バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【MTG嘘紹介記事】 風車に突撃! 

*この記事はオリカの公式プレビュー記事風紹介という架空のものです*

 

風車に突撃!

_________

 

Virtual Vtuver / Mamenya

 

2019年2月16日

 

カードにはトップダウンボトムアップ、2つの作り方が存在する。

トップダウンとはまず先に物語があり、ボトムアップとはまずメカニズムがある。

 

例えばイニストラードやテーロスは典型的なトップダウンだ。

まず物語があり、それを表現するべくカードがデザインされる。

 

ゼンディカーはボトムアップの好例だ。

土地をテーマにするブロックというのが先で、大地が動いて襲い掛かってくるという世界設定はメカニズムの後にクリエイティブ・チームが味付けしてくれたものだ。

 

今回のプレビューカードの効果を見る前にカード名とイラストを見せよう。

君はそれがトップダウンボトムアップか分かるかな?

 

《巨人のごとき風車》

f:id:omamesensei:20190216140849j:plain

Art:Free Material Don Quijote

 

さて、このカードはトップダウンだろうか?

それともボトムアップ…?

 

正解は…トップダウン

 

…ではなくボトムアップだと言ったら君は信じるだろうか?

…あるいは全く別のトップダウンのカードから生まれたと言ったら?

 

 

デザインの融合

一般的にトップダウンのカードはヴォ―ソスに、ボトムアップのカードはメルヴィンが好む。

ああ、ヴォ―ソスというのは「物語を好むプレイヤー」を表す美学的分析の用語だ。

メルヴィンは「カードのメカニズム」の方を美しいと感じる。

 

まずフレーバーが存在するトップダウンはヴォ―ソスに好まれやすく、

カニズム先行のものがメルヴィンに好まれるのはそういった理由だ。

 

だが時にメカニズムから生まれたカードがまるで最初からピタリと合うフレーバーを持っているように生まれることがある。

 

巨人のごとき風車》もそのひとつだ。

 

はじめ、このカードは別のカードとしてデザインされた。

たしかこんな感じだ。

 

《一方的ケツ闘》

(2)(黒)(緑)

インスタント

あなたがコントロールするクリーチャー1体とあなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。

前者はそのタフネスに等しいダメージを後者に与える。

 

では開発チームがこのカードに残したコメントを見ていこう。

 

CNN:黒にもケツ闘をさせろよ

JIS:いいよね、ケツ格闘 略してケツ闘。理論上は一方的にもできる。

JIS:1マナ重くして一方的に

 

このカードは運命再編の《無残な競争》が元になっている。

 

しばらくの間、この一方的ケツ闘はボトムアップとして存在していたが、

最終的にファイルから取り除かれた。

しかし、今回の基本セットでこれは復活した。

 

《黒塗りへの追突》

(2)(黒)(緑)

ソーサリー

対戦相手がコントロールするクリーチャー1体とあなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、前者に後者のタフネスに等しい点数のダメージを与える。

 

MMN:おい、ゴルァ!免許持ってんのか!

JIS:これは《一方的ケツ闘》の調整版?

MMN:ええ。ですが今はトップダウンの黒塗りの高級車です。

BNC:なぜ、黒塗りの高級車がタフネスのダメージを与えるのですか?

MMN:これは強大な敵にぶつかってしまい返り討ちになるカードだ。壁などのタフネスが大きい存在は自分からは手を出さないが、勢いよくぶつかってしまえば痛い目を見ることがある。

BNC:攻撃した者への制裁と壁というフレーバーなら白がふさわしいと思う。私はこれを白に移した方がいいと思う。フレーバーとしては黒が大事だが、どの道このフレーバーを印刷まで残すのは難しいと思うよ。

MMN:YJSNPIの顔は印刷できるのに?

 

 

YJSNPIという略称が与えられたスタッフは存在しない。

彼が何を言っているのか私にはわからないが、MMNは「ああ、それじゃあ記事に《叫び盾》の画像を貼っておくといい」とだけ言っていた。

あなたには果たして伝わるだろうか?

f:id:omamesensei:20190216145903p:plain

 

こうして《黒塗りの高級車》は形を変えて白へ移動することになった。

このドン・キホーテの風車がまさか全然別の物語やボトムアップから来てるなんて想像もつかなかったよ。

 

それじゃあプレビュー・カードをご覧いただこう!

 

巨人のごとき風車》だ!

f:id:omamesensei:20190216151245j:plain



 

 

こちらもドレイクにコメントが残っている。

(ドレイクは現在使用中のコメント機能だ。マルチバースにはもう追記されない)

 

MMN:疲れからか白塗りの高級車に追突してしまう。

BNC:アンコモンの瞬速クリーチャーのCipにしたらどうか?

MNN:それはきっと非常に危険なカードになる

MNN:デベロップから提案。神話にまで格上げし再利用可能にしろって

BNC:正気か? わかった。やってみるよ。

BNC:これでどう? 実質的にタフネスでの先制範囲攻撃だ

MMN:そのテンプレートだとブロックされていない奴もダメージを受ける

BNC:タフネスでの先制攻撃になるよう調整。

MMN:コストを変更。5Wから3WWへ。

MMN:2WWへ。多分後悔はしない。

 

壁のファンにとってこれは魅力的だろうか?

それともそんなに?

私はこのカードと防衛が攻撃する「ローリングストーン」能力を組み合わせたデッキに期待している。

策略の龍、アルカデス》の統率者デッキにこれを入れるとどうなるか?

 

攻撃力は変わらないが壁をちゃんと壁として使った場合…それは二段攻撃のように働く。

ああ、もちろん二段攻撃じゃないから二段攻撃を与えれば三段になるだろう!

壁デッキで今まで見向きもしなかった二段攻撃や警戒を与えるカードと一緒に君がプレイしてくれるのを期待しているよ!

 

このセットの発売日は8月10日だ。

それまでは疲れから黒塗りの高級車に追突しないよう気を付けて待っていてくれ!