。

 

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