バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

バーチャルVtuver(存在しないVtuberを装う遊びをする人) ※当ブログはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC. ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのファンコンテンツ・ポリシー|WIZARDS OF THE COAST GAMES 連絡用Gmail:beencatsun@gmail.com

【#ゲートルーラー】始めよゲートルーラー!Rule.1 アタックフェイズ【初心者向け】

f:id:omamesensei:20210903183946j:plain

はじゲラ!

 

朝、学校の昇降口で…

 

f:id:omamesensei:20210902154805j:plain

「なんだ、このカード。G・A・T…ゲート…ルーラー?」

 

f:id:omamesensei:20210902154719j:plain

「何をしている。構内への玩具の持ち込みは禁止だぞ」

 

「生徒会長! 俺が持ち込んだわけじゃないんだ」

 

「ならなぜ靴箱にそんなモノが入っている」

 

「知らねえよ。入ってたんだ。ラブレターかなんかだと思ったんだけど」

 

「どう見てもラブレターではないな。放課後まで預かっておく」

 

「後でちゃんと返せよ。俺の靴箱に入ってたんだから」

 

放課後…

f:id:omamesensei:20210902154805j:plain

「会長! 朝のあれ、返してくれよ」

f:id:omamesensei:20210902154719j:plain

「ああ、このカードゲームだったな」

 

「そうだ! せっかくだから会長、ちょっと遊んでみようぜ!」

 

「そもそも、どういうゲームなのかルールはわかっているのか?」

 

「いや、全然わかんねえから会長に教えてもらおうと思って」

 

「なぜ俺に教わろうとするんだ…?」

 

「休み時間にスマホで調べようとしたんだけど難しくってさ」

 

「難しい? たかがカードゲームのルールだろ?」

 

「まあそう言わずにちょっとルールを読んでみてくれよ。URL送ったから」

 

総合ルール | ゲートルーラー

 

「このPDFファイルか…」

 

(なんだこれは、まるで法律文書のような難解さだ…!)

 

「やっぱり流石の会長でもこの複雑なルールは読み解けっこなかったか」

 

「な…!?」

 

「無理なこと頼んで悪かったよ、会長」

 

「む、無理なことなどあるか! カードゲームのルールくらい直ぐに理解してみせる!」

 

しばらくして…

f:id:omamesensei:20210902154719j:plain

「ダメだ…さっぱり、わからん」

 

f:id:omamesensei:20210902154805j:plain

「マジで!? 会長でも無理なわけ?」

 

「ある程度、ルールは理解できた…つもりだ。だが色々と肝心なところがわからない」

 

「肝心なところ?」

 

「例えば『ターン開始時に何枚カードを引くのか』や『カードを使うのにどうコストを支払うのか』がさっぱりわからん」

 

「そんな最初のところから分からないのか?」

 

「ああ、逆に戦闘システムやダメージ計算の方法、勝利条件なんかはわかるんだが」

 

「そうなのか? じゃあ分かるところだけ教えてくれよ」

 

「わかった。じゃあ実際にカードを並べて……」

「………。」

 

「どうしたんだよ、急に黙っちまって」

 

「カードの並べ方が…分からん」

 

「は?」

 

「カード置き場の名称はルールを読んで理解した。だが、置き方が分からないんだ」

 

ピロン!

 

「ん? なんだこれ」

 

「どうした?」

 

「いや、なんか知らないアドレスからゲートルーラーのプレイシート画像のメールが送られてきて」

 

「タイミングが良すぎるな。誰かこっそり覗いているのか?」

 

(……ドキッ!)

 

「まあいい。その画像、俺にも送ってくれ。生徒会室のプリンターで印刷してくる」

 

 

 

生徒会室から戻ってきて…

 

f:id:omamesensei:20210902154719j:plain

「それじゃあ、カードを並べて説明するぞ」

f:id:omamesensei:20210902154805j:plain

「 頼むぜ、会長!」

 

「どうやってコストを払ったかは分からないが、こんな感じで盤面にユニットカードが並んだとする」

f:id:omamesensei:20210903185107p:plain

「ユニットカード?」

 

「いわゆる『モンスター』や『クリーチャー』のような戦闘を行うカードをゲートルーラーではユニットと呼ぶんだ」

 

「このユニットカードで攻撃したり防御したりするんだな」

 

「それじゃあ実際にやってみるぞ」

「攻撃をすることができるのは攻撃ゾーンのユニットとルーラーであるプレイヤー自身だ」

 

「たまにあるプレイヤーも攻撃に参加できるタイプのカードゲームか」

 

「カードの左下に数字の書かれた丸がいくつかあるだろう?」

「それらが戦闘で扱う数字だ」

 f:id:omamesensei:20210903112944p:plain

「この《聖剣の騎士》の左下に緑色の丸があるだろう?」

「これがSTK(ストライク)、プレイヤーに与えるダメージだ」

 

「《聖剣の騎士》を横向きにしてお前への攻撃を宣言する」

 

「いわゆる『タップ』ってやつだな」

 

「ゲートルーラーでは横向きにする行為をレストと呼ぶらしい」

 

「縦向きに戻すのは?」

 

「アクトと書かれていた」

 

「…続けるぞ。《聖剣の騎士》はSTK(ストライク)1だから与えるダメージは1点だ」

「ダメージを受けたプレイヤーはデッキの上から受けたダメージ分のカードをめくる」

 

「《陽炎童子》っていうのが出たぜ」

 

「そうしたらそのカードをダメージゾーンに置く」

 

「わかってきたぜ」

「ダメージゾーンに何枚かカードが溜まると負けってことだな?」

 

「察しがいいな、その通りだ」

「ダメージゾーンのカード枚数がルーラーのLIFE(ライフ)の数以上になると敗北する」

 

「続けてルーラーで攻撃してみるか」

「ルーラーも同様に攻撃できる。このルーラーのSTK(ストライク)は3点か」

「3枚ダメージゾーンへ置いてもらうぞ」

 

「ルーラーの打点は結構高いんだな」

 

「さらにもう1体の《聖剣の騎士》で攻撃するぞ」

 

「ルーラーとユニットの攻撃順は自由なのか」

 

「そうだ。さらに攻撃先の説明もしよう」

「攻撃はルーラーに対してだけでなく敵ユニットに対しても行える。《陽炎童子》に攻撃だ。」

 f:id:omamesensei:20210903122622p:plain

「ああ、盤面を殴るシステムのあるゲームなのな

 

「ユニットへの攻撃は一方的に行われる」

「相打ちなどはなく、攻撃側だけが相手ユニットのHPをATK(アタック)の数値だけ削るんだ」

「左下の数字のうち、赤い丸に書かれているのがATK(アタック)だ」

 

「LIFE(ライフ)を減らす攻撃力とHPを減らす攻撃力は別なんだな」

 

「それからユニットに与えられたダメージはそのターンの間、残り続ける」

「だから2体の自軍ユニットでHPの高い敵ユニットを袋叩きにして倒すこともできる」

 

「青い丸がHPで、HPが0以下になったユニットは墓地に送られる?」

 

「その通りだ。攻撃された《陽炎童子》のHPを《聖剣の騎士》のATK(アタック)が上回っているから墓地に置いてもらう」

 

「ようし、完全に理解したぜ。俺もやってみていい?」

 

「ああ、攻撃してこい」

 

「それじゃあ《陽炎童子》でルーラーに攻撃だ!」

 

「ここで守備ゾーンの説明だ」

「俺の場にはルーラーの前に横向きで《先触れの蝶》が置いてあるだろう?」

f:id:omamesensei:20210903122641p:plain

「この守備ゾーンにユニットがいる場合、ルーラーへの攻撃は代わりに守備ユニットが引き受ける」

 

「その場合、HPは何点けずれるんだ?」

「元々ルーラーを攻撃してたからSTK(ストライク)の分?」

「それともユニットとの戦闘だからATK(アタック)の分?」

 

「後者、つまりATK(アタック)の数値分だ」

 

「よし、じゃあATK(アタック)4でHP4の蝶を倒したぞ」

「これで守備ゾーンにカードがないから対戦相手へ直接攻撃できるんだな」

 

「ああ、正解だ」

 

「いけ、ルーラーのSTK(ストライク)3で攻撃!」

 

「攻撃を受けて3枚めくる。1枚目、2枚目、ほぅ。CNT(カウンター)が出たか」

 f:id:omamesensei:20210903200523p:plain

「CNT(カウンター)?  殴り返してくるのか?」

 

「そういうカードもあるかもしれないが、これは違う。」

「赤いCNT(カウンター)アイコンが左上の数字の下に書かれているカードはカウンターカード」

「ダメージ判定でCNT(カウンター)がめくれた場合、ダメージゾーンではなく墓地に置く」

 

「CNT(カウンター)カードの中には特殊な効果を持つカードもあるらしいから、お前の言う通り反撃してくるカードもあるのだろうな」

「今、めくれた《時喰らいの魔神》はLIFE(ライフ)2点以下なら特殊な効果があるが今は不発だ。墓地へと送られる」

 

「墓地へ行く分、ダメージが減ってるってわけか」

 

「墓地へ置いた後、3点目のダメージをめくって…」

「これにはCNT(カウンター)がないからダメージゾーンへ置く」

 

 

f:id:omamesensei:20210902154805j:plain

「よっしゃあ! これでルールは理解した! さっそく遊んでみようぜ!」

 

f:id:omamesensei:20210902154719j:plain

「アタックフェイズのルールは、な…」

「結局のところ、ユニットをどうやって場に出せばいいのかがわからない以上、まだ遊べないぞ。セットカードなんかのルールも教えていないしな」

 

「今日のところは返してやるからカードはお前が持って帰っておけ」

「明日までに俺が残りのルールを調べておく」

 

(会長、めちゃくちゃ面倒見がいいんだよな)

 

「学校には持ってくるなよ、明日の放課後にお前の家で教えてやるから」

 

 

謎の視線…

 

「学校にカードは持ってくるなですって…」

「私の『学校でこっそりゲートルーラーを広めよう作戦』がぁ〜」

「いや、でもこれは逆に会長を沼に落とすチャンス…だったりして?」

 

Rule.2へ続く。





 

 キャラクターイラストにFree配布コンテンツ[ジュエルセイバーFree]様を使用しています。