早くも『マイナー・トライバル』正式版はルールの穴をつかれて崩壊した。
現状の最新版ルールはコチラを参照してほしい。
今回、フォーマットを破壊した部族は『サイ』だ…!
サイがどのようにしてこのフォーマットを破壊したのか見ていこう!
「じゃあ、まず最初に部族宣言。サイを選んだので文章欄にサイと書かれているカードと基本土地だけでデッキを組んであります。《薄煙の火口》をタップインしてエンド」
「サイって書いてある土地あったんだ~」
「たくさんありましたよ」
「たくさん…? あっ、もしかして!?」
さ、サイクリング…!!!
2ターン目にサイと書いてある《波動機》が出てきて、
3ターン目に《ドラニスの刺突者》が出てくる。
あとは「サイクリングコストが不特定2マナ以下=波動機で0マナサイクリングできるカード」をサイクリングし続けて20点ダメージを与えてゲーム終了。
「ちなみにサイ・クリーチャーは?」
「入るわけないじゃないですか」
こうして基本ルールに改訂が入り、明確にその部族を参照する旨で書かれているもののみが対象となることになった。
正直なことを言えば私はこういう「カジュアルフォーマットの穴をつく行為をするプレイヤー」のことが嫌いではない。
かの有名なインターネットフレーズを引用してこの記事を終えよう。
とはいえ、私はカジュアルフォーマットをカジュアルに遊ぶ人たちのことも愛している。
次回以降はそういったカジュアルに遊ぶマイナートライバルのデッキを紹介していこう。