カルドハイムは毎日のように話題を提供してくれて、ブログの更新が捗るよ。
さて、今回の記事では日本語版がまだ公開されていないカードを見ていこう。
Kaldheim Exclusive Preview Card: Tundra Fumarole - ChannelFireball
ChannelFireballで公開されたカルドハイムのプレビューカード《ツンドラの噴気口》を見ていこう。
唱える際に支払った氷雪マナ分を「キャッシュバック」してくれる呪文だ。
もし《冠雪の山》3枚をタップしたマナで この呪文を唱えたなら、あなたは3点の無色マナを得ることができる。
このマナはフェイズの切り替えなどで失われないので、戦闘前に相手のブロッカーを焼いてから、誇示能力を持ったクリーチャーで攻撃し、その起動コストに当てるなど色々と便利に使えそうだ。
さて、今回議題に上げたいのは
「この呪文から出る無色マナって氷雪マナなの?」という話である。
以前の記事で氷雪について簡易的な説明をしているので、氷雪マナについて詳しくない人はそちらも参考にしてほしい。
↓
さて。
まずは現行ルールを確認しよう。
氷雪マナとは「マナの色」ではない。
総合ルール107.4h
氷雪マナ・シンボル{S}がコストに含まれる場合、マナ1点を意味する。このマナは、氷雪 パーマネント(rule 205.4g 参照)から生み出された任意のタイプのマナ1点によって支払うことのできるコストを意味する。不特定マナ・コストを減少させる効果は、{S}コストを減少させることはできない。氷雪は色でもマナのタイプでもない。
《冠雪の山》をタップした時に「赤マナ」か「氷雪マナ」のどちらかを生むのではなく、
「氷雪という属性を持った赤マナ」を1点分生み出すルールになっている。
つまり理屈の上では「氷雪属性の無色マナ」というのもあり得ることになる。
《ボリアルのドルイド》が生み出すマナなんかがそうだ。
しかし、ここで現行ルールを再度、確認してみよう。
総合ルール107.4h
氷雪マナ・シンボル{S}がコストに含まれる場合、マナ1点を意味する。このマナは、氷雪 パーマネント(rule 205.4g 参照)から生み出された任意のタイプのマナ1点によって支払うことのできるコストを意味する。不特定マナ・コストを減少させる効果は、{S}コストを減少させることはできない。氷雪は色でもマナのタイプでもない。
なんと、氷雪マナとしての属性を得られるのは「氷雪パーマネント」からのマナだけだというのである。
パーマネントとは「戦場に出ているカード」のことだ。
氷雪タイプを持つとはいえ《ツンドラの噴気口》はソーサリー、場に出ないで使い捨てになるカードだ。
つまり、このカードが生む赤マナは氷雪ではないということになる。
残念だけど、このカードで生んだマナを《フロストワラ》の起動コストに使うことはできないらしい。
でも、ちょっと待って!
ここで別のプレビューカードを見てみよう。
こちらには日本語訳がある。
《霰嵐の戦乙女》を見てほしい!
このクリーチャーも《フロストワラ》同様に氷雪マナを使うことで自身の戦闘能力を向上させることができる。
注目するべきは( )で括られた注釈文だ。
《フロストワラ》
氷雪パーマネントからのマナ1点で支払える。
《霰嵐の戦乙女》
氷雪である発生源からのマナ1点で支払える。
見比べると、「パーマネント」の文字が消えているのがわかる。
恐らく『カルドハイム』の発売にあたってルールのアップデートが入るのだろう。
氷雪マナには「パーマネント以外の氷雪カード」から生まれたマナも含まれるようになるに違いない!
よって僕の考えでは、《ツンドラの噴気口》で戦闘前に相手のクリーチャーを除去した後で、《霰嵐の戦乙女》に《ツンドラの噴気口》から出たマナを注ぎ込んでパンプアップさせることができる!
結構、自身がある「予想」ではあるんだけど、実際にどうなるのか、公式の記事でこれらの挙動に対する答え合わせを待とう。
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『カルドハイム』記事