現代のデュエマを知るためにはやはり現代のデュエマを知れる環境に身を置かないといけない。
でもできれば、いい感じに色々な動きが見れる多様性のあるコミュニティに身を置きたいんだよね。
…また、ガチまとめゲストライター陣を頼るか。
というわけで様々なデッキタイプを見るために「サンドバックにしてください! 何見ても笑って『今のデュエマこんなんなんだw』って言える時期なので」と言って格安デュエマ研究所の人たちがいるプレイグループに飛び込んでいき色んなデッキを見せてもらうことに。
今回はその中から【巨大墓地ソース】というデッキの動きを紹介します。
【巨大墓地ソース】の動きは3段階に分かれています。
まずはひたすら手札をかき集める段階。
1枚で複数の手札が得られる可能性のあるカードを使い、手札枚数を増やしていきます。
次に集めた手札を墓地に捨てることで墓地のカード枚数を稼ぐ段階。
デュエマにはカードゲームによくある「ターン終了時の手札枚数上限」がないため、捨てる場合は能動的に捨てられる手段が必要になります。
そこで採用されるのが《樹食の超人》!
手札を7枚捨てることで1マナで召喚可能なクリーチャーです。
ですが!
ルール上、手札を多めに捨てるのは自由なので10枚くらいドバッと捨てて一気に墓地のカード枚数を増やすこともできます。
そうして墓地のカード枚数を増やしたら次の段階へ移行。
墓地の枚数が多い時にコストが軽くなる大型カードを安く出していきます。
更に、こうして半ばコストを踏み倒す形で場に出した「巨大クリーチャー」をコストとしてフィニッシャーのギガンディダノスを呼び出します。
彼女は自分のクリーチャーを生贄とすることで自身の召喚コストを、そのコスト分軽減できるフシギバース能力があります。
ノーコスト着地させたクリーチャーを食べてすくすく育った彼女を着地させたら、
ワールド・ブレイカーで全てのシールドを割って、手札を捨てるのに使った《樹食の超人》でダイレクトアタックを決めて勝ち!というデッキです。
さらに彼女には強力なプレイヤー生存担保能力があります。
「パワー5万以下のクリーチャーは攻撃できない!」
「な、なんだそれ! それじゃあシールドを0枚にしたのに返しのターンで俺はクリーチャーで直接攻撃できな…ん? 5万?」
↑
5万4千3百2十1
みたいなこともあったりしたので、構築済みデッキ「ハイドのディスペクター」からデュエマを始める人はぜひVol-Val-8(500円)も買いましょう。
話を【巨大墓地ソース】に戻しましょう。
【巨大墓地ソース】デッキは何と言っても《巨大設計図》の使い方が美しい!
第1段階「手札をかき集める」の起点となるカードなわけですが、
この呪文で手札を多くとるためにはコスト7以上の巨大カードでデッキを固めなければいけません。
ところが、そもそもこのデッキの2段階目の動きは「手札を捨てて安くできる巨大カードで墓地を肥やす」であり、キーパーツは《巨大設計図》で探せます。
さらにそこから繋がる「墓地が越えていれば踏み倒せる巨大カード」をコストに「巨大なギガンディダノスを出す」と巨大カードでそもそもデッキのスロットが割と埋まっています。
ここへ更に5枚目以降の《巨大設計図》が入れられるのもクールです。
こちらの「ツインパクト」カードは上がクリーチャーで下が呪文の分割カード。
下面がまんま巨大設計図ですが、同名カード4枚縛りを見る上では普通の巨大設計図とは別カウントなので合計8枚の巨大設計図がデッキに入るうえ、これ自身も上面が巨大カードなので設計図から手札に加えられます。
上が巨大で下面が小回りの利くツインパクトカードを採用すればデッキ内のツインパクトカードの枚数が増えるので《ツインパクト・マップ》で《巨大設計図》を探す構築にもできる…とデッキの全てが噛み合っていて芸術点が高いと感じました。
(当然このカードも巨大クリーチャー)
ツインパクトやアート違いカード、フルアートカードなど視覚的にもインパクトのあるカード群からでっかいクリーチャーをぶつける豪快にして緻密な構築のデッキで動きもシンプルそうに見えたのでこのデッキでデュエマに復帰してみるのも面白いかもしれませんね。
Next!
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