今回、遊んでいくのはこちらの商品!
このサプリメントでは強大な力を持つゼナゴス神を相手にいわゆるレイドバトルを行うことができます!
ゲーム開始時にゼナゴスと2体の歓楽者が並んでいる状態からスタート。
ゼナゴスのターンには歓楽者やゼナゴス専用のソーサリーが入ったデッキからランダムに2枚のカードが唱えられます。
プレイヤーは共有ライフ20点を失う前に歓楽者を全て除去した上でゼナゴスを場から離せば勝利となります。
というわけで「各自、自分の使いたいデッキを持ってきてレイドしませんか?」というスーパーカジュアルマジックを楽しんできました。
レガシー、統率者、銀枠、エキスパンション単、ヴィンテージキューブシールドなどなど。
様々なデッキがゼナゴス神を倒すためにやってきました。
ヴィンテキューブが「墳墓印鑑Moxダリチュ、スランの発電機」とマナを爆速で伸ばしつつ、
銀枠は1と2分の1マナが出る変な土地を設置。
イコリアエキスパンション単が《繁栄の狐》を召喚し、サイクリングの構えを見せます。
EDHはソルリングから呪文滑りをブロッカーとして立てて…と順当な滑り出し。
そしてターンが一周した2ターン目、ヴィンテキューブから飛んでくる《毒の濁流》X=5で全滅するゼナゴスと取り巻きの歓楽者たち。…、2ターン目にしてゲームは終わりました。
これは流石になんらかのバランス調整が必要だとわちゃわちゃ会議。
オリジナルルールとして以下のような感じに。
- フォーマットによらず各自がライフ20点を持つ。
- ゼナゴス側がいずれかのプレイヤーにダメージを発生させた場合、全員が受ける。
- ゼナゴス側の攻撃へのブロックは全員が参加できる。
- ゼナゴスを倒したら即勝利でなく、3回倒したら勝利の3ゲージ制。
- ゼナゴスのゲージが割られた時、ゼナゴスは追加ターンを得る。
これが結構、バランスよく遊べて良かったです。
共有ライフから各自別々のライフを持つ代わりにゼナゴスからの攻撃が全員に飛ぶようになったのはヴィンテージやレガシーのデッキが土地からライフ支払いを頻繁にするため、それを共有ライフから合計で引かれるのは辛すぎるためです。
想定されてない「ハメ」がたまに発生したり、強力なはずのカードが変な相互作用で弱くなったりとお祭り感覚で遊べるイベントでした。
以下、ハイライトとか。
統率者「1ターン目にセラの高位僧を召喚してエンド」
ゼナゴス「統率者戦の時は初期ライフ40だから1マナ6/6飛行絆魂だけど、今回は1マナの1/1だね」
「弱い〜〜」
ゼナゴス「ターンもらうね、(ぺらっ) 6/5のゼナゴスでの攻撃だって」
「いきなり全体6点!?」
統率者「高位僧でチャンプブロック!!これ、1人がブロックしたら全員ダメージ受けないで合ってるよね?」
ゼナゴス「合ってま〜す」
「高位僧つえ〜!!!!」
ヴィンテキューブ「暗黒の儀式からマナファクト置きつつボブ」
*ボブ…闇の腹心の俗称。Bob Maherさんが大会優勝した記念に作られたカードなのでボブと呼ばれる。彼の能力でライフを失って敗北することを俗にボブ死と言う。
ゼナゴス「またゼナゴスで攻撃だって。6/5パンチ」
ヴィンテキューブ「わざわざマナ加速して出したボブでブロックしたくなさすぎるけど」
「でも通したらミリ生き残っても返しにボブ死する未来が見えるよ」
ヴィンテキューブ「暗黒の儀式使ってまで出したのにな〜。はぁ〜、ブロック」
EDH「これ対戦相手って何人?」
ゼナゴス「ゼナゴス1人ですが」
EDH「…タップインしてエンド」
銀枠「豆猫さん、豆猫さんが今ゼナゴスを操作してるけど豆猫さんって銀枠カードが参照する『ゲーム外の人物』にあたる?」
ゼナゴス豆猫「今の自分はゼナゴスだから『ゲーム外の人物』じゃないなあ」
銀枠「ダメかぁ〜!」
レガシー「燃え柳の木立を使いたいんだけどゼナゴスってライフある?」
ゼナゴス「ないですね」
レガシー「じゃあ、この罰する火うてるのは一回限りってこと!?」
EDH「幻影の像を出して…ゼナゴスになるわ」
ゼナゴス「マジ!? じゃあその幻影の像も歓楽者がいる限り場を離れないから無敵のブロッカーってコト!?」
ゼナゴス「ソーサリー、ゼナゴスの一撃。全員に4点の直接火力」
ヴィンテキューブ「ヤバいヤバい。残りライフ1になったからもうライフペイする行動できなくなったわ」
統率者「サリアってこれどうなります?」
ゼナゴス「ゼナゴスには土地が無いから、さっきみたいなソーサリーはめくれたら不発ってことで。 じゃあ、ゼナゴスのターンで2枚めくります。おっ、ソーサリー。ソーサリー。」
銀枠「助かる〜! サリアつええ!!」
EDH「じゃあ0マナの宝石の睡蓮を置くけど、サリアで追加の1マナ払わないとな」
「仲間の足も引っ張るのが厳しいな、サリア」
レガシー「墓地からウーロを脱出」
レガシー「ライフゲインが染みる〜」
ヴィンテキューブ「その脱出コスト払えるの、俺のホイールオブフォーチュンで手札交換したおかげなんで感謝してください」
EDH「じゃあコピークリーチャーだして、こいつウーロとして出るわ。脱出してないので死ぬけどライフ貰いまーす。染みる〜」
エキ単「サイクリング繰り返して育てた《繁栄の狐》たちでコンバットして歓楽者を全滅させるね」
レガシー「今ならもうゼナゴスの耐性無くなってる? ゼナゴスに剣鋤撃って3ゲージ目をブレイクして勝ち!」
…とまあ、こんな感じでパワーレベルも目指すものも異なる様々なデッキが「ゼナゴスを倒す」という一つの目標のもとに協力し合うハチャメチャなマジックを遊べました。
たまたま近所のショップで発掘した10年近く前のレイドバトル・チャレンジデッキでしたが非常に楽しいひと時を過ごせました。
機会があれば皆さんも、現代マジックでゼナゴスとのレイドバトルを楽しんでみてはいかがでしょう?
特に普段遊んでるフォーマットが違う人たちがバラバラなデッキを持ち寄って同じゲームを遊べる点が魅力ですので是非そう言った遊び方を試してみることをオススメしますよ!