バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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基本根本サンプルず!~すごく普通な冒険者たち~ 第2話 シナリオ導入

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引用:ソード・ワールド2.5 種族紹介 | 富士見書房公式 TRPG ONLINE

 

それではいよいよ、キャラクター達の顔合わせです。

*ここから先はシナリオ「蛮族を駆逐せよ」のネタバレを含みます。

 

 

GM: それではまずケイさん。自己紹介をお願いします。

 

人間の戦士ファイターケイ: 人びとを守るために冒険者になった女戦士だ。でも、髪はショートにして男のふりをしてる。名前も本当はケイティって言うんだけど、男の名前っぽくケイって名乗ってるんだ。私が女だってことはパーティの仲間にも今のところ秘密だぜ。

 

GM: ケイは既にパーティの何人かと面識があるんだよね?

 

人間の戦士ファイターケイ: ああ。冒険者になるために冒険者ギルドのある大きな街を目指して村を旅立ったんだけど、道中でゴブリンに襲われている二人組を見つけたんだ。

エルフの神官剣士プリーストイルセリエ: わたくし達のことですわね。

元貴族で、没落して冒険者に身をやつしているエルフ。それがわたくしイルセリエ・キーフィリスですの。冒険者としての初仕事としてゴブリン退治の依頼を受けたのですが、私の剣技ではゴブリンの群れに敵わず従者ともども敗北してしまいましたの。そこで私はこう叫びましたの。

「ひぃい。化け物、寄るな!寄るな! いやぁ、こっちにこないでぇえ!」

(↑プレイヤー迫真の演技)

 

一同 : (笑)

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:あの時は私の魔導機銃トラドール銃弾タマも切れて危ういところでした。

 

人間の戦士ファイターケイ: で、そこを私が助けてやって、代わりにギルドまでの案内を頼んだんだ。

 

エルフの神官剣士プリーストイルセリエ: その縁でわたくしたちは3人パーティを結成しましたの。

 

GM: では、そんな3人は今、冒険者ギルドにいます。自分たちにできる依頼が来るのを待っているあなた達のところへ、ギルドの職員さんがやってきて少し困った顔をする。

ギルド職員: 「いまちょうど、依頼が入ったの。ここから歩いて半日ほどかかる村に蛮族が現れたので対処して欲しいという依頼なんだけれど…」

 

エルフの神官剣士プリーストイルセリエ: 出没する蛮族の種類は分かっているのか尋ねますわ。

 

GM : ギルド職員は気まずそうにゴブリンだと答えるよ。

 

エルフの神官剣士イルセリエ: 「ひぃっ!」

 

人間の戦士ファイターケイ: まぁ、そうなるよな。

 

GM: 職員さんは君たち3人だけでは不安だからと言って同じ部屋にいるタビットとドワーフの二人組に声をかける。

 

タビットの魔法使いヴォーパル: それがオイラたちってわけだ。じゃあドヤ顔でそっちに歩いて行く。

「天才魔導師のオイラの助けが必要かい?」

 

人間の戦士ファイターケイ:若干、ウザいな、このウサ公。でも、魔法使いが欲しいのは確かなので、しぶしぶうなずくよ。

 

タビットの魔法使いヴォーパル:「よしきた。行こうぜ、オスガル。こっちも探索役のいないパーティじゃ護衛仕事以外しづらかったところだし、渡りに船ってもんだよな」

 

ドワーフ神官戦士プリーストオスガル:「我が神に誓って、ワシがお主らの盾となろう。」と言って引き受けるよ。

 

GM: あれ? オスガルって20歳じゃなかったっけ。一人称ワシでいいの。

 

ドワーフ神官戦士プリーストオスガル: これは何というかドワーフなまりで、多種族にはオッサンくさく聞こえる感じを演出したかった。本人的にはドワーフ語でオレって言ってるくらいのニュアンスなんだと思う。

 

エルフの神官剣士プリーストイルセリエ: 「では、一緒に来ていただけるのですね。助かります」と安心するよ。盾神イーヴのプリーストがいるなら安心できる。

 

GM: オッケー。それじゃあ3人と2人のパーティは合流して新しい5人パーティが完成した。

成功報酬は5人だと1人あたり500 G《ガメル》で、それとは別に村までの旅程で必要な保存食と回復薬ヒールポーションを渡してもらえる。

職員さんも5人がかりなら大丈夫だろうと、正式に君たちに仕事を回して、ゴブリンが出たという村の場所を教えてくれる。支給されたアイテム以外に買い物があれば道中買っていけるけど何か買って行くかい?

 

プレイヤーたちは相談の上、念のため気付け薬アウェイク・ポーションを買っておいた方がいいという事でタビットのヴォーパルが金を出し、使う可能性がある人間のケイに渡した。

 

GM: ああ、大切なことを忘れてた。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:何を忘れていたんです?

 

GM: 流れで全員ゴブリンについて知ってる前提で進めてたけどもしかしたらゴブリンがどんな魔物か知らないメンバーもいるかもしれないんだった。

全員、魔物知識判定を行ってみて。

 

判定の結果、流石にゴブリンを知らない冒険者はいなかったが、ゴブリンと戦ったことのある3人がゴブリンの弱点が魔法攻撃だと言うことを知っていた。

どうやら冒険は順調に始まるみたいだ。

次回、ゴブリンが現れたという村へ向かいます。

 

《続く↓》

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