さて、ゼノンザードはリリース前のキャンペーンとして無料で紙のデッキをプレゼントするキャンペーンをしていたのはご存じだろうか?
僕はその時のキャンペーンで手にした森の国デメテーデッキがとても気に入った。
その時に「これ使ってみたい!」と強く思ったのが《デメテーの村娘》を主軸にしたデッキだ。
《デメテーの村娘》はMTGに例えると《ドライアドの東屋》のようなカードである。
ゲームが違うので異なるところはあれど、イメージとしてはそんなカードだ。
僕は《ドライアドの東屋》のファンだし、絵柄も愛らしいエルフの村娘をぜひ使ってみたくなった。
というわけでこの《デメテーの村娘》を使ったシナジーを紹介しよう。
さて、このカードの強みは何かというとゼノンザードでは珍しい「名前指定サポート」が豊富だということが上げられる。
《ドライアドの東屋》が森タイプを参照するカードと相互作用するのと同じように、彼女は緑のベース(緑マナを生む土地)のサポートも受けられるし、
それはDP1の(つまり相手に最低限のダメージを与えられるパワーを持つ)戦闘ユニットでもあるのだ。
《ドライアドの東屋》が緑であり1/1の森・ドライアド・土地・クリーチャーという豊富なサポートを持つのと同じく、
《デメテーの村娘》は緑でありBP300/DP1のエルフ・ベース・ミニオンなのである。
まずは一番基本的なシナジーから。
フィールド・ミニオン
《モルフェオ「ラビィ」》
「あなたが村娘をプレイするたびにライフを回復するミニオン」である。
名指しで指定しているこれを使わないわけがない!
ゼノンザードはデッキ構築によって「初期ライフ」が変動するゲームであるが
普通に組めばだいたい5~8点の範囲におさまる。
いずれにせよゼノンザードの「ライフを1点回復」がもつ意味が比較的大きいゲームなのが分かるだろう。
これが1マナで呼び出せるのは驚愕だ。
注意点として、当たり前のことだが《デメテーの村娘》をセットし、それをコストにして出しても手遅れだ。
1点のライフ回復は発生しない。そのため何か他のカードを組み合わせない限り、
2ターン目にラビィの回復を最速誘発させるためには手札にラビィと村娘2人が必要になる。
《「盲目の風読み」メリエルナ》
緑であるベース・ミニオンのサポートカード。
緑のベース・ミニオンである村娘もサポート対象となる。
こちらも「手札から村娘を出す」という都合上、村娘以外の緑ベースがない場合は基本的に村娘2人が必要。
このカード自体、ベース移動ができる(土地に変換できる)ので2ターン目メリエルナから村娘を呼ぶと、3ターン目に5マナが確定する。
《ペルチャルシー》
ベースが5つあるとき…ではなく緑5マナでステータスアップするミニオン。
無色ベースはカウントしないのでこれを使うなら緑マナ・ベースはしっかりデッキに入れたい。
直接的には村娘関連ではないが、村娘の能力「このカードはデッキに何枚でも入れられる」の恩恵をうけると言えよう。
3マナBP500/DP2は破格のステータス。
《モルフェオ「トイプー」》
村娘指定サポート。
メリエルナより重いがメリエルナと違いデッキから村娘が出るので、手札に左右されずに使える上にデッキの圧縮にもつながる。
コスト5なのでさっき書いた最速メリエルナから入ると4ターン目の7マナが見えるので相性いいよね。
マジック
《導きの紋章》
MTGで言うところの《爆発的植生》。
デッキから村娘2体が出てくる。
そこそこの圧縮効率とマナ域のジャンプが魅力。
4マナで撃って次のターン7マナが出るのもまあ強いんだけど、これの本質は別のところにある気がする。
フォース
ゼノンザードの重要なシステム「フォース」
選んだ二つのフォースを配置してゲーム開始できるのでフォースの選び方次第でデッキに多様性が生まれる。
例えばキマイラなら多色デッキの潤滑油になり、ミノタウロスなら防御的に立ち回れる…など。
直接村娘とシナジーするわけではないが上記関連カードとのシナジーが強いフォースを紹介しよう。
《キマイラ》
さっき多色で使うって言ったじゃん! 緑単で強力そうな村娘デッキとどうシナジーするんだよ!って感じだが、
キマイラには隠された能力がある。
これは単に「緑マナを赤マナとして使える能力」なのでなく「無色マナを着色することもできる」のだ。
どういうことか?
このゲームでは毎ターン、「手札からベースを置く(土地を出す)」か「無色ベース1つが無から生えるか」を選べる。
ハースストーン的なマナが毎ターン供給されマナスクリューに苦しむことのないシステムと、色事故リスクの低い単色か色事故リスクの高い多色か? というデッキ構築の面白さを両立する独自のマナシステムを持つ良いシステムだと思う。
さてラビィを使うためには
「ラビィをだす緑マナを出す村娘」と「ラビィを誘発させる村娘」の2枚が必要だということを書いた。
仮にこれがキマイラを使ってる場合、どうなるだろう。
第一ターン、まず「無色マナ」を起き、キマイラで着色し、ラビィを出す。
次のターンに村娘をだせば誘発する。
コンボパーツであるラビィ、村娘、村娘がキマイラ(確定)、ラビィ、村娘となり
安定性が増す。
同じくメリエルナのために手札に握る村娘も一人減る。
そう、例え単色の村娘デッキでもキマイラが無色を緑に変えてくれる恩恵がはっきりと存在するのだ。
もうひとつ、おススメのフォースは「ケイローン」
こいつはやばいよ。
「マジックカードの使用コストが2減る」のだ。
勘のいいカードゲーマー諸君はもう気づいただろうか?
4マナで2マナ加速する《導きの紋章》が2マナ安くなり最速2ターン目に使えるのだ!!
…は?
2ターン目にマナを2つ伸ばせる呪文が撃てるのだ!!!
…は??
つまりうまいこと回れば3ターン目に5、6マナに手が伸びるのである。
はやい! マナきた! もうついたのか!
例えば「ライフがある間は異常なコスパになる」という特徴がある6マナの《「鉄壁の作り手」リヤーボ》が3ターン目に出てくるのも夢じゃない!
(ちなみにライフ7あれば3ターン目にこの流れで決めたリヤーボは襲撃(速攻)で3ターン目にBP800/DP2で顔面パンチできる)
ケイローン…やばいカードの香りがするぜ…
ただしケイローンを入れるなら他にも強力でそこそこ重いマジックを入れたくなるのが人間のサガ。
都合よく緑には超強力なカード、バインディングローズとかがあるので
ケイローン型のデメテーには期待している。
そうそう、これらの4コストスペルを2コストにする動きに絡ませたいのが
無色のミニオン《魔力喰い》だ。
これは支払ったコストでなく元々のコストが3以上かをチェックするので
2ターン目に撃った4マナの《導きの紋章》に続けてそのまま0コストで場に出る優れものだ。
コストが0になるカードは悪用されるってはっきりわかんだね。
ゼノンザードβテスト2は始まったばかり、ぜひ君も自分の好きなカードを活躍させるデッキを組んでみよう。
正式リリースが始まり攻略wikiとかが出来てデッキレシピが上がる前がなんだかんだデッキメイクの楽しみを味わえる時期なのだから。
というわけで一応レシピも載せておく
【村娘軸ケイローン】
フォース
ケイローン・キマイラ
ベース 11枚
8 デメテーの村娘
3 1カラットラット
フィールド 22枚
3 モルフェオ「ラビィ」
3 「盲目の風読み」メリエルナ
1 「神樹の守り手」ミリュイ
3 モルフェオ「トイプー」
2 「鉄壁の作り手」リヤーボ
2 「愛花」アルルーナ
1 「千年杉」ヤクーツォーク
1 「箱を抱く者」パンドリア
3 魔力喰い
1 ドリンキング・バニー
マジック 7枚
1 パワーアップル
3 バインディングローズ
3 導きの紋章