今回紹介するデッキはこれまで紹介してきたクリーチャー主体のデッキと違い、呪文をメインに扱うデッキだ!
水文明と闇文明のカードを軸に組まれる呪文デッキ、その名も【青魔導具】!
「水と闇なのに【青魔導具】って言うの? なんで?」
「【青黒魔導具】って言うデッキが別にあるので、慣例的にこっちは闇文明入ってても【青魔導具】って呼ばれますね」
魔導具というのはカードの持つ種族の1つで、黒のクリーチャーと青の呪文に割り振られている。
黒魔導具はクリーチャー主体の魔導具デッキを指し。
青黒魔導具は両方を採用する。
青魔導具は「青い魔導具呪文」だけを採用し、「黒い魔導具クリーチャー」はいれないので、他に闇文明のカードが入っていても【青魔導具】と呼ばれるのだ。
では闇文明のカードは何を入れるのかと言うと…
魔導具デッキの切札となる闇文明のドルスザク・クリーチャーだ!
これらのドルスザクを豪快に展開するために【青魔導具】が唱える必殺呪文がこれだ!
は?
99マナ? デュエマのデッキは40枚なんだが?
デッキ全部マナゾーンに置いても半分もいかないんだが?
とはいえ、デュエマと言えば踏み倒し。
これを踏み倒しで唱えることで闇文明のドルスザクを4体並べながら追加ターンを獲得。
召喚酔いの解けた4体のドルスザクで攻撃し、一気に勝利を引き込むのだ。
踏み倒しの手段として使われるデザイナーズコンボの《卍新世壊卍》
これはエンチャントや永続魔法のような「クリーチャーではないが場に残るカード」で、自分が魔導具呪文を4回唱えることで99マナまでの呪文を踏み倒せる。
青魔導具は2マナ域の呪文を大量に取っているので、
2ターン目《卍新世壊卍》。
3ターン目に1マナと2マナの魔導具呪文。
4ターン目に2マナと2マナの魔導具呪文。
と動ければ素早く99マナ呪文ガ・リミューズを唱えられることになる。
こうしてドルスザク・クリーチャーを手札から展開しながら追加ターンを得るわけだが、ぜひ場に出したいドルスザクが《凶鬼卍号メラヴォルガル》
場に出た時に互いのシールドを2枚ブレイクする能力を持っている。
こいつを複数体出すことができれば勝利は目前。
例えば対戦相手のシールドからGストライクなどの「このターン攻撃できない」という効果が飛び出しても、追加ターンを得てから殴るためそれらの効果は期限切れとなる。
シールド・トリガーやニンジャ・ストライクによってブロッカーを並べられる可能性もあるが、その場合は《卍ギ・ルーギリン卍》。
上のクリーチャー面がドルスザクで「自分のクリーチャーはブロックされない」という強力なブロッカー回避性能を持つため、《凶鬼卍号メラヴォルガル》でシールドを大量破壊した後で4体のブロックされないクリーチャーが攻撃をしかければ対戦相手は防ぎきれないだろう。
とはいえ、種が割れれば怖くない。
要は2マナの呪文の連打からフィニッシャーにつなぐデッキなのだ。
私は自身満々に、『らすねの青赤レクスターズ』を握り勝負を挑んだ。
「奇天烈シャッフを召喚して2を宣言! 2マナの呪文は唱えられなくなりましたよ!」
「新世壊の効果で、魔導具とドルスザクは『唱えられない』を無視して唱えられるので止まりませんよ」
〈完〉
この呪文を唱えられないメタを無視する「打ち消されない呪文」のような動きこそ青魔導具の真の強みなのだ。
MTGを触ってきてソーサリーやインスタント主体のデッキが懐かしくなった今、
興味のあるデッキタイプなので環境で流行っている今、ぜひ組みたいものだ。
「今、結構 水文明の魔導具呪文は安いので結構組みやすいと思いますよ」
「マジ? 実は組むチャンスだったりする?
…切札の闇文明ドルスザクが高すぎるんじゃが。
まだ自分にはちょっと早い気がするな…。
そんな魔導具カテゴリの構築済みデッキが発売予定らしいので、それを予約してみようと思います。
届いたらまた魔導具の話書くと思います。今度は使い手として!
Next!
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