バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【#MTG初心者】パーティを組む上での注意事項【#ゼンディカーの夜明け】

新パック『ゼンディカーの夜明け』は古典的なRPG(ダンジョンズ&ドラゴンズなどのTRPG)の要素をオマージュした冒険のセットだ。

 

新メカニズムである「パーティ」の登場はそれをより色濃く反映している。

 

この「パーティ」について公式の解説記事が既に出ているんだけど、

Twitterなどでは「パーティがどう機能するのかよくわからない」というツイートも見るので自分の理解を整理する意味も兼ねてパーティ解説記事を書こう。

 

パーティを組もう!

 

パーティを組むのに特別な行動は必要ない。

単純にあなたの盤面に該当するクリーチャーがいればそれは自動でパーティを組む。

どのようなパーティが組まれているのかはゲームのその時々に自動でチェックされる。

 

・パーティを構成できる種族は4種類

・「パーティの構成人数」は0~4人

・1つのタイプが複数いてもカウントは1

・役割は兼ねられない

 

この3つの基本によってパーティ構成のチェックは行われる。

 

順番に見ていこう。

 

・パーティを構成できる種族は4種類

 

TRPGの原点、ダンジョンズ&ドラゴンズには「戦士であるファイター」「いわゆる盗賊職のローグ」「癒やし手のクレリック」「魔法の使い手ウィザードの4つの職業クラスがあり、それらの役割を持ったキャラクターが集まることでパーティを組んでいた。

 

MTGではそれらは似たクラスにパーティ加入に適性がある。

ファイター戦士・クリーチャー

ローグならず者・クリーチャー

*注* 英語版MTGでは「ならず者」はRogue

クレリックはそのままクレリック・クリーチャー

ウィザードウィザード・クリーチャーである。

 

これらのいずれかのタイプを持つクリーチャーをあなたが戦場に出しているなら、

あなたはパーティを構成していることになる。

マジックには戦士以外にも狂戦士多相の戦士といった戦士と名の付くタイプがあるけど、これらは戦士に含まれない。

 

 

 

・「パーティの構成人数」は0~4人

 

『ゼンディカーの夜明け』には「パーティを構成しているクリーチャーの数」を数えるカードが存在する。

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《冒険の戦利品》は「冒険者のパーティを上手く結成できていれば冒険を成功させるのがより簡単になる」というフレーバーをいきいきと描いたカードだ。

例えばあなたの場に兵士と忍者とドルイドと邪術師がいるとしよう。

 

これはこれで案外いいパーティなのかもしれないけど、

ルールに従うならどのタイプもニアミスだ。

「パーティを構成しているクリーチャーの数」は0と言うことになる。

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この場合、《冒険の戦利品》のコストは下がらない。

 

 

 

例えばあなたが《英雄たちの世話人を戦場に出す。

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そうしたなら、「あなたのパーティを構成しているクリーチャー」の数を見て、

1体につき2点のライフを得る。

 

ここでパーティの構成人数について改めて確認しておこう。

例えばあなたの戦場に他にクリーチャーが何もいない状況で、

《英雄たちの世話人を戦場に出したなら、あなたは「クレリック1人のパーティ」を構成していることに注意してほしい。

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パーティはたった1人でもパーティなんだ。

つまり「1体につき2点のライフを得る」効果は、あなたに2点回復させてくれる。

 

もし戦場にその他の冒険者クラスのクリーチャーが1体いれば2人として扱われる。

戦場にウィザード・クリーチャーがいる時に《英雄たちの世話人を召喚すれば「パーティを構成するクリーチャーの数」は2体ということになる。

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この場合、2人いるので1人につき2点の回復は2点の2人分で4点となる。

パーティを構成できる職業クリーチャー・タイプは4種類なので、この人数は0~4の範囲になる。

パーティを構成する人数が5人以上になることはない。

 

 

 

・1つのタイプが複数いてもカウントは1

 

先ほどと同じように自分の場にパーティ加入資格のあるクリーチャーがいる場合を考えよう。

ただし今回はウィザードでなくクレリックだ。

この場合、クレリックが2人いるわけだが…

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パーティは1人しかいないものとして数えられる。

テキストにある括弧つきの注釈文を見てみよう。

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(あなたのパーティは、ウィザードとクレリックと戦士とならず者それぞれ最大1体から構成される。)

 

日本語訳の時に若干ニュアンスが歪んで意味をとりづらいけれど、

ここにはっきりと示してある。

 

用はパーティ内に同じ役職の者が2人いても、構成数には数えないのだ。

ここを把握するのに「パーティ枠」という概念を思い浮かべるといいかもしれない。

 

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パーティには役職の枠が4つあり、「いくつの枠を埋められているか?」を質問されているのだ。

 

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例えばクレリックが3体いて、他の職業枠に該当するクリーチャーがいない場合、

「パーティを構成するクリーチャーの数」は1である。

 

また、この枠がすべて埋まっている状態を「パーティが全員そろっている」と呼ぶ。

この「パーティが全員そろっている」を参照するカードは各職業枠のすべてにクリーチャーがいる場合に有効になる。

 

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例えば海門の擁護者、リンヴァーラ》という天使・ウィザードは自分自身がウィザードの枠を埋めるので、

他に「戦士1体以上」「ならず者1体以上」クレリック1体以上」が場に出ていれば、誘発型能力のスイッチがONになる。

 

・役割は兼ねられない

 

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《タジュールの模範》のように、入れる職業枠の種類が多いクリーチャーがいる。

しかし、それらのクリーチャーは同時に複数の役割を兼ねることはできない

 

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オールマイティー・カードとして職業枠をどこでも1つ埋められるカードだが、

1枚で複数の枠を同時に埋めることはできないのだ。

 

ただし、これはあくまで「パーティ」効果で数えるときのケースである。

 

もしあなたが「戦士を強化するカード」と「ならず者を強化するカード」を同時に使っているなら、それらは両方の効果がかかる。

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あくまでパーティに関する効果だけが「どちらか」として扱うのだ。

 

 

あとは追加の説明として「パーティの人数は常に最大になるように数える」

例えば対戦相手が《穢れた療法》を出しているとする。

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あなたの場に《タジュールの模範》がいて、《英雄たちの世話人を出した。

この時、ライフを回復する点数を低く抑える目的で《タジュールの模範》《英雄たちの世話人と同じクレリックの枠にカウントして「パーティは1人」とすることはできない。

 

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どうだろう?

パーティ効果についての疑問は解消されただろうか?

このブログが助けになれば幸いだ。

 

まだ『ゼンディカーの夜明け』のプレビューは始まったばかり。

完全に夜が明けた時に、どんなパーティ・デッキを組もうかな。

今から楽しみで仕方がないよ。

 

更なる冒険者の紹介を心待ちにしよう!

 

パーティ・メカニズムについてはもう一本記事を書いてあるの良かったらそちらも読んでいってほしい。

 

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