バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

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【#MTG】神河ブロックパウパータイニーリーダーズ・梅澤俊郎デッキ【#KBPTL】

 

KBPTL特集もついに3デッキ目に突入。

そしてここで嬉しいお知らせが!

なんとこのブログの「今月の閲覧数が1000超えました!」の通知が。

今月!? 今日まだ1日だよ!?と思って確認したりして、結局この記事を書くころには2800回に達しました。

 

こんなにたくさんの人が神河ブロックパウパータイニーリーダーズに興味を持ってくれている…?

そう考えていいんだろうか?

もし興味を持ったらあなたもデッキを考えたり、お気に入りの統率者を探してほしい。

 

それじゃあ本編。


これまでは白と青のデッキを紹介した。

3つ目のデッキは何色にしよう?


マジックでは色を順番に並べる時の慣例として「WUBRG」というのがある。
これはを意味している。

それぞれの英語の頭文字だ。
青はブラックとブルーで被るのでUを使っている。
BLUEなのでBの次はLに思えるが今度は土地/Landと被ってしまうためUだ。

とにもかくにもWUBRG順にたまたま順番が合致した。
となれば次の紹介デッキはつまり黒/Blackのデッキになるだろう。

 

黒の伝説のクリーチャーの中で僕が惹かれたのは2つ。


1人は神河ブロックで一番有名なキャラクターと言っても過言ではない男、
もう1体はメカニズムが非常に興味深く、ルールの穴を突いたようで面白かったクリーチャーだ。

 

 

私は5分ほど迷った末に前者を取ることにした。
このブログでこの男の記事を書くことから逃げるわけにもいくまいよ。


今ではもうスタンダードを去ったが、現役当時このブログでたびたび取り上げた1人のキャラクターがいた。

 

《逃亡者、梅澤 哲子》である。

 

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omamesensei2.hatenadiary.jp

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

 


梅澤哲子フレイバーテキストをご覧いただこう。

 


「ご先祖様の梅澤俊郎『人生はひどい事と更にひどい事の選択の繰り返し』と言っていたそうね。私は最高の『ひどい事』を選択する名人なのよ。」


今回の統率者こそが ご先祖、《梅澤俊郎》である。

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彼は「漢字魔術」を得意とする侍だ。
まるでルーン文字のように漢字を扱い、書いた漢字を読むことで発動する術を使う。
呪具である十手を用いて敵を傷つけ、その血で書いた漢字を使うことでその効力を引き上げることができる。
この《梅澤の十手》はJFW(ジャパニーズ・ファッキン・ウェポン)として悪名をとどろかせるのだが…それはまた別の話…。

 

さて、《梅澤俊郎》の能力を確認しよう。
相手のクリーチャーが死亡した時に、自分の墓地からインスタント呪文を使うことができる。


例えば《肉体の奪取》を唱えてスピリットでないクリーチャーを破壊し、墓地へ送ろう。

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そして墓地から《霊魂の奪取》を唱えて場に残っているスピリットの方を破壊する…!と言った動きができる。

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ただしプレイするときのマナコストは通常通り支払う必要がある。

 

さて、神河には連繋という能力がある。《魂無き蘇生》というカードで紹介しよう。

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このカードは「墓地からクリーチャーを手札に戻す能力」と「連繋秘儀)」を持つ。

 

先ほど紹介した《肉体の奪取》と《霊魂の奪取》とを見比べてほしい。
カード全体の真ん中あたり。
肉体のほうにはインスタント-秘儀

霊魂のほうにはインスタントとだけ書かれている。

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ここに秘儀と書かれているのが秘儀呪文だ。

 

これら秘儀呪文を唱えた時に、手札にある連繋カード《魂無き蘇生》を手札から見せて連繋コストを支払う。


すると唱えた《肉体の奪取》の効果に《魂無き蘇生》の効果が組み込まれる。

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連繋した秘儀呪文が変化!



《肉体の奪取》の効果は「クリーチャーを破壊したうえに自分の墓地からクリーチャーを手札に戻す」というものになり、相手とアドバンテージ差を広げることができる。

 

しかもこの時に見せた連繋呪文は「見せるだけ」で使ったことにはならない。
そのまま手札に残り続ける。
そして連繋はマナさえ払えば何度でも行える

 

例えば極端な例だが…

 

ステップ1
秘儀呪文《目覚めの悪夢》を唱えてこれに《魂無き蘇生》を連携し、
「2枚捨てさせて1枚回収する呪文」を作る。

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これを行っても手札に《魂無き蘇生》は残り続ける。
秘儀呪文《目覚めの悪夢》は墓地へ落ちる。

 

ステップ2
次に秘儀呪文《肉体の奪取》を唱える。
先ほど連繋した連繋呪文《魂無き蘇生》はまだ手札に残っている。
これを連繋させて「敵のクリーチャーを破壊して、自分は1枚回収する呪文」を作ることができる。

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これを行っても手札に《魂無き蘇生》は残り続ける。
秘儀呪文《肉体の奪取》の方は墓地に落ちる。

 

ステップ3
ステップ2で作った呪文で敵が死亡したので《梅澤俊郎》の効果で墓地からインスタント1つを唱える。
この時にさっき使ったばかりの《肉体の奪取》を選ぶことができるんだ!!
そして墓地から使った《肉体の奪取》は秘儀呪文なので、ここにさらに《魂無き蘇生》を連繋できる!!

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再び「敵のクリーチャーを破壊して、自分は1枚回収する呪文」を唱えることができた!
さて、これを解決する前に一旦待ってほしい。

 

ステップ4
ステップ3の呪文を解決する前に連繋した《魂無き蘇生》を普通に手札から唱える。

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《魂無き蘇生》はインスタント呪文なので他の呪文を唱えてから解決するまでの間に唱えるチャンスがある。

これは連繋ではないので《魂無き蘇生》は墓地に落ちる。

 

ステップ5
ステップ3の《肉体の奪取》を解決し、敵クリーチャーを破壊する。
梅澤によって墓地から唱えた《肉体の奪取》は追放される。

 

ステップ6
対戦相手のクリーチャーが死亡したので再び梅澤でインスタントを墓地から唱えられる。
とはいえ先ほど《肉体の奪取》は追放してしまった。
だが墓地には割り込んで唱えた《魂無き蘇生》が落ちているじゃないか!
《魂無き蘇生》はインスタントなので梅澤でこれを唱えることができる!!

 

 

なんと「手札3枚の消費」から合計で「2枚の手札破壊」「5体の墓地回収」「2体破壊」という莫大なアドバンテージが発生する。

コモンカードと言う関係上、大規模効果が少ないKBPTLでこのアドバンテージの稼ぎ方が仮に出来たとして世界は大きく変わるだろう!!

 

あ ほ く さ。

 

できるわけがない。


合計で何マナかかると思っているんだ。
1ターンにすべて唱えるなら22マナもかかるんだぞ。

 

もちろんこれは説明のために出しただけの例なので、実戦でこんなことは狙わなくていい。

重たくなる要素ばかり使っているとはいえ重たすぎる。

ただ部分部分で真似できるテクニックはあるはずだ。

 

それにステップ1ステップ2の間にターンを挟んでもよく、梅澤を出すターンは別に違うターンでもいい。
梅澤の誘発条件も「死亡した時」なので除去呪文以外に戦闘で相手のクリーチャーが死んだときにも利用できる。
こちらなら除去にマナを使わない分、安くできる。

 

こんな曲芸は狙わなくていいけれど、秘儀と連繋、梅澤とインスタントでアドバンテージを稼げることだけ覚えておいてほしい。

さあ、いよいよ今日のデッキを作っていこう。


まずは土地から

しつこいようだがこのコラムは土地から組む。
今回は前置きが長いから巻いてくけどKBPTLで梅澤が使える土地は沼だけだ。
問題は沼を何枚入れるかだ。

先ほどの22マナは大げさにしても、「3マナの秘儀に2マナを連携して5マナ」や「3マナの除去で梅澤が誘発して、その3マナ除去を再び使う。6マナ」くらいの動きは狙いたい。
そうなるとKBPTLの他のデッキより要求されるマナは重たくなる。
重コントロールデッキになるわけだ。

なので土地枚数は少なく見積もっても20枚以上にしたい。
具体的に何枚入れるかだが…ん?20枚より?22マナのロマンコンボ…?

100パーセント絶対に使うことはないが願掛けのために22マナ分の沼をデッキに入れよう!

統率者である梅澤と沼を合わせて23枚。
残りの27枚…同名1枚制限なので27種類のカードを選ぶことになる。

 

普段より入れられるカードの枚数が少ない分、何を入れ何を抜くかよく吟味しなければなるまい。

 

 とはいえ、方針はすでに見えているね。

 

まず連繋呪文。

特に強力に見えるのは《崩老卑の囁き》だ。

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ただしこの呪文で気を付けるのは墓地リソースだ。

4枚というコストは重く、そう何度も使えるものではない。

あわよくば1回連繋し、あとは梅澤で撃ちなおす。

それだけでも十分に強力なはずだ。

 

これに限らず連繋呪文はすべてデッキに入れよう。

 

次に連繋先となる秘儀呪文。

秘儀呪文はどんなものでもすべてデッキに詰め込もう。

 

《死の否定》は強力な1枚だ。

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インスタントでもあるため、梅澤にも対応しているのが偉い。

 

《肉体の奪取》と《霊魂の奪取》のペアも当然このデッキに入る。

 

通常はどちらかが腐りそうに見えるがスピリットとそうでないもの…どちらかしか入れていないデッキというのはほとんど存在しないので腐る局面はあっても長期的にはどこかのタイミングで使うチャンスがあるだろう。

秘儀とインスタントで呪文を繰り返し使い相手に差をつけよう!

 

このデッキの影の立役者は《希望の盗人》だ。

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こいつは秘儀呪文やスピリットクリーチャーに反応して相手の生命力を吸収する。

秘儀インスタントを梅澤で2度使ったり、スピリット・クリーチャーを墓地から手札に戻し唱えなおしたりすることで誘発させていこう。

転生能力は自身より1マナ小さいスピリットを手札に戻す能力だ。

そこで2マナのスピリットも全てデッキに入れる。

 

そして2マナのスピリットの中には…

転生1のスピリットもいるんだ!

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《希望の盗人》が死んだときに転生1のクリーチャーにつなぎ、

盗人を《魂無き蘇生》などの墓地回収で再び出して、

転生1を唱えて命を少し吸い取り、転生1からさらに1マナ の《胆汁小僧》なんかにつなげると嬉しい。

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戦い方

梅澤で除去と墓地回収を使いまわし、連繋(秘儀)と絡めてじわじわとカード差をつけていく。

さらに《希望の盗人》とスピリット・クリーチャーの連続転生も狙い、相手のライフを詰めていく。

 

梅澤が死んだとき「統率者領域に戻さず墓地に送る」選択肢がある。

普通は統率者領域に戻すが、再使用のペナルティが重くなってきたら

一旦墓地に落とし墓地回収や蘇生呪文で呼び出しペナルティなしで使うことができる。

人生は「ひどい事」と「さらにひどい事」の選択の繰り返し。

「ひどいこと」だけを選んでいこう。

 

デッキリスト【梅澤の秘儀(連繋)転生】
______________________________

統率者:《梅澤俊郎》

 

土地 22枚

《沼》×22

 

インスタント・ソーサリー 9枚

 

《崩老卑の囁き》

《死の否定》

《肉体の奪取》

《霊魂の奪取》 

《魂なき蘇生》

《目覚めの悪夢》

《墓場の騒乱》

《困窮》

《精神の槍》

 

スピリット 7枚

 

 《希望の盗人》

《死の鐘音の神》

《灰色肌のずべら》

《血塗られた悪姥》

《残酷な詐欺師》

《胆汁小僧》

《欠け月の神》

 

その他 11枚

 

《死面の鼠》

《苦弄の心酔者》

《悪逆な大峨》

《鼠の殺し屋》

《竹沼の嫌われ者》

《骨奪い》

《鼠の浪人》

《荒れ狂う鬼の奴隷》

ヒルの祝福》

《深夜の誓約》

《ほつれた血管》

______________________________

 

 

KBPTLデッキ構築シリーズ

 

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