どうも、青猫あずきです。
MTGのマイナー(でも面白い!)遊び方を探究する『今日のフォーマット』記事シリーズ。
第8回のフォーマットは遊戯王カードで遊ばれている「しりとりドラフト」のマジック版を紹介するよ!
ざっくりとしたルール説明
- MTGのカード名でしりとりを行う。
- 手番が12周するまでしりとりを続ける。
(『ん』で終わるカードを言ってもそこでしりとりが終わるわけではない)
- 各プレイヤーは自分がしりとりで宣言したカードを使ってデッキを構築する。
- デッキが揃い次第、ルールを守って楽しくデュエル!
詳細なルール
12週するまでしりとりでドラフトラウンドを行い、宣言したカードをピックする。
ピックされるカード枚数は、そのカードの使用可能フォーマットによって決定する。
スタンダード及びレガシーで使用できるカード:任意の枚数。
スタンダードで使用できず、レガシーでは使用できるカード:3枚
レガシー使用不可である定型のマジックのカード:1枚
ピックしたカードと基本土地でデッキを作成する。
基本氷雪土地や《荒地》は基本土地に含まれる。
デッキの枚数は40枚〜60枚とし、同名カードの使用枚数に制限はない。
(注・枚数に制限はないがあくまでピックしたカードのみを入れられる。1枚だけピックしたカードを2枚入れることはできない)
ただし、ピックしたすべての種類のカードについてメインデッキに各1枚以上入れなくてはならない。
ピックしたがデッキに入れていないカードはあなたのサイドボードに入る。
しりとりのルールについて
- 小さい音、伸ばす音で終わる場合、直前の文字を見る
- 濁音、半濁点は無視してもよい。
- 1枚のカードが複数のカード名を持つ場合、そのうちのいずれかを宣言すればよい。
- 同じカード名に複数種類のカードが含まれる場合、そのすべてをピックする。
- いずれかのプレイヤーが既に宣言したカード名は宣言できない。
- 制限時間あり。推奨時間1分としプレイグループの練度に合わせて開始前に調整すること。
(経験の浅いプレイヤーの時間を延長し、熟練プレイヤーの時間を短縮なども可能)
- 存在しないカード名を宣言したり、制限時間内に何も宣言できなかったり、その他ルールに違反した場合、ペナルティとしてその手番でピックされるカードは直前のターンプレイヤーが自由に選ぶ。この時、頭文字が一致している必要はない。次の手番はこうしてピックされたカード名の終わりの文字から始める。
選択ルール:俗称チャレンジ
カード名を宣言する際に俗称での宣言をしても良い。(例:き→金玉)
この場合、他の全てのプレイヤーの了承を得られた場合のみ、そのカードをピックすることができる。
いずれかのプレイヤーの了承を得られなかった場合、そのカードをピックすることはできないが、お手付きにはならず時間内であれば引き続き他のカード名を宣言可能。
選択ルール:お手付き時のプロキシの使用
もしお手付きのペナルティとして直前のプレイヤーが《Black Lotus》などを押し付けてきた場合でも、必ずそのカードをデッキに入れなければならないが、プロキシを使うことを認めること。マネーデストラクションはペナルティとしては重すぎるのだ。
このルールを自分で《Black Lotus》を宣言した場合にも適用するかはプレイグループごとの自由とするが、原則的にはしないことを推奨する。頑張ってブかフかプのカードを思い起こすか、お手付きのペナルティを受けよう。
選択ルール:虚空から《未知の岸》
ゲーム中に土地のプレイ権利を行使する際に手札から基本土地1枚を「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去」領域に置くことで、虚空から《未知の岸》をプレイして良いとする。
プレイの例(しりとりドラフト・ラウンド編)
以下に実際のプレイの様子から一部を多少の脚色を交えて書き記しておく。
スリヴァーの姉(仮名)「スかあ、《スリヴァーの巣》で」
BBジェネラル(仮名)「このフォーマットでスリヴァーやろうとしてます!?」
スリヴァーの姉(仮名)「なんか、行ける気がする」
LO探偵ミル(仮名)「ム…む!? ダメだ、出てこない。《無限への突入》」
BBジェネラル(仮名)「どう使うんですかwww」
LO探偵ミル(仮名)「わかんないよ、全然ムが出て来なかったんだもん!!」
~~~
スリヴァーの姉(仮名)「またス!? 《スリヴァーの女王》…」
LO探偵ミル(仮名)「スリヴァーほんとうにやるの!?」
~~~
カナスレもぐら(仮名)「う? 《渦まく知識》。カナスレ最強カード取ったな。ガハハ」
~~~
BBジェネラル(仮名)「ネビニラルの円ば…いや、英語名のネビニラル・ディスクで」
~~~
スリヴァーの姉(仮名)「ク? クで始まるスリヴァーが出て来ない~。あっ時間くる。く、く、《供犠の仮面》…あっ」
BBジェネラル(仮名)「おやおやあ! これは罰ゲームタ~イム! 姉さんにはとりあえずペナルティとして《甲鱗のワーム》をプレゼントですっ!」
はむすたーのカルス(仮名)「ム!? スリヴァーのウが来ると構えてたから何も出て来ない…え~~《ムラガンダの印刻》」
LO探偵ミル(仮名)「これ刻印じゃなくて印刻だったの!?!?」
はむすたーのカルス(仮名)「でもこれより、《甲鱗のワーム》のが強い可能性ある」
~~~
LO探偵ミル(仮名)「し…? シルヴァン・ライブラリ」
はむすたーのカルス(仮名)「強い。よく、英語名出てきましたね」
LO探偵ミル(仮名)「買ってて良かった、コマンダーコレクショングリーン」
BBジェネラル(仮名)「リ…リ、リ、《リスティックの研究》」
BBジェネラル(仮名)「EDHなら強かった……EDHなら…」
LO探偵ミル(仮名)「そろそろ分かってきましたが、検索禁止でやると普段使ってるカードから考えるしかないからフォーマットとかの癖が出ますね」
~~~
LO探偵ミル(仮名)「ウ⁉ ウルザズサーガとか、工匠ウルザとか抑えられてるしウルザランドは集まる気しないし…ここは《ウーラの寺院の探索》」
はむすたーのカルス(仮名)「これ、使えるんですか?」
LO探偵ミル(仮名)「(テキストを調べた)うわ、弱い。リバイアサン・トークンだすんだと勘違いしてた」
スリヴァーの姉(仮名)「い、い、い…《陰影スリヴァー》?」
はむすたーのカルス(仮名)「よくそんなにスリヴァー出てきますね」
LO探偵ミル(仮名)「もう姉の下流でウルザランド集めていいんじゃない?」
はむすたーのカルス(仮名)「う、ウルザ・アカデミー・ヘッドマスター」
BBジェネラル(仮名)「銀枠プレインズウォーカーきたね」
カナスレもぐら(仮名)「タ? タッサの誓い!」
はむすたーのカルス(仮名)「じゃあ、ペナルティで《蒼ざめた月》を」
LO探偵ミル(仮名)「き…? ねえ、確認なんだけどこのフォーマットのデッキ枚数って何枚だっけ?」
スリヴァーの姉(仮名)「40から60」
LO探偵ミル(仮名)「《記憶の熟達者、ジェイス》!」
BBジェネラル(仮名)「この人、またLOしようとしてるぞ」
~~~
LO探偵ミル(仮名)「ふ? 《不可思の一瞥》」
スリヴァーの姉(仮名)「やめろやめろやめろ」
カナスレもぐら(仮名)「お前」
はむすたーのカルス(仮名)「うわあああああ!!!!!」
BBジェネラル(仮名)「LO探偵の本領発揮きたね」
~~~
はむすたーのカルス(仮名)「き? あ、抜け道みつけた。ギデオン・ブラックブレイド」
カナスレもぐら(仮名)「ト? あっ。トロピカル・アイランド」
~~~
カナスレもぐら(仮名)「《意思の力》!!!」
はむすたーのカルス(仮名)「!?」
スリヴァーの姉(仮名)「草」
LO探偵ミル(仮名)「これを待っていた! ラボラトリーマニアック!!!」
カナスレもぐら(仮名)「やられた!!」
BBジェネラル(仮名)「突然、デッキ破壊の対象が自分の方へ向いた」
はむすたーのカルス(仮名)「ミルだけやってるゲームが違う」
スリヴァーの姉(仮名)「LOカードへの知識量の力だ」
みんなも、しりとりドラフトを遊んでデッキを組んでプレイグループで対戦してみよう!
出てくるカード名にその人の癖が出てきて面白いぞ!
足りないカードは晴れる屋で買おう!(迫真の宣伝)
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