引用:ソード・ワールド2.5 種族紹介 | 富士見書房公式 TRPG ONLINE
GM:街を出て冒険者たちはゴブリンが出たという村へ向かう。道中は田園風景が広がり平和そのものと言った感じだ。しかし、太陽が傾き始めようやく目的地である村が丘の向こうに見えてきたとき、あなた達は異変に気付く。目的の村と思われる場所からは黒く細い煙が立ち上っていた。
人間の
ルーンフォークの銃手レベッカ:依頼の内容はそんなに切羽詰まったものでしたっけ?
GM:依頼の時点ではゴブリンが姿を見せて時折家畜を襲うだけで村にはまだ人的被害などは出ていないという話でした。ですが、この様子ではどうも状況は変わりつつあるようです。
エルフの
GM;ではあなた達が村へ到着すると、村人たちに村長の元へ案内されます。
村長は40歳くらいの人間の男性です。
村長:「ようこそ来てくださいました。こんなことならもっと早く依頼を出すべきでした」
GM:あなた達にそう告げる村長の服や顔は
村長「昨夜、明け方近くのことです。 ゴブリンたちが村を襲撃してきたのです。恐らく奴らもあくまで様子見のつもりだったのでしょう。幸いにも村人に死者は出ませんでした…。しかし、次に奴らが攻めてくればそうはいかないでしょう…」
GM:村長はあなた達に何があったのかを話します。まず、襲ってきたのは棍棒を持ったゴブリンと短剣を持ったフッドが合わせて5~6体。みんなフッドという蛮族に対する魔物知識判定を振ってみて。
結果は全員成功、フッド族がゴブリンよりも下級の魔物であること、弱点はゴブリン同様に魔法攻撃であることなどを見抜きます。
GM:OK。それじゃあ話を進めるよ。
村長によると、以前から村の少年が「蛮族を見た!」と騒いでいた。
しかし、大人たちが実際に現場へ向かっても一度も蛮族を目にすることはなかった。
1週間ほど前にその少年が「蛮族の巣を見つけたんだ!」と言ったものの大人たちはまともに取り合わなかった。
すると少年は「それなら、ひとりで蛮族と戦う!」と言って3日ほど前に飛び出して行方不明になった。
蛮族が実際にいるかどうかは置いておいて、村の狩人に森へ入ってもらい少年を捜索したところ、狩人が森にある廃墟の近くで本当に蛮族を目撃した。
そこで村長が冒険者ギルドへ使いを出したのが昨日の事、そしてあなた達が駆け付けたものの、どうやら間に合わなかったらしい。
村長「そういうわけで、冒険者の皆様がたにはゴブリンどもを討伐してほしいのです。いなくなった金髪の子供…名前はアルというのですが、あいつのこともできれば助けてほしい、まだ生きているのならですが」
ドワーフの
GM:村長は村の者に声をかけ、蛮族を目撃した狩人を呼びます。
狩人は30歳くらいの人間の男性。彼のくれる情報を整理するとざっとこんな感じです。
- 村の少年アルは3年前に蛮族に親を殺されていて身寄りがなく、狩人が親代わりに面倒を見ていた。
- 狩りの心得を教えていたので、アルは森には詳しい。
- 自分が蛮族を見た森の廃墟はかつて滅んだ魔動機文明の遺跡。
- 廃墟は探索済みでめぼしいものはもう残っていないはず。
- 森まで案内をしてくれる。
- あくまで自分は獣を狩ることしかできないので蛮族と戦う頭数には含めないでほしい。
エルフの
人間の
タビットの魔法使いヴォーパル:よし、じゃあ早速このまま森へ向かおう
ゴブリン討伐のため、森へと向かうPCたち。
果たして、少年を生きて助けることはできるのでしょうか…
↓続く…↓
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