バーチャルVtuver豆猫さんの与太話

バーチャルVtuver(存在しないVtuberを装う遊びをする人) ※当ブログはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC. ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのファンコンテンツ・ポリシー|WIZARDS OF THE COAST GAMES 連絡用Gmail:beencatsun@gmail.com

【#FDR】Amazonで中国語版だけ扱ってる謎のカードゲーム『断片凶雨』で遊んでみた【フラグメントディグレイン】

やあ、泡沫カードゲームレビュアーの豆猫さんだよ!

 

たまに「豆猫さんはどうやって胡乱なカードゲームを見つけてくるんですか?」と聞かれることがあるんだけど、実際のところ私は胡乱なカードゲームを探すために何の努力もしていない。

いや、本当だよ?

 

私くらいになると胡乱なカードゲームとの出会いは向こうからやってくる。

私が胡乱なDiscord鯖で誕生日を過ごしているとスポンサーからのメンションが飛んできた。

 

「このカードゲーム知ってる?」

「知らない」

 

私は泡沫カードゲーム博士ではないので知らないゲームなど世の中にいくらでもあるんだよなあ。

 

誕生日に突然、ぜんぜん有名どころじゃないカードゲームについて聞かれても分からないことくらいある。

 

とはいえ、私は文明の利器スマートホンを扱える人類なので即座にネットで検索した。

 

…怪しい。

怪しすぎる。

 

このゲーム…なぜか、Amazonで中国語版だけが取り扱われている。

その名も『断片凶雨』

f:id:omamesensei:20211227143934j:plain

断片狂雨 中国語版 30パック入りボックス

 

流石にいかに私が泡沫カードゲームレビュアーとはいえ、中国語版しかないカードゲームに手を出す気は…あっ、これ日本語版あるんだ。

 

…日本語版があるのに中国語版しかAmazonで扱ってないの、余計に怪しくない?

 

はい。はい。この話はこれでお終い。

怪しいゲームには手を出さない!

さよなら断片凶雨 ノシ

…となるようなら私は泡沫カードゲームレビュアーだの胡乱カードゲームブロガーだの呼ばれていない。

 

SNSを通して運営さんと少しお話ししたり情報収集した結果、思ったより怪しくないことがわかったので購入に踏み切ることにしました。

 

…というわけで手に入れたのがこちらになります。

 

f:id:omamesensei:20211227144359j:plain

断片凶雨、日本語名『フラグメントディグレイン』の構築済みデッキ(2個入りセット)、『ブレイジングアサルト』です。

 

スポンサーの方と実際に購入してオンライン対戦をしてみたのでこのゲームの特徴的なポイントに触れながらレビューしていきましょう。

 

個性的なポイント

「ヘクスマップ(六角形ボード)」

 f:id:omamesensei:20211228142914j:plain

今まで色々なカードゲームに触れてきましたが、フィールドに六角形のボードを使用するカードゲームは初めてだったのでここが一番の特徴だと思います。

 

いわゆるヘクスマップですね。

初めてなのに「いわゆる」っていう表現を使うのも変ですが、

こう言った六角形ボードを使うゲーム自体はTRPGボードゲームでは割とある感じです。

なので、通称として「ヘクスマップ」という用語も定着しているのですが、

カードゲーム+ヘクスマップという形式はかなり珍しいと思います。

 

六角形ボードを組み合わせてヘクスマップのフィールドを作り、初期位置にリーダーカードを置いたらゲーム開始!

 

リーダーカード的なものがあるカードゲームは、最近では割とよく見かけますね。

似たようなデッキアーキタイプでもリーダー次第でデッキの方向性に変化をつけられたり、お気に入りの相棒を見つけたりと、基本的には良いデザインに繋がることが多いので割と好きです。

(ただ、大会環境を見据えると強いリーダーばかり見かけることになって飽きが早いというリスクもあるとは思います。この点に対して断片凶雨:フラグメントディグレインは黙認してるわけではないのも好印象です。)

 

プレイヤーは自分のターンにカードを2枚まで『使う』ことができます。

カードの使い方は大きく分けて2種類。

「表側で六角形ボードに置くか」

「裏向きで六角形ボードに伏せるか」です。

 

この六角形ボード、フラグメントディグレインのルールではゲートという名前がついているんですが専門用語ばかり使うとファルシのルシがコクーンでパージになるので、敢えて六角形ボードと呼ばせてもらいます。

 

六角形ボードに表側で置いたカードを使い相手リーダーのHPを0にすることを目指します。

戦闘ユニットのカードは同じく戦闘ユニットのカードで攻撃し戦わせることができるので、

自軍リーダーを攻撃してきそうなユニットを撃破しつつ、隙あらば相手リーダーへ攻撃していくというのが、断片凶雨:フラグメントディグレインの基本的な遊び方になります。

 

遊戯王MTG、デュエマなどのカードゲームと大きく違うところは六角形ボードの存在により「攻撃範囲」や「移動」の概念が存在することです。

f:id:omamesensei:20211227151042j:plain

 

テキストボックスの右にヘクスマップが書いてあります。▲マークの位置にこのカードがある時、攻撃できるマスが黒く塗りつぶされています。

このカードの場合は周囲1マスのどこかを攻撃できると言うわけです。

 

すべてのカードは自分のターンに「1マス移動」させることができるので、

じわじわと相手リーダーに迫りながら攻撃していくゲームというわけですね。

うーん、この感じだとかなりまったりしたゲーム進行になりそう。

 

…そんな風に思っていた時期が私にもありました。

 

サクサク逆転orじっくり思考

 

このゲームの一般的な遊び方は、

サルトルールイグニッションルールの2種類があります。

 

このうち「まったりしたゲーム進行」になるのは後者のイグニッションルールの方だけ。

 

サルトルールではゲームはスピーディにサクサク進むので10分ほどで1ゲームが終わります。

 

2つのルールの違いのひとつは六角形ボードの配置。

 

 

サルトルールでは六角形ボードの枚数が少なく戦場は狭くなっています。

そのため、相手リーダーとの距離感が近くなり激しい攻防が繰り広げられます。

またゲーム版が狭いため「隣接する周囲1マスのカードをすべて破壊する」と言ったカードは非常に影響力が大きくなりますし、

「裏向きで伏せられたこのカードのあるマスに相手カードが移動してきた時に発動し、大ダメージを与え破壊する」という地雷カードを踏む確率も非常に高いものになっています。

 

さて、このゲームではカードのコストの払い方は「フラグメント」か「手札」のカードをロスト(ゲームから追放し除外)することで支払います。

フラグメントと言うのはいわゆる墓地です。

 

例えばコスト2のユニットを場に出すなら、「手札を2枚追放する」か「手札1枚と墓地1枚を追放する」あるいは「墓地のカード2枚を追放する」ことで支払えます。

 

攻める側は手札を削ってカードを使っていくのでリソースが枯渇しやすく、

攻められている側は破壊されたカードをリソースとして返しの切札を出しやすくなるシステムと言えるでしょう。

 

そのためアサルトルールにおいてはゲームは2パターン。

攻撃側にまわったプレイヤーが速攻でゲームを終わらせるか、

終わらせきれずに返しの切札で捲られてゲーム中盤で終わるか。

長期戦になることは稀です。

 

30分〜1時間ほどで3〜5戦する遊び方に向いています。

 

もちろん大味なだけのゲームでなく、

じっくり遊びたい場合にはしっかりと時間をとってイグニッションルールで遊ぶこともできます。

 

こちらはアサルトルールに比べて六角形ボードの枚数が多く開けた地形での戦いになるため、速攻戦術は相対的に仕掛けづらくなっています。

 

またフィールドが広い分、両翼から攻められている状態では前述の「周囲1マスのカードをすべて破壊する」効果は影響を与えづらく、地雷カードも単純に侵攻ルートが増えている分、ひっかり辛くなっています。

 

じゃあ地雷カードの存在感が薄いのかと言うとそんなことはありません。

 

広いマップを進み相手側に侵入しようとするユニット…その眼前に相手が裏向きでカードを伏せてきたら…

 

うん、まあ地雷でしょうね。

迂回して先に進んでいきましょう。

 

…そう考えた時点で相手の罠にかかっているかもしれません。

次のターン、相手は裏向きのカードを表にします。

それは、まさかの戦闘ユニット…!

f:id:omamesensei:20211227154634j:plain

 

断片凶雨:フラグメントディグレインはいわゆる「召喚酔いのあるゲーム」なので、場に出したばかりのカードはそのターン移動や攻撃ができません。

しかし裏向きで戦闘ユニットを伏せておけば、次のターン表にした時には召喚酔いは解けているので一気に1マス移動+2マス奥への攻撃で3マス先の自陣まで切り込んできます。

 

慌てて先程迂回させた戦闘ユニットを呼び戻して、この槍兵を討ち取ろうにも、迂回した分すぐには追いつけません。

 

…と、このように使いづらい地雷カードを使わずとも存在すること自体が駆け引きの材料になりますし、

それを見越して敢えて地雷をいれるのもアリです。

(地雷カードの火力は非常に高いため高コストユニットでも踏めば耐えられないことが多いのです)

 

地雷を使うか使わないのか?

使わなくともあるフリをして揺さぶるか、あるいはそれを読んで戦うのか…

 

サルトルールとは一転して奥深い戦いがそこにはあります。

じっくりと考えを巡らし長期戦に挑みましょう。


どちらのルールも遊んでいて面白くなかなか癖になるプレイ感がありました。

Amazonにて日本語版がリリースされましたら是非遊んでみて欲しいと思います。


【#VRC】バーチャルTRPG体験会を見てきた話

f:id:omamesensei:20211221063820p:plain

 

 

やあ、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんだよ!


存在しないVtuverの真似事をしながらブログを書く「バーチャルVtuver」として活動していた私だけど、ある日突然スポンサーから送りつけられてきた不思議なヘッドセットを手に入れてからVRC(ぶいあーるチャット)の世界に足を踏み入れることに!

バーチャルが頭に1つ増えて、これから私どうなっちゃうの~~!?

↓ ↓ ↓

 

みたいなバーチャルバーチャルVtuver生活にもだんだんと馴染んできたところで、

知り合いの紹介で、VRTRPGの存在を知ったのです!

 

VRC(ぶいあーるチャット)の世界でTRPGを…?

 

そういうわけでバーチャルTRPGの布教をしているフォース(集会)に参加しはじめました。

今回はそんなバーチャルTRPGの初心者卓を見学したのでレポートしていきます。

 

f:id:omamesensei:20211221070610j:plain


今回、遊ばれていたシステムはTRPGの最も古典的な有名作品『ダンジョンズ&ドラゴンズ』!


f:id:omamesensei:20211221110727p:plain


戦士系が2人と探索役のローグ、そして魔法使いの5人パーティ。

f:id:omamesensei:20211221134218j:plain

《君たちは酒場で出会った》


酒場風の室内で軽くレクチャーを受けてプレイ開始!


今回は5人中3人がバーチャルTRPGどころかTRPGが初めてとのこと。


これには結構驚かされましたね。

バーチャルTRPGって、TRPGのオタクとVRCのオタクのベン図が重なってるごく一部の人たちの趣味としてじわじわ広がっているものなのかなぁ…と思っていたのですが、実際にはこうして「VRチャットは慣れているけど、TRPGは知らない」みたいな人がTRPGに触れるキッカケになる…というのは目から鱗


キャラクターシートを身長よりも大きく拡大してステータスを確認したり、シートをシュッと縮小して持ち運ぶところ、めちゃくちゃVRだなあって感じ。

(そもそも普通のTRPGはキャラシ持って、部屋の中を歩き回ったりしないが?)


f:id:omamesensei:20211221084043j:plain


親の顔より 見てたと言う人も多いであろうマップの橋を渡るところで、ゴブリンの集団に襲われるエルフの少女と遭遇し、戦闘へ…


f:id:omamesensei:20211221134434j:plain

《群がるゴブリン》



VRダイスを振って判定…!

f:id:omamesensei:20211221134558j:plain

コロナ禍に入って久しく、なかなかサイコロを振ることも減ってダイスbotの表示を見るだけになりましたが、

やはり手でとってサイコロを投げるという経験から得られる味わいは独特のもので、VRでもその感覚は味わえます。

(オフセよりもサイコロだいぶデカいけど)



ゴブリンの群れを倒した先、シナリオがどうなるのか…

それはこれからVRTRPGフォースの体験卓に参加される方のために伏せておきますが、

今回の初心者卓ではクリティカルや高い出目が乱舞し、初心者パーティがダイス目無双。

f:id:omamesensei:20211221135402j:plain

《クリティカル・ヒット》


なんとボスまでノーダメージで通過します!


ボス戦では自ら囮役を買って出たローグのキャラクターがボスの炎攻撃のダメージを半減する判定に成功し、HP1点でなんとか耐えます。


f:id:omamesensei:20211221135336j:plain

《ドラゴンの火》


これを回復するクレリックの出目も高く、ローグのHPが全回復。


f:id:omamesensei:20211221134947j:plain

《マジック・ミサイル》


魔法使いの放つマジック・ミサイルがボスのHPを1点まで削りファイターのトドメでボスに勝利し大団円。


見ていてとても気持ちがよかったです。

f:id:omamesensei:20211221135621p:plain

ダイスの女神に愛された5人とGM(左端)に拍手!!



さて、VR-TRPGですが…

オフセともオンセとも違うし、

LARPとも違う不思議な体験ができるTRPGの新たなフロンティアだと感じました!


自分のように見学などについてきた人たちを合わせてたくさんの方々が集まったVRTRPGフォース定例会。

開催は毎月10の倍数日です。

気になる方は主催のTwitterをチェックしてみてください!


GMするハードルさえ越えられればとても楽しそうですね。バーチャルTRPG

とはいえ、GMするの大変そ〜う!というのが初見の感想でした。


…でした、が。

主催の方が開発中のGMスターターキットがそのうち世に出ればぐんとバーチャルTRPGのハードルは軽くなるんじゃないかという楽観的な希望も見えてきました。


この記事を読んだVRCユーザーでTRGGに興味のある人。

あるいはTRPGプレイヤーでVRC初めたての人…

直近の10日、20日、30日の夜に予定を空けてみてはいかがでしょう?

f:id:omamesensei:20211221140408p:plain

VR-TRPGフォースの仲間が君を待つ!


↓うどんとふ主催ツイート↓

https://twitter.com/torgtaitai/status/1356547448685035520?s=21

 

広告

 

 

関連記事

omamesensei2.hatenadiary.jp

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

【#ポケカ】ポケモンカード『スタートデッキ100』のすゝめ

どうも、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんです。

いつもブログで変なカードゲームの話題とかを扱っているせいで、

泡沫カードゲームレビュアーだの胡乱カードゲーム界隈だの呼ばれている私ですが…

 

今回は普通に大人気カードゲームのプレイレポートです。

 

今日、紹介したい商品はこちら…ポケカスタートデッキ100』です。

 

 

こちらの商品はいわゆる「構築済みデッキ」となっていて、開けてそのまま遊べます。

ただ、かなり珍しい点として「収録されているカードがランダム」という仕様になっています。

 

100種類の構築済みデッキの中からランダムにどれかひとつが入っています。

 

こういう「スタートデッキ」系の商品の難点として「同時期に始めた友人とデッキが被ってると気分が萎える」という弊害があるのですが、ポケカはその辺をかなりボカそうと大量に500円スターターとかを作っていたりするんですが…

 

その中でも群を抜いた100種類のスターターという売り文句には驚かされます。

実際に仲間内で買って遊んでみたところ誰一人デッキが被ることなく遊べました。

 

というわけで『スターターデッキ100』を触ってみた感想について普段、泡沫カードゲームや胡乱カードゲームを触っている立場から書いていきたいと思います。

 

なお今回の感想はあくまで通し番号43番のデッキを引いたポケカ初心者のものになりますので、あなたが同じ商品を買っても全然違ったり、いわゆる「環境」と呼ばれるようなガチ勢の中でのポケカ観とは違ったもになると思われます。

 

あくまで「ポケカの骨子」の部分について泡沫・胡乱カードゲーマーの視点で見た新鮮さや驚きについてのメモとなります。

 

それでは、語っていきましょう。

 

スタートデッキ100のここが凄い

種類数が凄い

f:id:omamesensei:20211221004658p:plain

さっきも書いたけどデッキの種類数がべらぼうに多いのが良いですね。

友達と買って同じくらいのパワーレベルのデッキでわいわい遊べるキットとして切札の被りが無いって言うのはめちゃくちゃ良いと思います。

「みんなと違う自分の手に入れたデッキ」に愛着を持ちやすいのが高評価です。

泡沫カードゲームや胡乱カードゲームなんかを触っていると構築済みデッキの選択肢が狭く、どうしても複数人で始めるとデッキが被ってしまうんですよね。

これが滅多におこらないというだけで非常に好感が持てます。

適度な再現性

カードゲームにおける「再現性」って高いほどいいとか低いほどいいというものではなくて高い場合の利点と低い場合の利点があるわけですけど、このゲームの再現性はさすが天下の大人気カードゲームのスターターといったところ。

よく言われる「ポケカはドローが凄い」というのがスタートデッキにも特に渋ることなくポンポンと投入されています。

 

f:id:omamesensei:20211220215754p:plain

他のゲーム視点で狂ったドローソースやサーチカードが「基本のインフラ」としてばらまかれているのでかなりプレイ感は良かったです。

 

例えば、自分のデッキだと2進化ポケモンフライゴンをある程度安定して出せることに結構驚きました。

 

f:id:omamesensei:20211221001726p:plain

 

この再現率の高さが高すぎると「毎回同じポケモンばっか使うので手持ちのデッキで明らかに使わないポケモンがいる」みたいなことになってしまうはずなんですが、

フライゴンを出せる程度の再現率を確保しつつも、3戦ほど回すだけでデッキ内のどのポケモンも一度は触る機会があり飽きがすぐ来ない味わい深さがある…いやあ、ほんとよく作られてますね。この大人気カードゲーム。

 

ポケモンVが派手

   f:id:omamesensei:20211221003142j:plain

100種類のどのデッキにも確定で入っている名前の末尾にVがつくカード。

これらがかなり派手な性能をしていて「初心者向け」のデッキとは思えない派手さに驚きました。

いやあ、色々な胡乱カードや泡沫カードに触れてみたけど「スタートデッキ」なんて名前を冠したゲームで追加ターンカードあるのは流石にやったことなかったのでびっくりしました。

 

分散性が低くない

  f:id:omamesensei:20211221005150j:plain

デッキ自体はある程度再現性が高くなっている一方で「分散性」の要素が多いのも特徴です。

自分の使ったデッキの場合、デッキのカードの1割よりも多いカード群が効果処理にコイントスを用いるカードになっていました。

同じ流れを作りやすいことからプレイになれるのは早く、同じプレイをしてもコイントス次第で展開が大きく変わる分散性の高さが繰り返し遊んでも楽しめる工夫になっているんだと感じました。

 

…泡沫カードゲームだとあるんですよね。毎ゲームほぼ同じになってデッキ構えた時点で勝敗がほぼ決まってたりすることとか…。

 

スタートデッキ100のここが辛い

値段と入手性。

いや、値段はかなり手ごろで1,000円しないからむしろかなり安いんですけど。

ポケカ自体が色々な意味で大人気カードゲームなので品切れ続出でなかなか手に入らないんですよね。

Amazonとか見てもらっても高騰してるのが分かると思います。

↓ ↓ ↓

Amazon ポケモンカードゲーム  スタートデッキ100

 

場所によっては1,750円で送料1,200円とか書いてあったのでビビりました。

約3,000円は流石に高すぎるというか、それが公式の懐に入るお金ではないことにもにょもにょしますわね。

 

もし皆さまもお近くの玩具店で売っているのを見かけたらお友達と一緒に購入して遊んでみることをお勧めします。

ポケカ、よいゲームですわ。

 

 

広告

 

 

 

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

omamesensei2.hatenadiary.jp

omamesensei2.hatenadiary.jp

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

 

【#VRC】バーチャルお誕生日会をした話。

やあ、バーチャルバーチャルVtuverの豆猫さんだよ!

もともとVRアバターを持たずにVtuberっぽいことをする人、つまりバーチャルVtuverだった私も今年ついにスポンサーからの支援を受けてバーチャルチャットデビューした。

 

そんなバーチャルバーチャルVtuverとなった私のリアル誕生日がやってきた!

そこでスポンサー様の企画でバーチャル誕生会を開いてもらえることに…!

 

VR誕生会…?

f:id:omamesensei:20211219204324p:plain

想像したVR誕生会の様子

 

 

まあ、実際にやってみるとイメージとそう違わなかった。

だいたい「いらすとや」さん素材で作った上の画像の通りだ。

 f:id:omamesensei:20211219210429j:plain

VRバースデイケーキを持ってスポンサーと記念撮影する私

 

ただちょっと違ったのは「全然知らない人」も祝いに来てくれたこと。

いや、祝いに来てくれたっていうとなんか違うな。

 

VRC(バーチャルチャット)ではJoin(ジョイン)と言って、一度フレンドとして互いに登録した相手がVRC(バーチャルチャット)の世界にいる時に、一瞬でそのフレンドのいるバーチャルワールドへ飛んで行ける機能がある。

 

バーチャル誕生会の会場にいる何人かの知り合いの方以外にも、パーティ会場にいる誰かの元にJoinしてきた人たちが「何これ? 何してるところ? あっ、誕生日パーティなのね! おめでとうございます!」みたいに祝ってくれるのである。

f:id:omamesensei:20211219211447j:plain

来てくださった方々との記念写真(一部)

 

f:id:omamesensei:20211219204908p:plain

バーチャル交友の輪が広がる!

バーチャル、バーチャルと言っても、画面の向こうにいるのは現実世界でゴーグルを被ったりPCを操作しているリアルな人物たちなのだ。

 

会ったことのない人たちに囲まれて祝われる今年の誕生日は今までと違う未来感のある素敵な誕生日になった。

 

来てくださった方々ありがとう! またVRCの世界で会いましょう!

 f:id:omamesensei:20211219210605j:plain

 誕生日眼鏡をかけて浮かれている私

 

そしてVRゴーグルを外して一晩寝た翌日にはSNSで繋がった方からの素敵な誕生日プレゼントがAmazonギフトで送られて来ました。

送ってくださった方々ありがとうございます!

 

まだ、ほしいものリストを開いてありますのでこの記事を読んで豆猫さんの誕生日だと気づいたあなた!

日ごろの記事を面白いと思っていただけたなら、何か送ってくださると嬉しいです。

TRPGに役立てたりカードゲームを送っていただいたらブログで紹介します!

 

バースデイプレゼントはこちらから!

 

 

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

基本根本サンプルず!~すごく普通な冒険者たち~ 真・エンディング 魔域からの脱出

f:id:omamesensei:20211129204011j:plain

ソード・ワールド2.5 種族紹介 | ゲームシステム | 富士見書房公式 TRPG ONLINE

 

GM: では君たちは城の蛮族をすべて倒すことに成功した。

具現化した兵士たちと共に戦ってくれていたアルも無事に引き受けた蛮族たちを倒して合流するよ。あとは、魔域を構成している奈落の核アビス・コアを破壊すれば、この魔域は消滅し、奈落の脅威は去るよ。

 

人間の戦士ケイ:もちろん破壊するよ。この幻想の城ともおさらばだ。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:うーん。ここで拾ったジェザイル、良かったんだけどなあ…ここで消えちゃうからお別れかあ。

 

GM:それなんだけど、魔域が消滅する前に外の空間に持ち出せばそのジェザイルは持ち出せるみたいなんだよね。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:ほんとですか!? やったぁ!

これ自分で買うとなると1,200ガメルもするんですよねえ。儲けた、儲けた。

 

ちなみにキャラクター作成時の初期金額合計(戦士が鎧や盾、武器に回復薬などを一そろい整えるのに必要な額)がちょうど1,200ガメルです。当然、弾丸などがないので初期の冒険者ではジェザイルには手が届かないことが多く、これは結構なお宝です。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:魔域の核を壊してから空間が崩壊するまでに1時間くらいかかるんでしたっけ?

もし、余裕があれば蛮族のいなくなった城から他にめぼしいものがないか探索していきたいのですが…

 

GM:めざといなあ。それじゃあ1人当たり400ガメル分の宝石類を持ちだせるよ。

 

エルフの女騎士イルセリエ:これは嬉しいですね。

 

GM:それじゃあ探索を終えた君たちは行方不明になっていたアルを無事に連れて村へと帰る。村人たちはアルの言っていた魔物の存在を疑っていたことを謝り、彼の無事を喜ぶよ。

村長からはゴブリン退治のはずが奈落の魔域シャロウ・アビスの攻略となってしまったことを労って報酬を割り増しでもらえる。

 

これにてセッションは終了だ。長い間、お疲れ様。

 

サンプルキャラクターでのシンプルな冒険だったけどプレイヤーのみんな、楽しんでもらえたかな?

せっかくだから使ったサンプルキャラクターの感想なんかも聞かせてもらえると嬉しいな。

 

人間の戦士ケイ:楽しかったよ。シンプルな戦士系のキャラクターかと思ったけどレンジャー技能があるから、探索や薬草での回復なんかもできて思ったよりできることが多かったのが良かったよ。

 

エルフの女騎士イルセリエ:ありがとうございました。神官剣士という名前でしたけど、剣士として扱うには少しばかり力不足を感じるキャラクターなところが引っかかりましたわね。私の場合は女騎士ロールプレイをしてみたりして楽しみましたけど、いっそのこと剣士フェンサー技能のことは忘れて最初から純粋な神官として振舞ってもいいかもしれませんの。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:ワシも楽しかった。だが、確かに少しばかりサンプルキャラクターに不満がないでもないな。敏捷度がせめて9あれば一度の成長で10にできるのに8ではなあ…。基本戦闘で遊んだ感じ10m移動ができるかできないかは結構な違いのように感じたからの。

 

タビットの魔導士ヴォーパル:オイラは大満足で特に言うことはないかな。最強魔法【スパーク】を伸ばす方向で成長させても楽しめると思うぜ。使える魔法を覚える手間はちょっとだけあるけど、概ね初心者向けなんじゃねーかな。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ: 私も面白かったです。途中で武器までもらえて言うことなしでしたね。覚えることや残り弾丸数とか管理するデータが多いので遊ぶ前にルールブックはしっかり読む時間を取っておいた方がいいですね。ただ、かなり強いキャラクターなのでそういう意味では活躍のし甲斐があってオススメです。

GM: みんな本当にお疲れ様、機会があればまた遊ぼう!



サンプルキャラクターによるサンプルシナリオのシンプルな冒険いかがだったでしょうか?

もし機会があれば、またサンプルずの冒険の続きをお届けしますので彼らの冒険の続きが気になる方はぜひツイートや応援お願いします!

 

 

広告

 

基本根本サンプルず!~すごく普通な冒険者たち~ 第8話 魔域に立つ城

f:id:omamesensei:20211129204011j:plain

ソード・ワールド2.5 種族紹介 | ゲームシステム | 富士見書房公式 TRPG ONLINE

 

GM: では薬草などでの回復を終えた君たちは金髪の少年アルと共に城へと攻め込む。城の中に罠などはなく、さくさく進むことができる。

さて、そのまま進むと一度、城の中庭へと出ることになる。中庭からまっすぐ進むならいよいよ蛮族たちと遭遇することになるだろう。

また中庭の左手には武器庫のような部屋がある。そのまま蛮族たちと戦ってもよいし、武器庫に立ち寄ってもいい。

 

ドワーフの神官戦士オスガル: 何か役に立つ武器があるかもしれん。武器庫に立ち寄るのはどうだろうか?

 

皆が賛同し、一行は武器庫へ立ち寄る。

 

GM: では、武器庫の中央には一騎の魔導機械が静かに鎮座している。魔物知識判定をしてみよう。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ: (ころころ…)これは、ザーレィですね。

 

GM:ザーレィはかつて滅んだ魔導機文明の遺産であり、君たちよりも強い。背中に砲塔を背負っていてそこから魔法のエネルギー弾を打ち出す装備や魔法にある程度の耐性を持つ表面加工がされている。

 

人間の戦士ケイ: マズイな。引き返すか?

 

エルフの女騎士イルセリエ: でも今は動いていないんですよね? 極力ザーレィには近づかないように気をつけて武器庫の中を探索してみるのはどうでしょう?

 

GM: それでは各自 探索判定をしてみよう。…結果は、ケイが魔導機銃『ジェザイル』と弾丸。それからMPの代わりとなる宝石、魔晶石をいくつか見つける。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ: ジェザイル…ジェザイル、(ルールブックをぺらぺらとめくりジェザイルのデータを探す) わ! 凄い、1,200ガメルもする長射程の魔導機銃です! これ、借りていきましょう。

 

GM: 蛮族の中には銃を扱うものもいないではないけど、どうやらこの城の中にはいなかったんだろうね。幸運にもレベッカの装備強化となった。

それじゃあ、いよいよボス戦だ。

城の奥へと進んでいこう。

 

道中、蛮族の集団が押し寄せて来るけれど金髪の少年アルと彼の願いが具現化した兵士たちが引き受けてくれる。

冒険者たちはまっすぐに城の一番上へと進んでいく。

 

城の最上階へ辿り着くと予想通り奈落の核アビス・コアと思われる黒い剣が突き立っている。

しかし、それを守るかのように蛮族が待ち受けている。

 

GM:待ち受ける蛮族たちの姿はこれまでに見てきたものと似ているが、それぞれ これまでの敵とは格が違う強さを秘めているのが伝わってくる。

それぞれ、魔物知識判定をしてもらおう。

 

判定の結果、人型の毛深い魔物ボルグ。その上位種であるボルグハイランダーをリーダーとし、他には短剣でなくサーベルを構えたフッドや、魔法を習得したフーグルであることが分かります。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ: いかにもルールブックⅠのサンプルシナリオラスト戦闘って感じのメンツですね。

 

タビットの魔導師ヴォーパル: 今まで出てきたモンスターの色違いグラフィックの敵が出てきてるようなものだもんなぁ。

 

GM: ではボス戦闘を始めよう。こちらの先制値は11点だ。

 

人間の戦士ケイ:ここは何としても先制を取りたいところだな。

(ころころ…) 13!

 

GM: おめでとう、では冒険者たちの先手だ。

 

人間の戦士ケイ: 今回はどんな作戦で行くべきだろう? やっぱり最強魔法【スパーク】からか(笑)?

 

タビットの魔法使いヴォーパル: ようし、オイラに任せておけ!

って言ってもなんかダイス何度も振ってて面倒になってきたなぁ。

 

GM:それじゃあ「一括振り」にする?

 

通常、魔法などの範囲攻撃によるダメージは敵の魔物の数だけサイコロを振ってそれぞれに個別のダメージを与えますが、GMの許可が出れば一回だけ振って、全体にそのダメージを適用することも選べます。

 

タビットの魔導師ヴォーパル:それじゃあ。一括振りで。

よっ…(ころころ…ころころ…)

おぉっ…! ダメージクリティカル!

全体に11点ダメージな。

 

GM: なんで一括振り許可した時に限ってこんなことになるかなあ。

じゃあサーベルフッドは全員残りHP2点になったよ。

 

エルフの女騎士イルセリエ: あら? サーベルフッドの魔物知識判定でわたくしが弱点を見抜いてますよね?

これまでと同じなら魔法ダメージが弱点なのではなくて…

 

GM: あっ、ありがとう。忘れてたよ。

えっと弱点効果は魔法ダメージが+2…2!?

 

哀れサーベルフッドの群れは【スパーク】で全滅しました。

 

人間の戦士ケイ: やっぱりスパークは最強魔法なんだな…。

 

GM: 残るは上位種のボルグと魔法使い系のフーグルですね。

 

エルフの女騎士イルセリエ:では私は神聖魔法【フィールド・プロテクション】で味方全員にダメージ軽減効果を付与します。

「皆さんの傷は私が癒します。思いっきり攻めてください!」

 

人間の戦士ケイ:よし、それじゃあ斬りこむぞ! 10m前進しながらボルグに全力攻撃!

 

GM:いい剣筋だね。ボルグに結構ダメージが通るが、こいつはボスとして『剣のかけら』というアイテムでHPが強化されているからまだまだ倒れないよ。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:ようし、ワシも続くぞ。まずは10m前進…するのに、ドワーフの移動力では足りんから全力移動するぞ。でもって、ケイをかばう宣言をして終わりじゃ。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:では先ほど手に入れた魔動機銃ジェザイルの試し撃ちといきましょう。…と、その前に。ボスの回避力が意外と高いのでこのままだと命中しなさそうなので、命中力を上昇させる【ターゲット・サイト】の魔動機術を使います。命中判定13、どうでしょう?

 

GM:(ころころ…)ん。当たり。

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:ではダメージ決定…10点、防護点無視です。

 

GMガンは防護点無視なのが強いよなあ…。結構削れて来てるけどまだ立ってるので手番をもらって反撃するよ。ボルグはケイに両手持ちの大剣で斬りかかる。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:それはワシがかばうぞ。

 

GM:じゃあダメージを受けてもらうよ。10点どうぞ。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:防護点とイルセリエの魔法で軽減して、3点だけもらおう。

 

GM:かったいなあ…。

じゃあ、防護点無視の魔法攻撃ならどうかな? 後衛のフーグルマンサーは真語魔法3レベルまで扱えるぞ。

 

タビットの魔導士ヴォーパル:は? オイラより真語術師ソーサラーレベル高いのかよ。

 

GM:ヴォーパルにはまだ使えない第3階梯の魔法つかっちゃおうかな。【リープ・スラッシュ】。魔法の刃で空間ごとズバッと切り裂く攻撃魔法だよ。攻撃対象はオスガルね。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:「耐えて見せる…!」精神抵抗判定…(ころころ)成功じゃ!ダメージを半分に軽減するぞ。

 

GM:うーん。固いなあ。じゃあ蛮族側の手番は終了。冒険者たちの2ラウンド目だね。

 

GM:2ラウンド目、流石のボルグハイランダーもヴォーパルの攻撃魔法と前衛組の猛攻には耐えきれず…

 

人間の戦士ケイ:両手持ち全力攻撃!

 

GM:おっ。その攻撃で ちょうどピッタリHPが0になったよ。

 

これでボスは倒しましたが、まだ一応魔法使いフーグルが生き残っています。

 

GM:これで蛮族の手番かな?

 

ルーンフォークの銃手レベッカ:いいえ。この新しい魔動機銃ジェザイルの射程は驚きの50m!

味方後衛エリアからでも敵後衛エリアを撃ち抜けるんです! バーン!

 

GM:マジで!? じゃあ、その射撃を受けて…フーグルの残りHPが半分きったな。

 

一度目のセッションを通してそれぞれが自分たちの役割を把握した冒険者たちは強いですね。

苦もなくボス戦を乗り越えてしまいました。

 

次回はいよいよ基本ルールブックⅠシナリオのエンディングとなります。

 

↓続く…↓

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

広告

 

基本根本サンプルず!~すごく普通な冒険者たち~ 第7話 奈落の魔域へ

f:id:omamesensei:20211129204011j:plain

ソード・ワールド2.5 種族紹介 | ゲームシステム | 富士見書房公式 TRPG ONLINE

 

GM: 狩人から渡された地図に従って森を進むと夕暮れごろには城跡へ到着します。

森の中の城跡はかろうじて石畳が見えるのみで、壁も柱も壊れ、瓦礫となって朽ち果てています。

そんな城跡の中心に浮く黒い球体、つまり奈落の魔域シャロウ・アビスの入り口が開いているのが見えます。

 

ドワーフ神官プリーストオスガル: 「これが異界への入り口か。実物を見るのは初めてだ」

 

GM奈落の魔域シャロウ・アビス内部の最奥にはコアと呼ばれる黒い剣状のオブジェクトがあります。一度中に入ると、コアを壊し魔域を崩壊させなければ脱出できません。中に進む準備はできていますか?

 

エルフの女騎士イルセリエ:準備と覚悟はできています!

「きっとアルくんも蛮族もこの中にいるはずです。どの道、異界への入り口は放置するわけにはいきません。踏み込みましょう!」

 

GM: わかりました。では君たちが奈落の魔域シャロウ・アビスへと踏み込むと、平衡感覚が揺さぶられ辺りの景色も変化していきます。

揺れが治った時、あなたたちは草原に立っています。

そして視線の先には崩れていたはずの城がかつての姿を取り戻しています。

そして、城からは蛮族の小集団が飛び出してきます。

 

人間の戦士ケイ: 「みんな、迎え撃つぞ!」

 

GM: では、奈落の魔域シャロウ・アビスに入っていきなりですが戦闘となります。

敵の構成はボルグ1体とフッドが3匹。それからフーグルが2匹ですね。

あっ…フーグルは初遭遇の魔物だっけ。魔物知識判定を振ってみてください。

 

学者セージ技能持ちのイルセリエ、レベッカ、ヴォーパルが判定に挑み正体を見抜きます。

フーグルは小さなドラゴンのような形状の魔物です。といっても火を吹いたりはしませんし、戦闘力はドラゴンに遠く及びません。ただし、滑空して空を舞うため、近接武器に対する回避などでは実際のレベルより一回り強い立ち回りを見せる蛮族。油断してかかると危ない相手です。

 

近接攻撃に強いフーグルは魔法と銃で狙うことにして、残りの蛮族を戦士組が迎え撃ち…難なく戦闘に勝利します。

 

GM: では戦闘を終えた君たちの右手の方から金属のぶつかる音や雄叫びが聞こえて来る。そちらを向くと武装した金髪の少年と何人かの兵士が蛮族と戦闘をしているのが見える。

どうやら今戦った蛮族は君たちに向かってきたわけでなく、右手の戦場への援軍だったらしい。

 

ドワーフの神官戦士オスガル:む? 金髪の少年と言えば行方不明になっているアルは金髪だったはず。しかし、武装しているというのがよくわからんな。

 

エルフの女騎士イルセリエ: 状況はよくわかりませんが少年と蛮族のどちらの味方をすべきかは明らかです。少年に加勢しましょう!

 

GM:君たちならそうしてくれると思っていたよ。薬草による回復をしようとすると10分の時間がかかる。このまま加勢するなら回復を挟まずにHPとMPは減ったまま次の戦闘に入るけどいいかな?

 

ルーンフォークの銃手レベッカ: GM。弾丸のリロードをする程度の猶予はもらえますか?

 

GM: それくらいなら許可していいかな。魔導機銃トラドールの弾丸は装填し直したものとして戦闘を開始していいよ。

 

フーグル4匹とアローフッド3匹。

合わせて7匹の蛮族との戦闘が始まります。

 

アローフッドというのはこれまで戦ってきたフッドと同じ種類の魔物ですが手に持つ武器が短剣でなく弓矢になっている亜種です。後衛エリアから遠距離攻撃を仕掛けて来る点こそ厄介ですが所詮1レベルの蛮族、冒険者たちの脅威というほどではありません。

 

乱戦エリアのフーグルが全滅し、ヴォーパルの範囲攻撃魔法スパークの射線が通るようになると呆気なく瓦解しました。

 

タビットの魔法使いヴォーパル:「やっぱりオイラのスパークは最強魔法だぜ」

 

 

う〜ん。否定できない。

 

GM: では君たちが加勢したことで金髪の少年と兵士たちは蛮族の群れに勝利することができました。

 

金髪の少年アル:「助けてくれてありがとうございます。おかげで命拾いしました」

 

GM: 戦いがひと段落したのでアルが状況を説明してくれます。事情を聞きながら薬草類での回復を行なって構いません。

 

事情をまとめるとこんな感じ…

 

奈落の魔域シャロウ・アビスは中に入った人間や蛮族の願いに反応して姿を変えます。蛮族たちは村を攻めるための拠点として、城を願いました。

これを止めるためにアルは助けとなる兵士の存在を願いました。

それに応えて魔域が生み出したのが先程戦っていた兵士やアルの着ている武装です。

 

金髪の少年アル: 「この魔域を構築している奈落の核アビス・コアはきっと城の中にあります。とは言え僕だけでは城の中の蛮族たちを倒し切ることはできません。冒険者の皆さん、どうか力を貸してください!」

 

人間の戦士ケイ:「もちろんだ! 体勢を整えたら一緒に城へ攻め込もう!」

次回、いよいよボス戦を迎えルールブックⅠの冒険が終わろうとしています。

とはいえ、この先にはこれまで戦ってきた数々の魔物の上位種が待ち構えています。

果たして無事に倒せるでしょうか?

 

↓続く…↓

omamesensei2.hatenadiary.jp

 

広告