【超世界転生エグゾドライブ・クソ広告選手権】
初日メタゲームブレイクダウン
戦略記事 ライター:Vtuver豆猫さん
エグゾドライブ読者自称者である強豪たち――日本中から文字通り選りすぐりのクリエイターが集った本選手権。
この記事ではタグ内画像検索でヒットした使用者のクソ広告を集計した。
彼らがこの成熟したクソ広告再現環境で選択したデッキは果たしていかに?
今回は広告アーキタイプを紹介しつつ、それぞれの広告には「超世界転生エグゾドライブ」のコミカライズ版無料公開ページへのリンクも(勝手に)張ってある、
気になるクソ広告があれば漫画を読みに行ってほしい。
広告作成者の名前には#エグゾドライブクソ広告選手権 ツイートへのリンクが張ってある。広告のいいねRTはそこからTwitterへ飛ぼう!
占有率1位
奴隷コントロール‐31%
事前の予想通り、SSR級オプションである《美少女奴隷、アナメイア》をフィニッシャーに据えた奴隷コントロールが最も使用者の多いアーキタイプであった。
内政型スキルである「資産運用A」を活かしたレトルトカレー工場経営はオチやヒキといったフィニッシャーを務めるには十分なインパクトがある。
それだけに留まらず、無意味な棒を利用して序盤をしのぎ、他のフィニッシャーへとつなぐことのできる対応力の高さから、終盤以外の局面でも持て余すことがない。
美少女としての顔の良さや奴隷時代の露出の多さ・加虐需要を利用してクリック数を伸ばす、いかにも広告らしい誘因率を持つ点も使用者が増える要因のひとつに挙げられるだろう。
今大会、最も存在感を放つこの奴隷アーキタイプを如何にして攻略するか?
あるいは自分が使う側に回るのか?
それこそが事前のメタゲームの中心となっていたわけだが、
最終的に3割を超えるプレイヤーが初日で奴隷コントロールの使用を選択した。
果たしてその選択が吉と出るか凶と出るか…
なお本集計ではメカニズムの軸にアナメイアを置いたものをカウントし、他に大きな強みのあるクソ広告がタッチで採用する美少女奴隷に関してはカウント外にしている。そのため、潜在的なアナメイアのデッキ投入率は間違いなく最多であると言えよう。
奴隷コントロール作品例
広告作成者:bomber_bookworm
占有率2位
赤単タツヤ‐19%
第2位の占有率を誇る広告アーキタイプは、チート能力を持つ《転生者、剣タツヤ》およびその転生体であるSランク冒険者《没落貴族、タツヤ・フェム・ファイゲルツ》を使用した熱血デッキ、いわゆる赤単タツヤだった。
便宜上ミッドレンジとして集計したが、正直なところこのデッキをアグロ(高速)とミッドレンジ(中速)のどちらに分類するかは人によって意見が分かれるところだろう。
明確な分かれ目のないこれらのタツヤデッキ群を併せて本集計では赤単タツヤというひとつのアーキタイプとして集計した。
たしかに【急速成長】を利用して序盤からポイントを稼ぎにいけるタツヤ・フェム・ファイゲルツを使用するアグレッシブな広告構成ができる点では、赤単タツヤは王道の高速アグロデッキに違いない。
実際に序盤のタツヤの活躍だけを利用して広告を作り上げたプレイヤーも存在する。
剣アグロ(赤単タツヤ)作品例
広告作成者:hisashi4989
しかし赤単タツヤは速攻だけのデッキではない。
他の多くの速攻アーキタイプでは中盤以降に素材となるコマが切れてガス欠になりやすい。
一方で剣タツヤを主人公に据えて作成した広告アーキタイプでは、最新話のヒキである【酒池肉林】によるタツヤハーレムの形成などインパクトのあるコマが中盤以降にも使用できる。
これにより速攻デッキの弱点であるリソース切れに脅かされることのない中速プランへと持ち込めることがタツヤミッドレンジの強みである。
本選手権で最多となった前述の奴隷コントロールが得意とする戦術が、アグロ広告がリソースを失った2話目以降にSSR召使アナメイアによるプレッシャーをかける広告スタイルなのは剣主人公型のアーキタイプにとって追い風かもしれない。
使用率トップこそ奴隷コントロールに譲ったものの、本来なら奴隷コントロールがアグロ広告を制圧しきれるはずの2話以降でも、タツヤの主人公顔とハーレムを構成するえっちなお姉さんのセクシーさを武器に視聴者の広告クリックを誘えれば十分に勝ちの目はある。
剣ミッドレンジ(赤単タツヤ)作品例
作成者:silverclock96
占有率3位タイ
奇襲勇者(ゲスターコンボ)‐13%
使用率上位2つのデッキはどちらも非常に強力だ。
序盤を凌げば無敵と言っても過言ではない奴隷コントロール。
高速と中速を切り替える赤単タツヤ。
しかしこれらの両方のデッキが共通して弱くなる瞬間が存在する。
その隙を突いてジャイアントキリングを狙う環境メタデッキが使用率3位となった。
使用率3位。《国家公認勇者、ムンデルク・ゲスター》のスキル〈奇襲 B+〉を利用したコンボを中核とするデッキ、通称ゲスター・コンボだ。
奴隷アーキタイプが誇るレトルトカレー工場は一度完成すれば、各ターンの開始時に、自動的に莫大な富を生み出し続ける。
剣アーキタイプのハイパーグロウスから畳みかける高速アグロの後に続くハーレムマスターの第二波を耐えきれるコンボデッキなど存在するはずもない。
ゲスター・コンボが狙うのはそれらの一瞬の隙、すなわち第2話中盤である。
2話序盤に救出した奴隷美少女に、レトルトカレー工場をまかせた直後のタイミングでは奴隷コントロールは莫大な富を受け取ることができていない。
さらに、赤単タツヤが高速から中速に戦術を切り替えるためのハーレム披露イベントは2話のラストである。
環境上位の2デッキともガードが落ちる「奴隷もタツヤもいない空隙」
そこに勇者とは思えない〈奇襲 B+〉による即死コンボを仕掛ければ、奴隷もタツヤも対応リソースが用意できずコンボの1人回しををただ眺めるしかない。
これこそがゲスター・コンボが注目された理由である。
参考:ゲスター・コンボの実際のプレイ動画
作成者:kirisaki94
#エグゾドライブクソ広告選手権
— 霧切 (@kirisaki94) 2020年5月20日
お風呂から上がったらなんか出来が納得できなかったので、さっき作ったやつを改良しました
エグゾドライブは下記のサイトにて好評連載中!!https://t.co/LeTXqXWVDo pic.twitter.com/pP51TM9V2X
コンボであるがゆえにタイミングよくパーツ集めを行わなければならない欠点こそあるものの、コンボパーツとなる《国家公認勇者、ムンデルク・ゲスター》自体が単体でもそれなりに性能の高いカードであることから、コンボなしでTier2以下のデッキを黙らせることができるため、純粋なデッキパワーも決して低くはない。
油断していると聖剣エルモスの光で目を眩まされてしまい、結局コンボを完成させられてしまうだろう。
とはいえ、調整期間が短いまま大会に突入したことで、チューンナップには不安が残る。
果たして環境の弱点を見抜き見事についた最強勇者になるか、Eランク相手に敗北するクソ広告で終わるのか…
コミック版が全話無料期間である絶妙なタイミングを掴むプレイ感覚があれば、あるいは1位を捕らえることも不可能ではないだろう。
非常に活躍の楽しみなアーキタイプである。
占有率3位タイ
スーサイド・トラック‐13%
こちらも同じく占有率3位。
ゲスター・コンボ同様に環境上位の弱点をついたコンボデッキである。
ゲスター・コンボがキルターンを中盤の隙に定めたのは逆に、
スーサイド・トラックは1話序盤での開幕1ショットキルを狙う。
定番である「トラックに轢かれて異世界転生するイベント」に自分から突っ込むことで、ライフと引き換えに最速で強力なチートをプレイするアーキタイプだ。
トラックを利用した超速攻アーキタイプ自体は選手権告知直後にplus_minus_13選手が考案していたが、よりソリッドな構築にまとめあげ、ブラックな雰囲気にまとめた黒単型の構築のものが登場し一気にその知名度をあげた。
果たして轢殺トラックのアーキタイプは入賞台にタイヤ痕を残せるのか…!
黒単スーサイド・トラック作品例
作成者:hatomugi_x
その他のアーキタイプ
また、これらのアーキタイプ分布はあくまで選手権初日のものである。
これからメタゲームに合わせて進化していくクソ広告にわくわくが止まらない。
これからのクソ広告環境を予想するために、小説版エグゾドライブで連載中のコミカライズの『先』を知っておくのもいいだろう!
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