前回の記事で好評だったMTGレイドバトル『神を討て』の続きとなります。
今回も使用可能なデッキは『マジックの好きなデッキひとつ』というわけで
様々なデッキがやってきました。
パイオニア、昔のスタンダード、ダブルマスターズ2022シールド、1万円レガシー。
そして……
「デッキなら何でもいいって言ってましたよね?」
「ええ、マジックのデッキ1つなら何でも…」
次元デッキ、参戦!
次元デッキは「プレインチェイス戦」というフォーマットで使われるいわば『ステージギミック』のようなもの。
ランダムな次元カードの効果が全員に及び…専用のサイコロ『次元ダイス』を振って
プレインズウォーク面が出れば別の次元カードへとステージが切り替わり、カオス・シンボル面が出ればその次元のカオス能力が誘発します。
特にゼナゴスを苦戦させた次元カードがラヴニカ次元の『プラーフ』
能力は『呪文を唱えたら攻撃できず、攻撃したら呪文を唱えられない』という制約を与えるもの。
ゼナゴスは通常、攻撃を行うことはなくランダムデッキから『このターン、ゼナゴスは攻撃する』という指示が書かれた呪文をめくることで攻撃します。
プラーフにいる限り、ゼナゴスは攻撃をロックされた状態に…!
こうなればバーンだ、バーン!
「ソーサリーは《回路切り替え》で打消しで。」
「ゼナゴスに、マナはない…っ!」
この次元から逃げようと必死に『プレインズウォーク面』が出ることを祈りながら次元ダイスを振るゼナゴス。
しかし出るのはカオス・シンボル…カオス能力はライフ回復でありライフのないゼナゴスには関係ありません。
1万円レガシーの人は土地を置かずにエンドするばかり。
マリガンもしないで何を事故ってるんだろう?
旧スタンダードは懐かしの猫かまどギミック(当時の禁止コンボ)でじわじわとライフを伸ばしていきます。
ダブルマスターズ2022シールドは《謎めいた尖塔群》をタップインするなど、それぞれのフォーマットの味がする行動をしていきます。
手札が溢れてきた1万円レガシーは手札枚数上限超過で発掘カードなどを捨て始めます。
1万円レガシーの正体は土地を1枚も入れないデッキ【マナレス・ドレッジ】だったのです。
ダブルマスターズ2022シールドはしもべサイクルでクリーチャーを強化しながら戦います。
大型の歓楽者などには倒したときのボーナス「英雄の褒賞」がついています。
これらを倒したことで【マナレス・ドレッジ】の発掘が誘発し、デッキを削っていきます。
マナレスドレッジは呪文を唱えることなく、墓地からクリーチャーを展開するデッキなので《プラーフ》による「呪文を唱えたターンは攻撃できないルール」に抵触せずに動いてきます。ずるいぞ!
こんな次元にいられるか!
俺はここから逃げるぞ~!プレインズウォーク!
「次元カードを切り替えるプレインズウォークってルールじゃなく『誘発型能力』ですよね?」
「そうですけど…」
「瞬速、《過充電縫合体》!腐乱トークンを濫用してプレインズウォークを打ち消し!」
そんなことある!?
こうなってしまえば後は大型クリーチャーを出して攻撃するだけ。
旧スタンと1万円レガシーのトロール軍団によって歓楽者とゼナゴスは薙ぎ払われました。
様々なフォーマットのデッキが入り乱れる無差別級ゼナゴス戦。
第二回イベントも私は非常に楽しめました。
ぜひあなたもカードショップの不良在庫になってそうならば、買って遊んでみてはいかがでしょう?