バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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超次元MTG対戦TYPE/Zeroかじゅある 第四話「机上の戦い!先攻第1ターン」

超次元MTG対戦TYPE/Zeroかじゅある

 第四話「机上の戦い!先攻第1ターン」

 第一話

 

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前回

 

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「うーん!」

アオイは大きく伸びをした。
やっと机の下と言う薄暗いダンジョンを抜け出したのだ。
再び机の上に戻る。

置き去りにされた自分の手札7枚。

それから脇に積まれたカード。

レイの場には《モックス・ジェット》が2枚横たわっている。

元凶である《ダンジョン突入》は墓地ではなくレイのデッキへと戻っていた。

 

「それじゃあ《ダンジョン突入》の効果処理、デッキからカードを2枚探すね」

 

「ねえ…もしかして…ダンジョンの中に持ち込まれた《ダンジョン突入》って…」

 

「あっ、もちろんここで手札に加えられるよ」

 

ふざけるな、という気持ちをぐっとこらえる。
この友人とのゲームでは投了しないと決意したじゃないか…!

 

「それじゃあ、探してきた《ブラック・ロータス》から《シェヘラザード》」
「場所は…さっき2つ目のダンジョンにした机の上にしようか?」

 

「そうきたか…サブ・サブゲームとも違うしこれはなんていうんだろう?」

 

「第2サブゲームじゃないアルか?」

 

「それじゃあ第2サブゲーム、始めようか…」

 

「開始ライフは20点。勝利ボーナスは『対戦相手のメインゲームのライフを半減』だよ」

 

「いわば2マナの10点バーン呪文…!」

 

「いよいよメインゲームに大きな影響が出てくるな…」

 

「勝てば…の話だよ」
「私はこのサブゲーム勝って見せる!」

 

第2サブゲーム

 

「《権力行使》から始めるよ!」

 

「OK.もう慣れてきたね」


マリガンチェック!

 

「私はマリガンを1回」

「同じく1回マリガン」


「《ブラック・ロータス》から赤3マナ!」

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「秘策公開!《ブレイゴの好意》3枚。指定は《カウントダウン残り1》」

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「指定されている《カウントダウン残り1》のコストは赤2マナになるよ」

「《カウントダウン残り1》、超動!」

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「あれは最新の銀枠セット【Unastable】収録のサブゲームカード!」
「開始ライフ1点のサドンデス、敗者には『受けるダメージが2倍になる』ペナルティがかかる!」

 

「ダメージ2倍か!これは重要になるな…!」

 

「とはいえライフ1点。流石に赤いデッキの方が有利なのは明白か?」

 

サブ・第2サブゲーム

 

「《権力行使》《ブラック・ロータス》《ダンジョン突入》!」

 

「このサブ・サブ・第2サブゲーム、負ければ火力呪文とマナソースのセットをサーチされる…!」
「なんとしても…ここは勝つ!」

 

サブ・サブ・第二サブゲーム

 

「よし、ついにここまでたどり着いた…」

 

(…? サブゲームを続けるだけのデッキだと思ったけど…)
(レイちゃんには何か別の狙いが…?)

 

「《ブラック・ロータス》を置くよ」

「秘策公開!《ブレイゴの好意》を2枚。指定は《Double Deal》!」

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「来た…!火力呪文!」

 

「レイちゃんの切り札のひとつ、未来のゲームへダメージを引き継ぐ火力呪文!」

 

「…未来の…?」
「まさかレイさんの狙いは!」

 

「レイの狙いは恐らく『次のサブゲーム』だ!」

 

「…!?」

 

「そうか、サブゲームは独立したゲーム、《ドロスの大長》などのゲーム開始時の効果は有効」


「それならば《Double Deal》の効果も有効なのでは!?」

 

「バレちゃったかあ。このデッキのギミック、『次のサブゲームへの火力』戦略に」
「でも気づいても防げるかな?」
「秘策公開《一石二鳥》!!指定《Double Deal》!」

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「あれは指定した呪文のコピーを生成する策略!」

 

「現在のゲームはライフ5点のダンジョン・サブゲーム!6点は致命傷だ!」

 

「《ブラック・ロータス》から赤赤赤!《Double Deal》!!」

 

「投了だ!アオイ、投了するんだ!」
「このゲームは負けるけれど、次のサブゲームへのダメージは防げる!」

 

「やだ!」
「みんなそうやって投了するから…サブゲームが面倒だからって付き合わないから…」
「レイちゃんはそれでせっかく組んだデッキの戦略を活かすことができなかった」
「私はちゃんと戦うよ、レイちゃんのデッキと」


「私は…ライフで受ける!」

 

サブ・サブ・第二サブゲーム
勝者 レイ

 

サブ・第二サブゲーム


第1ターンの続きから続行される!


「《ダンジョン突入》のボーナス!」
「私は《ブラック・ロータス》と《Double Deal》を探してくるよ」
「秘策公開《ブレイゴの好意》2枚と《一石二鳥》すべて《Double Deal》」
「即座に使用!」

 

「ライフ1点だから即死だね」
「ライフで受けて私の負けだよ」

 

第2サブゲーム

 

シェヘラザードによるサブゲーム!
開始ライフは20点。
先攻のレイが《カウントダウン残り1》を解決した状態から再開

 

「《カウントダウン残り1》の解決によって、アオイちゃんの受けるダメージはこのサブゲームの間、2倍になるよ」

 

「実質ライフ20対ライフ10ってことか…」

 

「さらに!このゲームでも!秘策公開!」
「《ブレイゴの好意》2枚と《一石二鳥》すべて《Double Deal》」

 

「まさか!」

「また引いたというのか…!」

 

「いや、おかしいことじゃない。このゲームはTYPE/Zeroだ、4枚制限はない」
「恐らくあのデッキには大量の《ブラック・ロータス》と《Double Deal》が入っているはずだ!」

 

「いくよ!黒蓮二連!!」

 

「6点ダメージの倍で12点…」

 

「アオイのライフは残り8点か…」

 

「ここだ!私は手札から《誤った指図》を使うよ!」
「《誤った指図》は『単一の対象を取る呪文』のターゲットを変えるピッチ・スペル」
*ピッチ・スペル…代替コストを払うことで0マナで使える呪文

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「ダメです、アオイさん…!」

 

「残念だったね、アオイちゃん」
「《Double deal》のテキストを見て?」
「この呪文は『単一の対象を取る呪文』じゃないんだよ!」

 

「そんな…!」

 

「プレイを巻き戻して《Double Deal》とそのコピーを解決!」
「12点ダメージだよ…!」

 

「それでも、ライフで受けるッ!!」

 

第2サブ・ゲーム
勝者 レイ

 

メインゲーム
第1ターン


「私は《シェヘラザード》のボーナスを得るよ!」
「アオイちゃんのライフは10点まで減少する!」

「そして黒蓮から《Double Deal》!」

「ここでも秘策3枚を同様に使うよ」

 

「残りライフ4点」


「さすがに私も玉切れかな…ターンエンド」


「…!」

「わたしの後攻第1ターンが来た…!」

 

ついに来る…2ターン目!!

ライフ20のレイ VS ライフ4のアオイ

勝負の行方は…!

次回、超次元MTG対戦TYPE/Zeroかじゅある

第五話「嵐雲のカラス飛び去り…」

 

 

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