バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【#MTG】デッキ総額1ドル・モダン 【虚無フォーマット】

やあ、久しぶりの虚無フォーマット記事だ。

今回みんなに知ってもらいたいフォーマットは『1tix モダン 』だ!

 

このフォーマットはMO(マジック・オンライン)と言う公式の電子MTGゲームで行う。

電子ゲーム版のMTGといえば、すっかりMTGアリーナにイメージを持っていかれているがMOにはアリーナにはないいくつもの利点(といくつものバグ )がある。

 

1tixモダン について知るためにはまずMOのカード資産経済がどうなっているかを知る必要がある。

 

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これがMOの「イベントチケット」だ。

運営に1ドル払うことで1枚買うことができる。このチケットを消費してプレイヤーは有料イベントに参加できる。

 

MOではこのチケットを疑似通貨としてマジックのカードが取引される。

MOにはアリーナと違ってプレイヤー間のトレード機能が付いている。そしてカードだけでなくこのチケットも物々交換のアイテムとして取引することができる。

 

察しの言い方はわかったと思うが、

つまりチケットにはイベントに参加するための使用法以外に「1ドル紙幣」のような役割があるのだ。

 

もしショップで2ドルするカードを買おうとするならあなたはショップに対してチケット2枚と2ドルのカードの交換を申し込めばいい。

 

MOではこうした取引のためのbotが複数稼働していて安定した取引を行ってくれている。

 

きちんとしたbotは「いくら払っているか」も管理してくれる。

例えば君が0.5ドルのカードを買いたい時、1ドル分のチケットとその0.5ドルのカードを交換する。

後日、君が別の0.3ドルのカードを買おうとして同じbotを利用すると

「前に0.5多くもらってるので、タダであげるよ。残高は0.2チケット」というメッセージをくれてトレードが完了するのだ。

 

このシステムによりカードには1ドルよりも低い値がつくことがある。

 

ここでMTGのカードには上位互換と下位互換があることを思い出して欲しい。

《稲妻》と《ショック》は似たようなカードだが素人が見ても《稲妻》の方が強いとわかるはずだ。

今調べたところ私がよく使うトレードbotでは《稲妻》の最安値は0.14tix、つまり0.14ドル相当である。

 

一方で《ショック》の最安値は0.001tix、なんと稲妻の140分の1という低価格で取引されている。

 

こうした極端に安いカードを買うことによって60枚デッキの総額を1ドル以内にまとめることができる。

 

もうお分かりいただけただろう。

虚無のフォーマット『1tixモダン 』とはデッキ総額が(サイドボード込みで)1ドル以下となるように組まれた低予算デッキでの対戦を行うフォーマットなのだ。

 

(基本土地5種は無料で使えるが、荒地や氷雪基本土地などはデッキコストに含まれるものとする)

 

このフォーマットでは通常のモダンでは「力不足」であるカードたちにも「安い」という理由で光が当たる。

また全体のパワーレベルが独自のものとなることによって普段はスポットの当たらないようなカードが活躍することがある。

 

このモダン フォーマットの変種ルールで騙されたと思ってデッキを組んで友人と対戦してみて欲しい。

なにせつまらなくても1ドルの損で済むのだ。どうせならやってみるのがいい。

 

さて、参考に自分が組んでいるデッキの動きを紹介しよう。

 

【1tixはさみランデス

 

このデッキの要素は大きく分けて2種類。速攻でゲームを終わらせようとするプランと、それをサポートするために相手の動きを止める土地破壊プランだ。

 

①はさみ親和

昔のスタンダードにはさみ親和というデッキが存在した。

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(参考価格:0.002tix)

 

0マナのアーティファクトに《アーティファクトの魂込め》を張ることで2ターン目から5/5のクリーチャーが襲ってくるコンボ寄りのビートダウンデッキだ。

 

このデッキでもそのギミックを引き継いでいる。

 

その当時のスタンダードになく現代モダンに存在し(そして一般的なモダンでは使われないカードとして)《動かすフェアリー》が存在する。

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(参考価格:0.002tix)

 

このカードはソーサリー呪文《命の吹き込み》として使うこともでき、追加の《アーティファクトの魂込め》として働く。

 

これらで《ダークスティールの城塞》などを破壊不能のクリーチャーとして運用するのがこのデッキの勝ち筋となっている。

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(参考価格 0.005tix)

 

このデッキのもうひとつの要素は分割カードを中心とした相手の妨害である。

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(参考価格 0.04tix)

 

《爆裂+破綻》の爆裂は互いの土地を1枚破壊する。これで《ダークスティールの城塞》を対象にとればこちらは破壊されることなく一方的に土地破壊ができる。

 

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(参考価格 0.03tix)

幽霊街はこの環境でよく使われるデメリット付きの多色土地相手に強いだけでなくそれらを使えない自分の土地基盤を安定させてくれる。

破壊不能の《ダークスティールの城塞》を対象に撃つことで赤と青好きな方のマナを確保できるのだ。

 

盤面構築後に蓋をする役割を担うのは《粉骨+砕身》というまず普通のモダンでは見ないタイプのカードだ。

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(参考価格0.002tix)

 

破壊された土地基盤で追加の《粉骨 》の3マナを支払えるデッキは多くなく、更に返しのターンに使う《砕身》が土地を縛り大幅に時間をかせぐ。

その間にハサミをつけたりフェアリーが動かしたアーティファクトで殴れば勝利は目前だ!

 

このデッキがモダンホライゾン 2でどんな強化を貰えるか楽しみで仕方ない。

できれば現在使っている《進化する未開地》のかわりとなるマナの色基盤を整えながら《爆裂+破綻》で割れることのない土地が欲しいな。

もしそれがハサミをつけられるなら尚良い。

そんな都合のいいカードが…

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(参考価格なし、未発売)

 

モダンホライゾン 2に感謝だ!

 

このデッキはかなり趣味に走っていて私の好きな要素(土地破壊、土地・クリーチャーでの攻撃、土地を使ったコンボ・打ち消し)などの要素がぎっしり詰まっている。

 

1tixモダンでは自分のやりたい事をできるモダンのデッキを考える。

たとえそれが本当のモダンで通用しなさそうでもとにかく考える。

考えたそれをデチューンして1ドルに収まるように高額カードを役割の似た安いカードへ差し替えて行く。

 

そうすることで自分のしたいカジュアルなモダンを押し付け合うカジュアルデッカーのパラダイスを作ろうという試みだ。

禁止制限はまだ存在しないし私は禁止制限の告知をするつもりはない。

なぜならこれは低予算カジュアルフォーマットだからだ。

強すぎるカードやコンボが見つかれば仲間内で「強すぎだろ禁止しろ〜」といって禁止すればいい。

きっと相手も自慢のデッキを少し回した後は満足して違うデッキを組むだろう。

(新しいデッキがどんなに高くとも1ドルに収まるので食い下がることはあまりない)

 

おのおの仲間同士で好きにバランスをとって欲しい。

 

次回の記事は仲間内で楽しんだプレイレポートになる予定だ。

どんなデッキを見ることができるのか楽しみにして欲しい。

それではまた次回、あなたが財布の紐を緩めて1ドル払いたくなりますように…!

 

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