やあ、バーチャルVtuverの豆猫さんだよ。
今回はMTGの新パック「フォーゴトン・レルム」のドラフト日記だよ。
今回、私が組んだアーキタイプはこれ!
しかし、色基盤となる2色土地は存在していない。
そこで敢えて1色に手を絞ってのドラフトに勇気をもって挑戦するのが青単ゴミドラフトである。
このデッキを支えてくれたのが《ジンの風予見者》だ。
サンプルレシピでは3枚採用しているね。
一体どんなカードなのか見てみよう。
どうだろう?
君の目にこのカードは強く映るだろうか?
それとも大したことはない?
僕の目にはとても強く見えた。
20面体サイコロのダイスロールによって効果が変動するカードは不安定だ。
20の出目はまず出ないし、上の方の目がでないで「ハズレ」になるときも決して少なくない。
しかし、その「ハズレ」を見てもなお僕は強いと思うのだ。
ここで1枚のカードを紹介しよう。
《幻影獣》のカードだ。
このクリーチャーは構築級とはとても呼べないが数多くのリミテッド環境で指針のひとつとされた強力なリミテ向けクリーチャーだった。
ウィザーズは長年に渡ってリミテッドで使われるコモンの飛行クリーチャーが《幻影獣》よりも強くならないように気を使ってデザインしてきた。
そうしなければリミテのバランスを崩してしまうようなギリギリの強さのカードだったのだ。
開発部のデザイン過程を読める記事が公式サイトで公開されているのは知っているかな?
BH: このカードは《幻影獣》よりも強く見える。
MJJ: そうだな。《幻影獣》は「このカードは我々がコモンのクリーチャーに求めるものよりも強い」と我々が考える境界線です。
引用:Mファイル『アモンケット』編・パート1|マジック日本公式ウェブサイト
この記事では《幻影獣》より強いカードを弱体化して、《幻影獣》を超えないラインにしようという開発チームの努力を見ることができる。
逆に言えば(可能であれば)開発班にとってリミテッドのデザインをするときに「幻影獣を超えていないカード」として《幻影獣》を入れることができればリミテッド戦のバランスを取りやすいということがうかがえる。
たびたびこのカードは再録され、リミテッドの航空戦力の要となってきた。
なんならリミテのバランス調整のために《幻影獣》の下位互換も作られた。
さて、改めて弱そうに見えたダイスロールカードをご覧いただこう。
どうだろうか?
こいつは出目がどんなに悪くても《幻影獣》+占術1であり、
ちょっと運が良ければ占術2ができるだけでなく、
クリティカルの可能性まで秘めている。
私にはこのカードはとても強力に見えた。
実際にドラフトでピックしてみてこのカードはやはり強い部類のカードだと、今なお信じている。
このカードは過小評価されがちだと思う。
みんなもっと《ジンの風予見者》をピックするべきだ。
青単ゴミサンプルレシピ
広告